マイクロニードルパッチ/クオシア・リンクルスポットマスク

ーーー萎みに抵抗してみた・1ーーー

60才を越えてから、ちょっと無理を重ねた時や目を酷使した時に目の下の萎みが気になります。
「ちょっと無理を重ねた」の「ちょっと」に注目してください。
「ちょっと」ですら、なのです。
これに悪あがき抵抗をしてみたその1はマイクロニードルパッチです。

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潤っていても着古したコットン

私が言う「萎み」というのは、「シワ!」とか「タルミ!」とも言えるのだけど、それは刻まれた分かりやすいシワではなくて、全体にタルタルしているタルミでもなくて、要するに特に目の下にハリがないというか、弾力がない感じのものです。

これは肌が充分に潤っていても関係なく、半世紀プラス11年も酷使した肌のクタビレみたいな。
使い古してハリがなくなったコットンみたいなものね。
洗濯糊(今はあまり聞かないが)してアイロンかけて一瞬はパリッと蘇っても、それは付け焼き刃みたいなものだから、新しいコットンに比べると使い古しはクタるまでの時間が速いでしょ。
代わりに風合いが出て肌触りはよくなるから普段着にはいいかもだけど、シャキッとした締まりがないよね。

ああ、めんどくさい。
見えないことにしようと思うけど、実際は見えてるからね。
いつだかに年配の女優さんが「年を取ると老眼になってシワもシミも見えないのよ、助かるわ~。」なんて笑っていて、私も見えなかったら幸せだな、と思っていたけど、私は幸か不幸か未だ視力1.5の老眼鏡要らずだもんだから、しっかり見えていてかわいそうでしょ。

若い時は見えないふりして放置していても、例えばぐっすり眠ったら回復していたけど、今じゃそう簡単によくなることはまずないね。
見えないフリをしていたら、次第に萎みは貼り付いてくださる一方。

マイクロニードルパッチに手が伸びた

萎みには、ハリ復活だけじゃダメ。
薄っぺらく張った肌に理想はないから。
ハリとフックラの両方が欲しい。
だから、例えばレチノールや特殊なアミノ酸誘導体でハリを復活させながら、違う方位からフクフクした角質層を手にしたい。
だからヒアルロン酸。
だったらマイクロニードルパッチ。

マイクロニードルパッチについて、タイトル「スキンケア=自ら抱えた湿潤を保護すること」の「化粧品の浸透」に書きましたが、効くのは知ってます。

ただ、これは使わずに居れなくなる恐れを感じるのと、止めた時の落ち込みを想像したらなかなか手を出す気になれないし、使っていても尚、効かなくなったらどうするさ?に加え、異物をダイレクトに入れることに懸念があって、未だにきちんとは使ってみませんでした。

けど、こうも萎んだ感じで生きているのはイヤだ、
しばらく後に死んでもおかしくない未来があるのかないのかも不明な年齢で未来の何を気にするのだ、
異物が入る懸念なぞ、未来が長い人間が持つこと。

40代の時にある程度綺麗を保った60代になりたいというビジョンを持って下ごしらえケアをするのは理解できるが、60代の今、80代のビジョンなんてあるかな?生きているなら健康でありたい以外にビジュアルについては想像もつかねぇわ、
想像したとしても、80代で萎みがない方がSFみたいで怖いわ、
それにそのうちケアものはこれくらい手軽でありながらもっと進化していくだろうから、「後の落ち込み」など気にせずに使えばいいじゃん、とかなんとか思い。

クオシア・リンクルスポットマスクを選んでみた

以前、一度だけ試してかなり効果を感じたマイクロニードルパッチのメーカーをすっかり忘れてしまったので、マイクロニードルが最多2600本以上、長さ250マイクロメートル、強度の高いピラミッド形状という点に惹かれて「クオシア・リンクルスポットマスク」を使い始めてみました。
一応、1週間に1セット使うというサイクルの毎月4セットずつ送ってもらう契約を選びました。

