SHIRO ハーブケアウォーター

ーーーキメが整うハーブウォーター「SHIROハーブケアウォーター」ーーー

今さらになってしまいましたが( ̄▽ ̄;)
皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
今年最初の記事は、アタノールのルイ14世を彷彿とさせる点で気になっていたので使ってみた「SHIRO」の「ハーブケアウォーター」です。

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SHIRO

何年か前に心斎橋大丸で目にしたSHIRO。
いつの間にか通る場所通る場所に出没して、頻繁に見かけるようになりましたが、常々、若い女性で賑わっています。
どうも、フレグランス狙いの方が多い様子。

若い人に紛れて商品棚をチラ見した時に「ルイ14世みたいだな」と印象に残ったハーブケアウォーター。
私が見るのは香りや触感ではなくて成分表だけ。
並ぶ時間がなかったので、後日、空いている時間帯にハーブケアウォーターのみを目指して、ほぼ1分くらいでゲットしてきました。

テスターを触ることすらしなかったからか、
「ご使用になったことはありますか?」と尋ねられたので、
「ありません。」と答えると、
「全身に使えますが、刺激になる場合があるので、必ずパッチテストを...」と聞いた瞬間に
「エタノール多いからね。」と、イランことを言ってしまい、咄嗟の言葉を失われたようで、会話は終わりました。
すみません( ̄▽ ̄;)

面白くて止められない

スプレーボトルですが、説明書によると、顔に使う時は手の平に取ってから押さえるように使うこと、とあります。

お風呂で洗顔して、肌が温まってから説明書通りにしてみたら、ちょっとだけ刺激があるも、すぐに刺激はなくなり、いやー、吸い込む感が凄い
いや、エタノールによる揮発か?
いや、吸い込みか?分子の小さな植物水がグイグイ入る感じ。
どちらでもいいくらい、面白くて止められない。

しかも、急激な寒さやらなんやらで若干のくすみを感じていたところ、顔色が瞬時にどんどん晴れやかになっていくから、ますます止められない。

とうとう手の平に取るのが面倒になって、顔に吹き付け出しました。
いよいよ劣化している首にも吹きつけました。
そして、顔に吹き付けては手の平で押さえる、を繰り返してしまいました。
(睫毛への付着に注意。目を開けたら染みます~。)
次第に吸い込み感がなくなり、飽和したな、と思ったりしました。
ようやくここで満腹、じゃなくて満肌?
「満足」と書けばいいやん、な状態に。

そんな日々を数日、繰り返していたら、すぐに無くなったやん。
嵌まっちゃって、また買いに行ったやん。
高いやん。←使い方が異常な量。

「自由水(分子が動き回ることができる水)」を与えすぎたら逆に乾燥するのは分かっちゃいるけど、体感的には肌の表層がどんどんシットリ、内までシットリするから止められないのです

だって

ヌルヌルのいわゆる保湿化粧水より、サラサラの濃密ウォーターの方が結果的に芯まで潤う

やっぱり私は思います。
いわゆる一般的な化粧水は、粘性の材料でヌル付きを持つから瞬時に保湿された感が強いけど、実は内容は「ほぼ水」。
対して、このように内容物濃度がしっかりしているであろうハーブの水や発酵水などは、触感的にはサラサラだから瞬時には保湿された感覚はないけれど、「全体的に養分」。

乾燥すると、どうしてもヌルっとした水分で肌を保護したくなりますが、結果的には全くの表面だけの保湿に過ぎず、芯までは潤わないのです。

よって、私は表層ヌルヌル化粧水より、最終的には芯まで潤うウォーターが好きになったのです。

もちろん、気分によってはヌルヌル化粧水を使う時もあります。
「~でなければならない」という括りを作る必要はなく、使いたいことに素直であるのが一番。

テクスチャー、ビジュアル、香り

テクスチャーは、当たり前だけど水に近いです。
サラサラ水より、気持ちマッタリ重みがある感じ。

ボトルは磨りガラスに見えたけど、プラスティック。
この手は遮光して欲しい気もするけど、自分でチンキやエキス浸出油(インフューズドオイル)を仕込む時も、大抵、透明ガラス(冷暗所に設置ではあります)だから別にいいのかも。
シュッとハンサムなビジュアルです。

