
---一応持っている日焼け止め---
なかなか書き進めず、タイムリーな時期を過ぎてしまいました(-人-;)
一般的にはもう、とっくに必須も必須な時期ですね。
でも、「紫外線吸収剤フリー、石鹸落ち」が魅力で、30gの方は持ち歩きにコンパクトで軽く、求めやすい親切価格なので、よかったらご一読ください。
日焼け止めを塗るのは感触が気持ち悪くて大嫌いですが、一応、免罪符のように真夏は新しく買います。
今年、紫外線が最も強いといわれている5月に選んだ免罪符は「&beのUVミルク」です。
目次 / contents
& be/UVミルク (Collarスタンダード)
UVミルクのスペック
選んだ理由は、「紫外線吸収剤フリー」と「石鹸オフ」です。
SPF50・PA++++。
「SPF1=約20分間効果が続くであろう」ということで、「SPF50」は約17時間も効果が続くようです。
汗で落ちるというか、汗をハンカチで押さえたりしていたら一緒に取れると思うから、本気で紫外線を防止したかったら小まめに塗り直すことが必要でしょう。
通常、吸収剤不使用でSPF50以上になると、白浮きとコールタール感とキシみ問題をクリアーするのは難しいそうですが、白浮きもキシみもありません。
見事です。
カラバリは「スタンダード」と「ナチュラルベージュ」があり、とりあえず色味が邪魔にならない「スタンダード」の方を選びました。
スタンダードの製品の色自体は白色で、塗るとほぼ透明になりますが、細かいパール配合(マイカ)につき、若干、肌色が冴えるので、メイク前の下地効果も感じます。
この「ツヤ感」は不自然に見えない程度だと感じます。
ただし、化粧下地としての崩れ防止力やカバー力、またはテカり防止作用などなどの機能性はありません。
肌色コントロール力やカバー力、もしくはテカり防止作用などを求める場合は、それ専用の下地を重ねましょう。
その場合、先に日焼け止め→化粧下地(→ファンデーション)
です。
崩れにくさについては「石鹸オフ可能な程度の皮膜力」という点から見て、大きくは期待できないと思います。
30gは(スタンダード色とナチュラルベージュ)顔のみ使用で約4か月分となっています。
いくらなんでも真面目に使うと、そんなに持たないと思います。
100gの方(スタンダード色のみ)は顔と腕の両方使用で約4か月分とのことです(とのことね)。
日焼け止め独特の肌に馴染まない感触のぬるいオイルっぽさは感じますが、テクスチャーそのものは優しい乳液のような感じです。
香りも2018年誕生の&beなだけに「昭和のおけしょうひん」の匂いではなく、甘い柑橘の香りがカジュアルで心地好いです。
着香は
「天然のマンダリンオレンジ油、オレンジ油、ベルガモット果皮油、ラバンデュラハイブリダ油」とのことで、「天然」とあるのはいわゆるフレグランスではなく「天然の精油」でしょう。
全体的に敏感な肌にも使える処方にしているようですが、精油は過敏な肌には刺激になったり、合わなければ厄介なアレルギー源になるので気をつけましょう。
(というほどの配合ではなく、単なる着香程度だとは思われますが。)
ここでは関係のない話しですが。
柑橘の精油は水蒸気蒸留法ではなく圧搾法(コールドプレス法)ですが、だいたいの誰もに好かれるであろう、爽やか且つ可愛らしい香りがするので、オーガニックもので石鹸への着香を試みた時期がありましたが、熟成中にとにかくとても早くから香りが飛び始めてしまって、熟成後は数週間で無香石鹸みたいになってしまうため、継続は断念しました。
このUVミルクは当たり前ですが密封されているので、柑橘がきちんと香っていてうらやましきことです。
ただ、「日焼けすることを前提とした」日焼け止めに柑橘精油?