クオシアのニードルは(低分子)加水分解ヒアルロン酸を使用していて、なんとなく期待できる「ヒト幹細胞の中から取り出した有効成分エクソソーム」を配合しています。
他、馬プラセンタ、アデノシン、加水分解ヒアルロン酸、加水分解コラーゲン、ポリペプチド&3種のペプチド、ハナスゲ根エキスという、萎み肌には美味しそうな羅列。

私はヒアルロン酸ニードルであればよくて、付録の有効成分より、角質層まで入り込むから、マイクロニードルパッチとしては当たり前かも知れないけど、「無香料、無着色、鉱物油フリー、パラペンフリー、アルコールフリー」に目がいきました。

けど、水添ポリイソブテンて。
1,2-ヘキサンジオール、BGて。
乳化目的のラウリン酸ポリグリセリル-10かぁ。
けど、材料抽出や構成、安定には不可欠だから、また「見えていないこと」にしました。

使い心地

ニードルはチクチクしそうでしょ、チクチクします、直接、力を入れて触れば。
チクチクというより、肌がザワザワする感じです。

でも、貼ってみると痛いわけではありません
貼ってから指に力を入れて押すとザワザワはします。
やめてっ!ていうほどではなくて、やーめーて~、といった程度に。
いや、押す必要はないのだけど、ちょっと確かめたかっただけ。

能書には「ぐりぐり押し当ててはダメ!ニードルは繊細なので、斜めから刺してしまったり、押し潰してしまうと折れる原因に。」とあります。

目元に貼る場合(ほうれい線にも使えるそうです)、目の際に貼りたくなりますが、あまりに際を狙うと、まばたきなどで引き吊った感じがします。
ニードルの美容成分は肌の中でじわっと広がるそうなので、少し下に貼ってもちゃんと効果はあるそうです。

外周部分の粘着テープは医療用絆創膏とのこと。
貼っていて特に違和感はありませんが、粘着部分の粘着力はわりと強めなので、ただでさえ皮膚が薄い目の下ゆえに剥がすと粘着部分の脂分がごっそり落ちた感覚に

能書には、肌に保湿剤や保護クリームのヌル付きなどがあると貼り付きが弱くて剥がれやすいので、できるだけサラリとした状態に貼るように、みたいな感じのことを書いています。
よって、
「洗顔→フローラルウォーター→ブレンドオイル→保湿化粧水→美容液」
が馴染んだ頃合いに貼り付けています

粘着が強いので、少しくらいのヌル付きは大丈夫。

で、剥がして奪われた皮脂も補いたいので、剥がしてからクリームを塗っています。

あれ?

初めて使った時、「あれ?前はもっと効いた気がする。」と感じ、以前使ったメーカーを再度思い出そうとしたけど、ブログをしていない時期は商品名をいちいち覚えなかったし、もちろん写真も撮っていなくて、どうしても思い出せず諦め。
もしかしたら以前より3年老けたから効きにくいのかもな、などとも思ったり

そうよ、見えないふりして経過しすぎたら、きっと治るものも治らなくなるのよ、
とか、病と老化現象を同等化してみたりして。

で、気を取り直してまた使ったけど、以前みたいに即時にはピンと来ない。
結局、この手の定期的に使うものに即効性がなかったら楽しみとかワクワクがなくなって、使い忘れるんだよね。

本気で抵抗したいのかテキトーなんだか、普段、他のことに夢中になっていたら鏡を見ないからなぁ。
出かける時に「ドヒャッ」となるわけで。
だからね、もともとヒッキーライフの人も含めて今は巣籠り推進時期ではあるけど、人は適度に外出すべし、なのよ。
自己を顧みるために「ドヒャッ」は大事。

それにね、いちいち「ドヒャッ」とか思ううちは平和で幸せなのよ。
深刻に忙しかったり、他のことで辛かったり悲しかったり不安だったりしていたら、いちいち「萎み」なんかに気を回してられないからね。
たかだか「萎み」にアタフタできるってことは平和で幸せってこと。

最初だけサイクルを早めてみた

で、いつしか10セットも溜まっちゃって、あーあー、使わなきゃ!って、1週間開けずに忘れないように適当に使っていたら、だいたい1週間に2回使う形になって3週間経った頃、「効いてるかも。しないよりマシかも。」となり、以後は1週間に1回、できるだけ忘れないように使って1ヶ月経ちますが、「効いてる。使わないよりマシ。」という断定となりました。
やはり最初は手遅れ気味で効きにくかったのか?

