クッションファンデーション/NARS ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション/マスク擦れにさえ勝つ超ロングラスティング、透明感とカバー力の融合

ーーー密着クッションファンデーションーーー

酷い暑さ後、9月に入ってすぐは想像より早く気温が下がり出したので、肌や髪が変化に着いていけず、ほとんどに於いて状態が安定している私もさすがに地味に乾燥を感じました。

乾燥が地味な場合、どこでその小さな変化を感じるかというと、ベースメイクをしている最中だと思います。

しばらく後には肌そのものは気温湿度に順応する程度と判断し、当面の回避策として、化けの皮に当たるファンデーションを見直しました。

けど、まだ日中は汗もかくし、マスクへの付着が気になって、またリキッド及びクリームファンデーションを使う気にはなれず、思い付いたのが密着感の高いクッションファンデーションです。

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クッションファンデーションって?

もう使っている人は沢山いらっしゃると思いますが、そもそもクッションファンデーションってなーんだ?

定義上は「パウダーファンデーションとリキッドファンデーションの中間に当たる新しい形のミネラルファンデーション」だそうです。
私の感覚では、粉体をリアルに感じるパウダーファンデーションとは容器がコンパクトって以外はまるで関係なく、「若干クリームファンデーションがかったリキッドファンデーションをスポンジに含ませたもの」です。

で、んじゃ、リキッド(クリーム)ファンデーションでイイじゃないか、とも思うのですが、コンパクトに入っているので手が汚れないとかいう差だけでなく、使ってみるとテクスチャーにも仕上がりにも明確な違いがあるのです。
何故だろう何故かしら、リキッド及びクリームファンデーションより「肌に乗りやすく貼り付きやすく密着感が高く、肌そのものが発光したようなツヤが出て、しかもナチュラルに仕上がる」といった印象を持ちます。

何故かは知らない。
これだけ優秀なのだし、いちいちスポンジに含ませなくてもクッションファンデーションのファンデーションをボトルやジャーに充填すればいいじゃないか、と思うけど、スポンジに含ませなければできない構造なのか?

まず思ったのは、クッションファンデーションのファンデーションをそのままの量でボトルやジャーに充填したら超少なくて始めから取り辛いし、ショボいだろう、ということ。
NARSのナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーションで12グラムだもん。
いつ頃だったか忘れたけど、初めてクッションファンデーションを知った時、
「ボトルやジャーのはなかなか減らないから、少量をスポンジに含ませることで減りを早くする作戦」程度に受け止めたもんね。

ところが実際に使ってみると、このコクのある滑らかなテクスチャーはボトルだと「逆さま出し」だろうが「プッシュ出し」だろうが「ペラ」だろうが出しにくく、ジャーでは滑らか過ぎるだろう、と思いました。

私的には、いわばリキッド及びクリームファンデーションのようでいて、形状がそうであるだけで、それらとは似て非なるファンデーションがスポンジに含まれているのだろうと捉えています

NARS(ナーズ)・ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション

コレデモカ真四角

今回、NARSのナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーションを選びました。
単純にパケ買いです。
もともとクチュールブランドは、そのピカピカ鼻高コンパクトケースを持つ自分に非常な違和感を持っているので省きました。

そしてこのNARSのスクエア、というよりコレデモカ真四角なケースに惹かれました。

どのみち尖りブランドでもMACやボビブラの色展開は黄色に転びすぎているから、NARSに傾倒したという理由もあります。

色選び

コロナ禍以来、百貨店の化粧品ブースのテスター台には透明シートがフンワリと貼られています。
色を選ぶ場合は、「私共、タッチアップはできないのですが、ご自身でのタッチアップはできます。」って。
自身でタッチアップって見られていたら遠慮しちゃってしにくくない?

だから
「黄色ではなく、つまりベージュではなくてグレーというか、どちらかというとピンク寄りですが、色白ではありません。」みたいに説明すると、BAさんが自分の腕に2色ほど並べて塗って見せてくれます。
えーっ、自分の肌色じゃないから分かりにくい~。

もう、勘で選びました。
選んだのは「5879ピーチベースの明るめ」です。
馴染み過ぎるっちゃあ過ぎるけど、違和感がなく、経時で「落ちる」こともなく、不自然感が全くありません。

「上げる」ために白めを使うと、経時には極端をいうと汚れた感が出て、逆に落ちます。
かといって、自身の肌とは違うトーンの暗めを選んで馴染むと、経時でクスみ感が出ます。
だから、自身より白過ぎない明度の中でトーンだけは合わせます