香りは厳密にいうと、複雑なハーブの香りがします。
草っぽいというのか、ウッディ系も混じる淡い薬草的で、次第にほんのり甘い。
けど、初めて使った時は、想定した通りまずはエタノール臭が先立ちます

ザ・エタノールというより、度数低めのウォッカみたいな感じ
使い慣れて来ると不思議と、草原の甘みを先に感じ取れて来ます。

大高酵素のヘーラールーノもエタノールの記載が最初ですが、ヘーラールーノは発酵に使用したエタノール、そして熟成されているので、エタノール自体は感じにくく、むしろ円やかです。
このハーブケアウォーターのエタノールは、多分に植物エキス抽出の際の溶剤だと思われます。
もちろん植物エキスを抽出するには時間がかかるし、ただ各エキスを混ぜてホイと出来上がったわけではないだろうから、手をかけた植物エキスのせいで多少は円やかに緩和されています。

そして、エタノール=乾く、な感覚はなく、後肌がしっとりするので、危惧感はありません。
それでも、人によってはけっこうキツめかもなので、本格的に乾いている時や、このウォーターに慣れがない時は、最初は厳しいかも知れません。

けど、ドスの利いたアタノールのルイ14世に比べると可愛らしく清楚な厳しさです。

感じた効果

多分にニキビや吹き出物に効果が高いようですが、ニキビや吹き出物だけに効くわけではなく、私は引き締め効果とキメが整う効果を感じました
それに付随して、くすみ撤去力も感じます。

たまたま真冬だからピンと来ないけど、日焼けしてしまった肌の鎮静化にも効きそうです。

ひっくるめて簡単にいうと「整う効果」 

持っていたいウォーター

私はメイン化粧水は相変わらずヘーラールーノを使っていますが、ヘーラールーノに飽きたら、というか、ヘーラールーノの酵素の香りの「味変」、じゃなくて「香変」かな?にいいと思います。
決して美しいハーブ香といった感覚ではありませんが、変化としては受け入れやすい大地の恵み。

いわば、柔らかく爽やか系の味変。
重たい系のお料理の途中で、セロリやキューリの甘酢のピクルスをかじって、また重たい系のお料理が進むといったような感覚。
(ヘーラールーノが重たいわけではなく、イメージ的なものです。)

すごく馴染ませたかったらオイルをサンドイッチしよう

SHIROでは、このハーブケアウォーターを初めて使う場合は刺激回避のために「クリームの後」と勧めるようです。
そもそも、余計なものの配合などはないハーブのローション。
いつどのような順番でも、どのように使ってもよいのです。

SHIROでは、このハーブケアウォーターの前に「タマヌ オイルインセラム」を使うと、より効果がアップするように書いています。
タマヌ オイルインセラムは、オイルとセラムの2層タイプ。
ローズ・ド・マラケシュの「セラム・ド・ローズ」の材料違いの濃厚版といった感じかと。

要するに、オイルを含んだセラムで肌を柔らかくして、ラメラ構造に馴染ませて、ウォーターの浸透を高めましょう、ということだと思います

私は自作のブレンドオイルを使っていますが、ブレンドオイルは水分を含む「オイルインセラム」ではないので、
「洗顔後にハーブケアウォーター、そしてブレンドオイル、そしてまたハーブケアウォーター」
という使い方をしています。
精油をブレンドしていない植物オイルやスクワランオイルでもかまわないので、オイルをサンドイッチすると、角質への馴染みや浸透がよくなります

※ちなみにタマヌ(カロフィラム)の原産地は東南アジア、ポリネシア。
暖かい地方に生るオトギリソウ科のナッツの木で、タマヌオイルはその仁、または堅実から採取されます。
一般的日本名は「テリハボク種子油」。
組成はオレイン酸、リノール酸主体。
養分はレシチン、ビタミンA, D, Eなど。
粘度ある濃密なオイルだそうで、皮膚トラブルの改善に役立ち、抗酸化力も高い点で、石鹸の材料としてソソられています。※