という違和感はあります。
光毒性を考えたくはないけど考えてしまいます。
スキンケアオイルに柑橘の精油を配合した場合、本当は30分もすれば浸透してしまうので懸念するほどの大きな問題はないのですが、それでも念のため、フロクマリンフリーを使うか、極少量配合にします。
こちらの製品は何かしらの完全排除技術があるのかも知れません。
わかりません。
あまり聞かないラバンデュラハイブリダ油とは、「ラバンジン(ラベンダーとスパイクラベンダーの交配種)」から抽出されています。
ラバンジングロッソであれば、真正ラベンダーのクリアーさを抜いて曇ったような香りです。
トップノートに当たる柑橘の種類が多いからか、私にはラバンデュラハイブリダ油の存在感はほとんどありません。
商品説明によると「石油系界面活性剤、鉱物油、エタノール、パラベン、合成着色料、合成香料不使用。パッチテスト済み」。
これらの点は肌治安よき。
石鹸オフだけど
これは「石鹸落ち」も魅力です。
が、お顔にはあまり関係ないかも。
石鹸オフではないベースメイク剤を重ねたら、必ずクレンジング剤を使わねばなりません。
石鹸オフで助かるのは手や腕、うなじなど。
そんなところ、いちいちクレンジング剤を使いたくないですもん。
ただし、このような時の実験のためだけにいただいた市販の洗顔料のサンプルを置いておくことがあって、ボディで試しましたが、洗浄力が弱めとされているアミノ酸系や非イオン系の合成界面活性剤の洗浄剤では、なかなかの残留を感じました。
この場合はクレンジング剤が必須と感じます。
ちょっと横道に逸れますが。
アミノ酸系界面活性剤の洗浄剤は、実際、洗浄力自体は弱めと感じますが、合成界面活性剤であることに違いはないので、長期使用で見ると、良いのか良くないのか微妙です。
また、アミノ酸系界面活性剤の洗浄剤は、後肌に一旦、「ヌル付き」を残して「潤い後肌」と勘違いさせる作りのものが多くあります。
経時でそのヌル付きはどこかへ消えて、肌はパリッと突っ張って来るのですが、メーカーでは間髪入れず、お顔には肌表面にヌル付きがくっつく保湿化粧水及び先行美容液などを使うことを提案されるので、本当は乾燥させる洗浄剤であることを感じさせないシステムになっています。
これを私は「錯覚ヌルヌルの裏側」と呼びます。
このことに気がついたのは、20数年前に友人にいただいたコールドプロセス製法の天然界面活性剤の石鹸を使った時でした。
洗ってすぐには差は分からないのですが、汚れや不要な皮脂がちゃんと落ちている実感がありながら、長らく何もせずに放置していると突っ張るどころか突っ張りがなくなっていったのでした。
そして、継続使用で水分油分のバランスがとれていきました。
(これが洗顔後すぐに使う「先行美容液」や「先行乳液」との決別のきっかけになりました。)
話しを戻します。
だからといって、この日焼け止めに洗浄力の強い合成界面活性剤の洗顔剤を使うのも論外です。
この日焼け止めを使ってクレンジング剤を使用しない場合は、激しくは乾かないけど不要はしっかり落とす「天然界面活性剤の石鹸」で落としましょう。
特にコールドプロセス製法だったり、余剰オイルを残留させている石鹸でなくても、なんでもよいので「天然界面活性剤の石鹸」を選びましょう。
近年の石鹸オフ技術
過去、私の日焼け止め嫌いの原因の一つが、強いクレンジング剤を必要とする点でした。
特に紫外線吸収剤を避けるがために、紫外線散乱剤とその他の成分がゲコゲコに混ざって、極端をいえば「白いコールタール」だと思ったのです(大袈裟ではあります)。
(昔、日焼け止めをベタベタ塗ってゴルフ焼けしたオッサンの肌が日焼けしたよりバキバキになっていたのは、「日焼け止めの落とし方を知らなかったから」に他なりません。)
なので、(使わないとしても使うかも知れないから)ここ10数年くらいは敏感肌でもないクセに、石鹸オフのチャントアチャームとか、KANEBOのヴェイルオブデイとかを選んで来ました。