NARSのファンデーションの色は
「ピンクベース」「ゴールデンベース」「ピーチベース」「ピンクとイエロー」「イエローベース」のように分けられているので、一般よくある「ピンクかオークルかベージュかその混合」、それはザックリいえば「白いピンクか黄色寄りだけ」な困った選択肢しかないブランドより私には有難いのです。

クッションファンデーションに於いての色展開は6色と少ないけど、多分にどなたにも「きっとあるきっと合う」、があるのではないかな。
(ボトルのリキッドファンデーション「ナチュラルラディアントロングウェアファンデーション」に至っては「オリーブベース」なども含めて19色展開と圧巻。)

磁器肌

初めて使ってみて、すぐに密着ツヤ仕上がりに驚きました。
フワフワ桃肌好みの方には合わないかと思いますか、超絶ナチュラル発光肌ながらに不思議とアラは隠れるインチキ素肌美ファンデーションです。

「なんか、メイクしてないみたいだな?」と感じるものの、塗ってしばらく放置してみると、アラが誤魔化されているだけじゃなくて、顔つきがアガっています。
まさに「不透明ではないカバー力」。

コンシーラー愛用者の人でも不要になると思う。

ツヤ仕上がりは、テカテカじゃなくてツヤツヤね。
ハリ感のあるツヤ。

肌の⽔分保持をサポートし、⾃然なツヤをもたらす「モイスチャライジングナイロンパウダー」を配合しているそうです。
ナイロンパウダー...(^_^;)
でも、閉塞感はないです。

「ナチュラル」「自然」という表現は難しくて、ともすれば木綿や陶器のような「素朴」さを連想しますが、このナチュラルさは
「木綿ではなく絹」
「陶器ではなく磁器」

「陶器のような肌」という誉め言葉?があるけど、「磁器のような肌」の方が正しいかと。
益子焼や萩焼じゃなくて、伊万里焼や九谷焼の方

超絶かもなラスティング力・マスクへの付着なし

そして何がビックリするって、ツヤ仕上がりにしてのラスティング力です、
ロングどころじゃない、ロングロングロングラスティング力です。
NARSでは「ストロングウェア」というようです。

時間が経ってもヨレない、浮かない、壊れない
むしろ顔つきが晴れやかになっていくような気さえする不思議さ。

パウダリーファンデーションでも、話したりするとマスクが動いて擦れて若干は落ちるけど、このNARSクッションファンデーションはマスクへの色移りすらほぼなく、長時間リタッチ無しで崩れないまま帰宅できます
9月になっての購入なので真夏は分からないけど、汗にもかなり強いです。

けど、お直ししたとしても簡単。
ポンポンすれば元通りだし、厚くなりません
柔軟で軽いポリマーゆえにつけ心地も軽く、重ねてもつけたてのフレッシュな輝きが持続する「ラディアンス リヴァイヴィング テクノロジー」という技術を使われているそうです。
取って付けたようなマンマなネーミングですが、説明文にありました。

肌負担なし

「NARS独⾃の処⽅で空気中のちり、ほこりなどの微粒⼦や紫外線によるダメージ、乾燥などの環境ストレスから肌を守るサポートをします。環境ストレスでくすんだ肌を明るい印象の肌に仕上げます。」
という「パワフル プロテクション コンプレックス」の仕組みはよくわからないけど、実際に肌に負担がない実感があります(私個人の感想です)。

いまどき、肌に負担のあるファンデーションを探す方が難しいのではないかとも思いつつではありますが、落とした後も、数日使い続けた後も、肌に問題は起きません。

使い方

使い方は「ファンデーションを含ませたスポンジに付属のツルンとしたパフを押し当ててファンデーションを含ませ、肌にポンポンと軽く叩き込む。」です。

パフに付けすぎるとムラになります。
少ないかな?と思う分量から始めて、ポンポンと叩いてはまた重ねるといったミルフィーユのような塗り方の方が綺麗に乗ります

「塗る」というより「優しく叩き込む」、
「パフを滑らせる」ではなく「(優しく)叩き込む」です

目の際や小鼻辺りの細かい部位はパフを折って尖らせたら塗りやすいです。

直接、指を使っても問題はなく、むしろ体温で程よく温まって更に密着感が高まります。
ただし、形式上、不衛生なのでお勧めはしにくいです。

仕上げに薄く薄くパウダーを

好みによって、ツヤツヤのままでも健康的でいいけど、薄く薄くパウダーを乗せると更に持ちがよくなります。
ついでにオトナ上品に。

私はすごーくキメ細かい「埃系」でいて全く乾かない滑らかな「ジバンシー・プリズムリーブル」を使っています。
厚みがなくて瞬時に整肌する点が好きでリピっています。
好きな色は「No.5ホワイトサテン」。