比べると

決して同じ土俵に上げる必要はないのだけど、狭義な私の知る中では、つい「アタノール ルイ14世」と比較してしまいます。

植物エキスそのものは、SHIROハーブケアウォーターは14種類。
アタノール ルイ14世は36種類。

SHIROハーブウォーターの溶剤はエタノールとBG。
アタノール ルイ14世はエタノールだけ。

ルイ14世にはグリセリンの配合がありますが、グリセリンの体感はかなり淡いです。
「スプレー繰り返し検査」をしたかしていないかは知りませんが、無くなるまでに詰まることがあるほどの粘りは全くありません。

植物エキスの種類が多けりゃよいわけでもなく、各植物エキスの濃度が分からないのと、各植物エキスの効能は様々で、植物エキスのシナジー効果もそれぞれにあるはずなので、一概にどちらがよいとかよくないとかの一線上にはありません。

ただ、単純な体感でいうと、
SHIROハーブケアウォーターは優しい。
言い換えると、生ぬるい系、一般的に受け入れやすい軽いチリワインみたいな。
アタノール ルイ14世はガツンと強い。
言い換えると、一発逆転激情系、一般的にはウッとなることもままある年代物のフランスワインみたい

※脱線
ルイ14世の凄みと効果には長い長い歴史ものゆえ。
ルイ14世はアルプスに自生する多種類のハーブを熟成、蒸留して得られるスイス伝統の多目的化粧水。
ルイ14世の時代、侍医が兵士たちの怪我を速やかに直す薬として作った「オード・アルクビュザード」というハーブローションが原型です。
1800年初頭にはスイスの修道院で製造され、周辺の住民にも販売されましたが、1940年頃この修道院は封鎖されたので、「オード・アルクビュザード」も消滅。
そして1982年、アタノール レンチュ社のジャン=ピエール・ドゥロ氏がこのレシピと共に1750年頃からこのローションの製造に使われた釜を手に入れたので、「ルイ14世」として再現されました※

どちらが良い悪いではなく、この歴史的レシピによるローションと、最近生まれたローションを比べるのは、やはり愚でした。
歴史にも歴史ならではのよさがあり、近代にも近代だならのよさがある。

それぞれの長所短所をそれぞれの状態に応じて、それぞれ使いたい時に使いたい、という締めくくりとなりました。

どちらも使ったことがなく、興味を持たれた方は、まずは「SHIRO ハーブケアウォーター」からのご使用をお勧めしたいです。
きちんと、純度も効果も確かです。

刺激なんてへのカッパ、私は一発逆転くすみ抜け即効力を求めるわ、って方は、いきなりルイ14世を。

SHIROハーブケアウォーター成分表

エタノール、水、ヤマヨモギ葉水、BG、カミツレ花エキス、ビルベリー葉エキス、メリアアザジラクタ葉エキス、セージ葉エキス、ローズマリー葉エキス、オウゴン根エキス、ローマカミツレ花エキス、トウキンセンカ花エキス、ヤグルマギク花エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、フユボダイジュ花エキス、アルテア根エキス、タチジャコウソウ花/葉エキス、アーチチョーク葉エキス

アタノール ルイ14世成分表

ついでなので、アタノール ルイ14世の成分表も載せておきます。

エタノール、水、グリセリン、ヤグルマギクエキス、セイヨウオトギリソウエキス、ヒナギクエキス、サボリーエキス、ローズマリーエキス、サンシキスミレエキス、メリロートエキス、シナノキエキス、ゼニアオイエキス、アイブライトエキス、トルメンチラエキス、メリッサエキス、オレンジエキス、シモツケソウエキス、アルテアエキス、ブラックスブルースエキス、ハマメリスエキス、ハゴロモグサエキス、ウイキョウエキス、シャクナゲエキス、アルニカエキス、マツエキス、マヨラナエキス、カミツレエキス、ラベンダーエキス、セイヨウノコギリソウエキス、アンゼリカエキス、タイムエキス、セイヨウハッカエキス、アルテミシアブルガリスエキス、クマツヅラエキス、アニス果実エキス、トウキンセンカエキス、セージエキス、バジルエキス、アルテミシアアブシンサスエキス

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