敏感肌ではないけど、強いクレンジング剤は肌バリアを簡単に壊すからです。
近年は「石鹸オフ」の日焼け止めがすごく増えました。
日本で最も売れている、かの「資生堂アネッサ」ですら、「汗や水に強いUVブロック膜が、石けんの泡と混ざると分解して落ちちゃう処方」らしいのです。
近年の日焼け止めが石鹸で落ちる理屈は、
・SPFやPAが効率よく高められる成分が開発された
・紫外線散乱剤の分散性の向上
により、日焼け止め成分の配合量が少なくなったからだそうです。
研究開発力\(^^)/
UVミルクの成分について
◾紫外線防御剤
紫外線防御剤は、主に紫外線散乱剤の「酸化亜鉛」です。
酸化亜鉛にも様々な形状がありますが、吸収剤フリーでこれだけ滑らかなテクスチャーであることから、多分、中でも特に透明性の高い極微粒子のものを採用しているように思います。
他、散乱剤の「酸化チタン」。
◾「酸化亜鉛」は、皮脂崩れの防止にも役立ちますが、配合量が多めイコール皮脂吸着作用があるため、場合によっては乾燥する懸念はあります。
また、一般、毛穴詰まりや金属アレルギーの可能性の懸念あり。
特に白浮き回避のために微粒子化されたものは角質層への浸透性が高くなるため、安全性の懸念もあります。
◾金属コーティング剤
「トリエトキシカプリリルシラン」は、酸化亜鉛や酸化チタンが肌に直接触れるのを防ぐための粉体の表面コーティング剤です。
が、金属アレルギーの方は汗等に解けてのアレルギー反応が出る懸念があるかも知れないので、合わない方は注意が必要かも知れません(紫外線散乱剤が多い日焼け止め全般に言えることです。)
◾基剤
合成油脂に当たるエステル油剤「トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル」。
サラサラタイプです。
肌滑りはよく、肌に馴染まない感触です(私見です)。
◾植物エキス、保湿成分など
配合はありますが、日焼け止めに必須かというと微妙な気がします。
また、パフォーマンスではあるけれど、どのみち「フェノキシエタノール」以下は確実に1%以下の微量なので、配合量も多くはなく、あまり意味がないと感じます(私見)。
〈植物成分:〉
オウゴン根エキス、ビルベリー葉エキス、イザヨイバラエキス、ソメイヨシノ葉エキス
〈保湿成分:〉
「グリセレス-26」は、グリセリンにエチレンオキサイドを付加した合成成分でグリセリンよりサラサラしています。
その他、シロキクラゲ多糖体、スイゼンジノリ多糖体、リピジュア®(ポリクオタニウム-51)、アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸Na、
◾安定剤など
「ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)」
ちんたらと長い名前ですねー。
これはまず、抱水性エモリエント効果を持ちます。
これは脂肪酸の水添ダイマー酸とアルコール成分のフィトステロールズとイソステアリルアルコールとセタノールとステアリルアルコールとベヘニルアルコールから成るラノリン類似脂質で、体温くらいの融点を持つため、皮膚上で優れた展延性(均等に伸びて柔軟に薄く広がる性質)を示しながら約3倍の水を吸収する抱水性をも示すので、潤い感を抱えたエモリエント効果を発揮するそうです。
分散剤でもあり、光沢付与にも役立っています。
便利な成分です。
UVミルク成分表