※「埃系」は私の勝手な表現です。
対極はシットリ厚みがあって、単独でも軽いカバー力がある「小麦粉系」と表現しています。

パウダーは厚く塗らない方だから、全然なくならないなくならない。
だから専用パフは洗い過ぎて捨てました。 
使っているのは沢山持っている「ワトゥサ・アメリーフェアリーパフ」
肌当たりがフワフワ気持ちよくて粉含みがちょうどよく、なんたって色がカワイイ。
今、手持ちがないけど、同「ミニ」ならケースにインできます。

パフじゃなくて大きなフェイスブラシで乗せても。
鼻の横や瞼などは中くらいの大きさのブラシを。

コンパクトについて

通常のファンデーションコンパクトと同様、もちろん別売。

フタが硬い。
開けにくい

もともとBAさんに
「すごく硬くて開けにくいのですが、留めのある部分の端と端をこうしてクッと押さえてああしてこうすると軽く開きますので。」みたいに説明されたけど、あまりよく分かりませんでした。

ずいぶんとややこしい説明を聞きながら、「さすがNARS。」などと、少し笑えました。
NARSは2000年からドメブラの資生堂傘下だけど、かのアメリカニューヨーク生まれだからして。

使っていると、なんとなく慣れて開けやすくなるので大丈夫です。
といっても、私にはコツは説明はできません。
ショップではあの説明が苦肉っぽい適切だった気がして、また少し笑えてしまいました。

後、デカい
環境上、たくさんのメイク道具を持ち歩いていた時期があって、環境が変わって不必要になってもクセで大きなポーチを持ち歩いていたある日、ゴッソリ失くして(どこかに忘れたか落としたかも不明)以来、懲り懲りしてポーチ軽量化主義になった私にはデカ過ぎるっす。

この温かみのないイカついカクカクが好みだから選んだけど、更に嵩張りを感じます。

大抵に於いてリタッチ不要なのに、何故だろう、お守りみたいに持ち歩きたかったりして、コレだけバッグの隅にハダカって感じ。
女性ならワカると思う「お守り如しな持ち歩きメイク道具」ってあるよね~。

そしてカクカクだから手に馴染まない。

しかし。
人は球体だからして、丸みを持つものの方が馴染むことを知っていて尚、私はこの、人を拒否るかのようなカクカクが好きです。

好きだから留めが硬くても嵩張ってもヘーキ♪

紫外線吸収剤

「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」「サリチル酸オクチル」という、UVB吸収による紫外線吸収剤の配合があります
配合は、製品そのものの紫外線による劣化防御のためもあります。
これらは油分との親和性が高く、つけ心地がよくなるため、非常にポピュラーに使用される吸収剤で、様々な試験データによると、皮膚刺激性、皮膚感作性及び光毒性、光感作性はほとんどないとされていますが、紫外線吸収剤に敏感な方にはパッチテストをお勧めします。

全成分

ファンデーションらしく、シリコーンとポリポリした感じ。
腐りやすいものはほぼ無いのでパラベンフリーのフェノキシエタノールと酸化防止剤で安定化。

  • シクロペンタシロキサン
  • メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
  • グリセリン
  • BG
  • サリチル酸オクチル
  • トリメチルシロキシケイ酸
  • ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン
  • シクロヘキサシロキサン
  • ジ(カプリル/カプリン酸)BG
  • 安息香酸アルキル(C12-15)
  • リンゴ酸ジイソステアリル
  • ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン
  • ナイアシンアミド
  • ペンチレングリコール
  • イソドデカン
  • PEG-10ジメチコン
  • (アクリレーツ/メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマー
  • 硫酸Mg
  • フェノキシエタノール
  • DPG
  • ジステアルジモニウムヘクトライト
  • ナイロン-12
  • パルミトイルプロリンNa
  • ステアリン酸
  • アルミナ
  • (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー
  • 水酸化Al
  • トリエトキシカプリリルシラン
  • スイカ果実エキス
  • ニンファエアアルバ花エキス
  • ヒラマメ果実エキス
  • エチルヘキシルグリセリン
  • リンゴ果実エキス
  • アデノシン
  • 1,2-ヘキサンジオール
  • EDTA-2Na
  • 乳酸Na
  • ビオサッカリドガム-4
  • PCA-Na
  • ソルビン酸K
  • 安息香酸Na
  • キイチゴエキス
  • トコフェロール
  • 酸化チタン
  • マイカ
  • 酸化鉄
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