他の美容液なども、なかなかピンと来ないものは最初の数日はたっぷりミルフィーユみたいに重ねて塗って、肌が飽和してくれた感覚になったら適量使うという方法を取ることがあるけど、それと同じ感じかも。

もし止めて、次に使ってみたら、次は1週間に3回を4週間使わないと効果が出なかったりして。

そんなに加水分解物質を送り込んで大丈夫なのか?
いや、もはや先行きの老婆の肌などどうでもエエか、にまた行き着いてニマッとするのです。

しばらくクオシアを使うけど、他のメーカーも試してみようと思います。

マイクロニードルとは

「スキンケア=自らの湿潤を保護すること」から抜粋しておきます。
マイクロニードルは、医療に使う経皮治療システム(TTS=Transdermal Therapeutic System)の一つ。
生分解性バイオポリマーによる1mm未満の直径や長さの極小の針のことで、この針の付いたシートを皮膚に貼り付けて成分を吸収させます。

マイクロニードルは、分子量の大きい物質を痛点の多い真皮より浅い表皮に刺激なく到達させることができます。

ワクチンやインスリンに適応されることでは有名ですが、ヒアルロン酸など化粧品での研究開発も行われて、薬剤成分を用いるための溶解型マイクロニードルへの適用が開発され、市場に出るようになりました。
無痛注射器の開発発表は2018年です。

成分表

  • トレハロース=グルコースが1,1-グリコシド結合してできた非還元性の二糖(オリゴ糖)、保湿剤
  • セルロースガム=水溶性の弱アニオン性セルロース誘導体(セルロース系半合成高分子)、増粘
  • 加水分解ヒアルロン酸=ヒアルロン酸Naを加水分解によって分子量1万以下まで低分子化させたヒアルロン酸、保湿剤
  • グリセリン=保湿剤
  • ヒアルロン酸Na=保湿剤
  • (アルギニン/リシン)ポリペプチド=アルギニン及びリシンからなるポリペプチド
  • 水添ポリイソプテン=イソブテンとn-ブテンを共重合させた後に水素添加して得られる揮発性のある炭化水素、溶剤
  • ヒト脂肪間質細胞エクソソーム=ヒト幹細胞培養液からハリ・つや・潤いをつかさどる有用成分エクソソームだけを分離精製した成分
  • アデノシン=皮膚細胞を活性、賦活剤
  • マデカッソシド=ツボクサエキス、皮膚再生
  • ハナスゲ根エキス=ポルフィリン、脂肪細胞増殖作用
  • トリペプチドー1銅=生体ペプチド、銅による酸化防止作用、コラーゲン増殖補助作用
  • パルミトイルペンタペプチド-4=パルミチン酸とリシン、トレオニン、セリン残基から成る合成ペプチドとの反応生成物、真皮細胞の保湿作用、コラーゲン及び多糖類の合成促進作用
  • アセチルヘキサペプチド-8=アルジルリン、植物由来のアミノ酸結合成分(ペプチド)、表情じわの原因になる神経伝達物質の分泌抑制作用、筋肉緊張緩和作用
  • 加水分解コラーゲン=アテロコラーゲン(水溶性コラーゲン)を加水分解して得るコラーゲンペプチドもしくはコラーゲントリペプチド、保湿剤、抗酸化作用、抗老化作用
  • プラセンタエキス=馬プラセンタエキス、保湿剤
  • BG=溶剤、抗菌、保湿
  • 1,2-ヘキサンジオール=抗菌性を持つ多価アルコールの一種のアルカンジオール、抗菌、製品安定剤
  • ラウリン酸ポリグリセリル=(3%以下なので)乳化剤
角質層に必ず入り込む点がメリットでありながら、人によってはたまにデメリットでもあるかもだから慎重にね byみみ
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