水、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、酸化亜鉛、DPG、トリエトキシカプリリルシラン、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、グリセレス-26、トリオレイン酸ポリグリセリル-10、ペンチレングリコール、水酸化Al、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、フェノキシエタノール、イソヘキサデカン、オレンジ油、BG、セスキイソステアリン酸ソルビタン、含水シリカ、ポリソルベート80、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ベルガモット果皮油、マンダリンオレンジ油、キサンタンガム、ラバンデュラハイブリダ油、ポリクオタニウム-51、ソメイヨシノ葉エキス、アセチルヒアルロン酸Na、エクトイン、グリチルリチン酸2K、シロキクラゲ多糖体、ナイアシンアミド、ヒアルロン酸Na、ビルベリー葉エキス、イザヨイバラエキス、カミツレ花エキス、オウゴン根エキス、スイゼンジノリ多糖体、ヒアルロン酸クロスポリマーNa、塩化Na、酸化チタン、合成フルオロフロゴパイト
&be/ウォータープルーフUVミルク~ウォータープルーフ仕様のメカニズム
&be/ウォータープルーフUVミルクのスペック
SPF50・PA++++
耐水性
高SPF値
ノンケミカル処方
水や汗に強い耐水性を持ちながら、石鹸で落とせるのが特徴。
セラミドなどの保湿成分が乾燥から肌を守る。
伸びが良く、白浮きしにくい軽やかなテクスチャー。
乳幼児連用試験済み、肌への刺激が少ない設計。
こちらは容量60g、色は多分、スタンダード(製品は白、塗ると透明)のみ。
以上、公式ホームページより省略抜粋。
↑のUVミルクを購入する際に、こちらのウォータープルーフUVミルクと迷いました。
両方購入して使い分けることも考えましたが、そもそもロクに日焼け止めを使わない私が、そんな小まめなことをするわけがないので、とりあえずUVミルクを選んだ次第です。
本来は日焼け止めというものは、「どれだけの時間、肌表面に持続されるか」が重要なので、どちらか片方ならウォータープルーフの方を選ぶべきかも知れません。
また、この季節になるとウォータープルーフの方に惹かれる方が多いように思うので、ついでにウォータープルーフの構成を書いてみたいと思います。
(本音では、結果がそうであればヨシであり、構成はどうでもいいと思っていますが、成分表が見やすくなるメリットだけあります。)
撥水耐水膜
汗で落ちないようにするには、撥水耐水性が必要になります。
日焼け止めやSPFや+仕様のファンデーションが、汗を拭いたりする際の摩擦で簡単に落ちてしまっては意味がない、ということで、例えば古典的手法では、パウダリーファンデーションなどのバインダーに樹脂やポリマーを含ませて皮膜を形成する構成にしています。
スポンジのように汗を吸着し、表面に留めることで、汗が化粧膜に浸透するのを防ぐ成分には、二酸化ケイ素(シリカ)やポリメタクリル酸メチルなどの多孔質粉末があります。
撥水表面を付加するためによく用いられる方法はシロキサン結合を主鎖に持つ高分子シリコーン(側鎖として主にメチル基を抱えたポリシロキサン)、メチルハイドロゲンポリシロキサンなどなどでコーティングされているようです(多分)。
技術に於いては、過去、撥水性を訴求した商品は肌表面に薄膜を作ることで防水効果を得ていました。
しかし、この薄膜は、たいていの場合、「ムラ」ができるという問題を抱えており、その「ムラ」の撥水性の低い部分から膜が剥がれていきました。
この「ムラ」ができないように改善するにも、肌にももともと「ムラ」があるため、限界があったそうです。
そして現代。
単なる薄膜ではなく、「凹凸膜の撥水性」という耐水機能を見いだしたそうです。
「凹凸膜の撥水性」という耐水機能のメカニズム
空気は撥水性を抱えているため、水滴は大気中で球体状です。
これは、水との接触面積を減らそうとするための現象です。
油や顔料や樹脂も撥水性なので、水が触れると水との接触から逃げようと、膜に吸縮力が働き、そこに凸凹膜ができます。
(もしくは溶媒の揮発を利用して凸凹膜を形成する場合もあるようです。)
凸凹膜は非常に細かく構成されており、その凹中に空気が入ると、膜成分の撥水性に空気の撥水性が加わって防水効果が向上する、という界面幾何学な特性を持つメカニズムです。
このメカニズムを用いると油分含有率が減るため、瑞々しい使用感の乳液やクリームが出来上がるオマケ付きだそう。
汗には撥水耐水性、皮脂には撥油性
汗は撥水耐水性で落ち防止ができたとしても、厄介なことに皮脂落ち問題もあります。
乾燥肌の人でも、夏は意外と皮脂が涌いています。
撥水性を付与するシリコーンには、ほとんど撥油性がないので、フッ素化シリコーン樹脂やシリコーンで修飾した疎水化多糖などが開発されているそうですが、繋ぎにシラノール基やヒドロキシ基などの親水基を残しているものもあるそうです。
だいたいは、PFAS(フッ素化合物)を用いて顔料の表面修飾が成されているようです。
高い撥油性のためには長鎖のパーフルオロアルキル基が付くように表面処理することで解決するようですが、持続性や顔料との混合のためには、(撥水性も含めて)撥油性の制御が必要で、適切な付与量が難しいそうです。
また、強力過ぎる皮膜を形成すると、非常に落としにくくなるという問題も抱えています。
よって、まだまだ最適解の研究は進められているようです。
難分解性、高蓄積性、長距離移動性を持つPFAS (有機フッ素化合物)
PFAS(有機フッ素化合物)には問題があり、世界各国で規制の強化が議論されています。
1万種類ほどもあるPFAS は、水や油を弾く上に熱にも強く、更には薬品にも強いなどの特性を持つため、電子機器の材料やフライパンのコーティング(テフロン)、防水スプレーなどにも使用されていましたが、環境中で分解されにくく、残留性や蓄積性が高く、長距離移動性を持つため、環境中に放出されたPFASが世界中に広く残存し続けることが問題視されており、近年は製造や使用が制限されています。
ウォータープルーフUVミルクの成分について
一般、落ちにくいウォータープルーフ性の化粧品は通常のクレンジングでは落ちにくいので、強めのクレンジング剤が必要とされていますが、この&beウォータープルーフUVミルクは「石鹸オフ」が可能とのこと。
特にボディなどに便利です。
(って...私自身はボディなどにクレンジング剤を使ったことがないのですが、通常は使うべきってことなのでしょうか。面積広っ。)
使っていないので、どれほどのウォータープルーフ力を持っているのかは分かりませんが、成分表は下記になります。
UVミルクの成分表では見られない成分だけ抜き書きしました。
◾「ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン」は、撥水性、皮膜形成、光沢性を持ち、滑りや伸びを良くする効果があります。
安定性や安全性は高いとされています。
◾「ジステアルジモニウムヘクトライト」は非水系増粘剤
◾「トリメチルシロキシケイ酸」は耐水性、耐皮脂性、撥水性を高めるシリコーン樹脂の皮膜形成剤
ウォータープルーフUVミルク成分表
水、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、酸化亜鉛、BG、酸化チタン、トリエチルヘキサノイン、PEG-10ジメチコン、シリカ、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ジステアルジモニウムヘクトライト、トリメチルシロキシケイ酸、セスキイソステアリン酸ソルビタン、PEG-3ジメチコン、リンゴ酸ジイソステアリル、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、水酸化Al、塩化Na、ステアリン酸、トリエトキシカプリリルシラン、オレンジ油、セスキオレイン酸ソルビタン、グリチルリチン酸2K、ベルガモット果皮油、マンダリンオレンジ油、ラバンデュラハイブリダ油、グリセリン、アボカド油、コメヌカ油、シア脂、パンテノール、加水分解ヒアルロン酸、カニナバラ果実油、水添レシチン、マルトデキストリン、ワサビノキ種子エキス、エーデルワイスカルス培養エキス、フィトステロールズ、リンゴ果実培養細胞エキス、セラミドNG、セラミドAP、セラミドAG、ダイズ芽エキス、セラミドNP、ウイキョウ果実エキス、フェノキシエタノール、キサンタンガム、アルテロモナス発酵エキス、チャ葉エキス、テトラペプチド-4、ビルベリー葉エキス、レシチン、セラミドEOP
日焼けを看過し続ける私(真似厳禁)の答えは保湿ファーストケア
前半、私の勝手な理由は誰も興味がないと思いますが。
最後の「潤いに満ちた肌=日焼けにも打ち勝つ」は体験上の結論です。
反骨精神でもポリシーでもなく、結果的に私にはただただ不要なもの
※ 私は日光に強いのだと思います。日光アレルギーの方は特に、あらゆる方法で紫外線から逃げてください。
この部分、多分、99%の方には興味がなく、98%の方に反発されるでしょう。
読まなくていいです。
ただ、反発される方々に珍獣を見るような目線でいちいち理由を聞かれたり、いろいろお節介親切な忠告を受けるので、一応、曲がることのないマイ屁理屈の理由を少し書いてみます。
第一に、こんな酷暑になってすら、いや、酷暑だからこそ、身軽に歩きたいだけです。
◾日傘
邪魔だし挿しながら歩くなんて行為が余計に暑いし、何より人混みでは周囲に迷惑だからまかり間違っても持ちたくないです(意外と骨の露先が、日傘を挿している人より身長が高い人の顔や目に刺さっています)。
もとの日傘のイメージって、私の母世代の女性は当たり前のように数本持っていたことにしか繋がらず。
それはUVカット云々の機能はスカスカだったであろう様々な色のラッセルレースやエンブロイダリーレースなどで出来た「洋服のテイストに合わせたものを持つ夏のただのお洒落アイテム(アクセサリー)」であると幼心に捉えていました。
2008年頃だったか、友人が「本物の日傘を注文した」と手にしたものは頑丈な65cmサイズの黒と銀色の大きな完全遮光タイプで、しっかり「日陰」が作れる点で、持っていたイメージは変わりましたが、本物がそれならそれだけにもちろん重たいので要りません。
◾UVウェア
ダース・ベイダー系もごめんなさい。
昔々、25年くらい前だかの、まだ巷で見かけなかった頃にバラドラに顔が隠れる大きなサンバイザーがあって、面白くて買ったことがあるけど、レジャーと魚釣りで2回使っただけで、街では邪魔だからすぐに処分しています。
ふざけグッズだと思っていたので、まさか今になっても被っている人を見かけるほどにレギュラー化するとは、当時は想像もしませんでした。
アラブのセレブか盗賊、どちらかわかんないグッズはコスプレには使えそうですね。
普通のと間違えて買ってしまったUVパーカー。
「あ、ちょうどいいかも」と炎天下で着たことがあるけど、めっちゃ暑いやん!
アイロンでピシッと整えた清々しい麻の長袖シャツ(麻にアイロンはかけないらしいけど、私はクシャクシャが苦手ゆえ)を羽織るのとはワケが違う、UVカット加工や遮熱加工が施されたポリエステルに体を包まれたら、私は熱気で倒れそう。
◾帽子
帽子はどんな自然素材でも、夏は被った方が蒸し蒸し蒸れて頭が熱くなるので危険な気がします。
全身のバランスのためには被るけど、「痩せ我慢」の骨頂だと思いながらです。
ただ、一応、キャップですら、目への直接の太陽光線だけは避けられます。
◾冷却グッズ
私は冷却グッズも一つも持ちません。
ネッククーラーは様々な種類を試したけど、猛暑となると強力モードにてすぐに充電が必要になる、もしくは溶けるかで、ただのお荷物。
ハンディファンに至っては、使っている絵面がどうにも私的には苦手だし、どのみちrpm86000とかの高速強風でもない限り、炎天下ではモワッとしたヌル風だから捨てちまったわ(一応、冷却シートで肌を拭いてから使うと瞬間は冷えます)。
めっちゃ古臭いけど、使うならいっそ「団扇」の方が当たる風が強いし範囲が広いから、涼しいことに気付きました。
ちゃちいハンディファンより団扇。
昔はお洒落な扇子を集めたものだけど、扇子って、躍りのでっかい舞扇子でもない限り、振っても振っても風が緩い。
団扇は扇子ほどのエネルギーを使わずに有意義な風が来る古人の知恵。
てか、団扇って販売してるのを私は見かけないのです。
たまたまアンパンマンミュージアムでバイキンマン団扇を見つけてうっかり買っちまったわ(´ε`;)ゞ
子供用だろうね、小さいわ(*`Д')
でも、バッグに入るわv(´▽`*)
バイキンマン団扇をパタパタしているババァなんてキモくて、他人は避けて通るだろうから身辺が空いて更に涼しき。
写真は誰にも必要はないだろうけど、せっかく撮ったから載せるね。私の唯一の夏グッズ。
ダリとかラファエロとかバンクシーの絵画団扇があったら流行らない?か( ̄▽ ̄;)
◾日焼け止め剤
日焼け止め剤くらいは一応、って、買うには買うけど、腕やら手などには塗った感触が気持ち悪いのです。
顔は下地やファンデーションなどに日焼け止め効果があって、近年はSPF値も高いから、日焼け止めという名のものはどの段階でも重ねていません。
どうせ汗で流れるし、仮に留まってもハンカチで拭いちゃうもん。
汗をかいた上に塗り重ねるのも気持ち悪い。
かといって、あの恐ろしきアルコールだらけのシートで拭いて塗るのもイヤ。
ちゃんと洗顔してサラサラになった肌になら塗るけど、外出先で洗顔って、難しいよね。
どこで洗うか、が大問題。
仮にデパートとかじゃなくて静かなシティホテルの空いたお手洗いであっても、洗面台を使うなんてマナー違反の傍迷惑千万で、洗顔は非現実的です。
と、友人とのくだらない雑談みたいになりましたが、ツッコミが入らない雑談ってつまんないのー。
日焼け止めは一年中使うべきものとは知っているけど、そんなこんなで毎年、夏の終わりにほとんど残ったまま、冬になる頃には「今年もか」と廃棄の運命を辿ります。
今年はどうでしょうか。
ってな私、紫外線を平気で浴びるのに美容を語って申し訳ない。
蹴飛ばされそうです。
日焼けには保湿剤ファースト
さて。
過去、海遊びが好きで好きで、特に海面焼けしまくりの波乗りやジェットスキーばかりしていました。
プラス、昔々、六甲アイランドAOIAにあったデカいウォータースライダーだらけの全長750mといわれていた巨大な流れるプール(阪神大震災で壊滅)も面白くて面白くて息子を連れて何回通ったことか。
息子の友人たちと、そのお母様たちとも行ってはしゃぎました。懐かしい。
そんな私がボディにシミなし、顔はまぁ、完璧主義者が見たら汚いけど、目立つ小さなものは2つくらい。
何故か。
単なる身勝手な想像だけど、「焼けたらしつこく保湿」をしていたからではないかと。
「焼けたら美白剤」が定説かも知れないけど、刺激が付き物の美白剤ではなく。
保湿剤ファーストです。
波乗りやジェットスキーは顔は晒していたけど、ボディはウェットスーツやラッシュガードだから隠れていました。
手もジェットスキーの場合は「焼けないように」ではなく「滑らないように」マリングローブを装着していました。
苦手だからUVウェアやマスク、グローブ等、避けているけど、本当は「隠す」って、すごく素晴らしい焼けない手段ではあると判断できます。
髪は長い時は三つ編みにしてまとめていました。
プールではビキニやワンピースの水着だったので、私の体の色は「ビキニ→ワンピース→半袖半パンウェットスーツ(ラッシュガード)→フルウェットスーツ(ラッシュガード)」の層になっていました。
その上、マリングローブやマリンシューズの跡まで付いているグラデ妖怪。
けど。
過去の夏は今ほど暑くなかったのは事実。
悲しい冷夏すらありました。
25年くらい前に
「日本はいずれ亜熱帯地域になる。居ながらにして南国リゾート♪」
なんて書いた通りになりましたが、違うのはリゾートどころか、この気温で普通にお仕事するわけで、通勤だけで疲弊する人多発。
大阪淀川の花火大会は10月に移行。
そのうち、南国みたいにビル工事は夜中になり、作物は亜熱帯系にシフトされそうな勢いです。
過去は豊富だったEUの日光浴グッズ
今どき、「UVBによる火傷を防ぎながら日焼けを促進して小麦色の肌にするサンオイル」なんて目立つ場所では全然、見かけないです。
今どき、進んで日焼けするアホは居ないかと。
昔、すでにオゾン層に穴を見つけていた頃にも関わらず、今ほど紫外線問題が叫ばれなかったからか、日焼けに対して「けしからん」なんて風潮は淡かったのです。
で、どこかに書いたことがありますが、当時、ヨーロッパでは日焼けというか日光浴文化があったため、クラランスでは「サンケア」シリーズがめちゃめちゃに充実していて、「日焼けするためのオイル」から「日焼け止め」「アフターサンケア品」がものすごく沢山ありました。
私は「日焼けするためのオイル」も買っていましたがwww、「アフターサンケア品」も山ほど買っていました。
アフターサンケアシリーズのジェルをホテルの冷蔵庫に冷やしておいて、シャワー後、焼けた肌にてんこ盛りに塗りたくしてパックしていました。
それは沖縄にもバリにもサムイにもランカウイにも必ず持って行きました。
日帰りでの波乗りやジェットスキーなどの時はジェルをクーラーBOXに潜めておいて、帰りに井戸水を浴びてからとか、周辺のスパに入ってから使用。
何故なら、アフターサンケアという気高い意識なんかではなく、何より火照った肌に気持ちよかったのです。
そして、ジェルの基剤は汗が籠ったりするポリマーなどの「膜」だから、夏のケアには使いたくなかったりもしますが、この「膜」こそが、皮膚にビッタリ貼り付いて、結果的に冷却だけでなく、保湿保護になりました。
シーブリーズをティッシュやコットンにドボドボに浸して肌にくっつけながら運転していた男子連中は、ティッシュやコットンドボドボですらすぐに揮発して剥がれ落ちていましたが、それは皮膚が燃えていたのと、シーブリーズがアルコールだからに他ならず、結果的に肌自体を乾かしていたため、爬虫類みたいな皮膚になっていましたが、揮発せずに肌に貼り付くジェルを塗っていた私はいつもツヤツヤでした。
日焼け過ぎて乾いた肌に潤いという役割を担ってくれたと思います。
このサンケアジェルは、今なら、ものすごくたくさんのオールインワンジェルが販売されていて、代用可能なテクスチャーのものがたくさんあります。
潤いに満ちた肌=日焼けにも打ち勝つ
で、日焼けでカサカサになったこともなく、潜在ジミはあるはずだけど未だにシミの発生がありません。
結局、「潤いに満ちた肌=健康な肌」、であり、「潤いに満ちた肌=紫外線ダメージにも打ち勝つ(かも)」という体感を持っています。
経過が長くなりましたが、総括すると「潤ってさえいたら無敵」
という考えに至ります。
日焼けに限らず、潤い肌は外敵に強くなります(個人差あり)。
肌の潤い=肌の体力
健康であればほぼ風邪をひかない、と同じような理屈です。
基本、ややこしい訴求に釣られてのケアは要らない。
単純に潤いを追求するには
1・むやみやたらと落とし過ぎない洗浄
2・何より保湿
3・潤いを逃さない保護
この3点だけだと思います。
紫外線はシミ、シワ、たるみの根元なので、通常はその上で紫外線防止剤を使いましょう。
紫外線は防止が最も大切ですが、防止する前に潤いを手に入れておきましょう。