
ーーースキンオイルは皮膚に透過、浸透、吸収するのか?ーーー
昨年のずーっと前になりますが、スキンオイル(キャリアオイルもしくはベースオイル)の肌への浸透吸収についての疑問をいただいたことがあります。
そういえば私自身、スキンオイルを扱い出した頃にあれこれ調べてみたのですが、結局、浸透以上の透過や吸収についでは本当のところは解明されていないらしく、正直なところ真実がわからないので話題にしたことがなかったと思います。
あまり興味のない方が多いと思われますが、ここで一度、調べていたことの一部を書き出してみます。
(注意・ド素人調べです。)
が、オイルが含有する各分子の在り方の複雑さと「解明されていない理由」が多く、どうにも説明があちこちに飛んだり話しが前後したような部分もあり、まとまりなく稚拙な内容になりました(-人-;)
しかも、本音、そんなことはどうでもいい、があるので面白くない内容になったというオマケ付きです。
ごめんなさい。
ただ、オイルというものは「透過吸収だけが価値ではない」ということが伝わればいいな、と思っています。
興味を持たれましたらゆっくりご覧ください。
目次 / contents
スキンオイル(キャリアオイル、ベースオイル)とは
一応。
スキンオイルとは、もちろん単体での使用もできますし、いわば精油を希釈して肌に運ぶ「キャリアオイル」もしくは精油の基剤としての「ベースオイル」とも呼ばれます。
ここでは、コスメグレード(精製度が高く不純物が少ない)の「植物オイル全般、もしくは鮫スクワランオイル、エミューオイル、馬(たてがみ)オイル、熊オイルなどなど」を指していると捉えて欲しいと思います。
皮膚浸透性と皮膚透過性、経皮吸収とは
皮膚浸透性の定義
=皮膚の表面(角質層)に塗布した物質が、皮膚の組織中(表皮、真皮、毛包など)に拡散、移動する能力や現象
・毛穴や汗腺、もしくは細胞間を通過する経路で吸収される。
・分子量500以下や脂溶性の物質が浸透しやすい傾向にある。
・化粧品では、例えばラメラ構造を持つ成分やナノ化などの低分子化技術を用いて肌深部へ届ける方法を用いている。
皮膚透過性の定義
=皮膚の表面層(角質層)から次の層へと成分が移動する現象
・成分の経皮吸収能力や過程のことを指す
・その過程=成分が皮膚の表面から皮膚組織内、更に真皮を経て血管系に至る
・皮膚の物質を通しにくくするバリア機能を突破する指標は、一般、分子量500以下、脂溶性の物質。
浸透と透過の違いは、
浸透=「肌深部に入る」
透過=「血管まで通り抜ける」
であり、通常のスキンケア品では「浸透」を使います。
精油や一部のスキンオイルに関しては、「経皮吸収」という言葉を使うため、「透過」を使うことが多くあります。
そして、経皮吸収とは、単純に吸収するだけではなく、医学的な定義によると
「血管に取り込まれて血中に吸収され、全身に運ばれること」をいいます。
ヒトにとって命にも関わる大切な皮膚バリアというものがありますが、精油やステロイド外用剤(合成副腎皮質ホルモン)、肌に貼るタイプのニトログリセリン(狭心症用薬)やニコチンパッチは、経皮吸収されてから血液に乗って全身に運ばれることが実証されています。
しかしながら。
なんと、皮膚に吸収されるということそのものについては
「皮膚の細胞に取り込まれる」のか「細胞間に取り込まれる」のかですら解明されていません。
多層構造の皮膚(表皮、真皮、皮下組織)のどの層まで到達するのか?についても
明確な立証はされていないそうなのです。
浸透吸収についての個人的体感は
自身は科学的根拠とは関係なく、体感的には
「オイルの一部は浸透吸収して、一部は肌表面で薄いバリア膜として残る」です。
また、漠然とした言葉かも知れませんが、「肌に親和する」「肌に馴染む」という表現をします。
精油ブレンドのベースにした時も、私自身は精油を血中まで運ぶ「お手伝い」をするオイルであって、オイルそのものはあくまでも角質層に寄り添って、潤いやシナヤカさや保護を叶えると理解したため、血中への浸透吸収については深く考えなくなりました。
「キャリア(運ぶ)」じゃなくて「ベース(基剤)」の方がしっくりする(個人的には)
どうでもいい話しですが
精油を希釈する場合、私は「キャリアオイル」という呼び方をせず、「ベースオイル」と呼ぶクセが付いたのは、その方がしっくり来るからです。
オイルには各々の個性があり、驚くほどの効能を抱えており、決して精油を運ぶだけが作用ではないので、「精油を運ぶオイル」より「精油のブレンドのベース(基剤)」という意識です。
精油は検出可能、オイルは?
キャリアオイルに溶け込んだ精油は、血中や尿の中での精油が含有する成分が検出可能なので、吸収されています(含有成分全てではありません)。
しかし、スキンオイル(キャリアオイル)は血中や尿の中での検出が見られないといわれています。
よって、スキンオイルへの血中への吸収は、その実証が不可能だから、ほとんどの研究者は「吸収されない」と考えるようです。
もし、中に「吸収される」と考える研究者が居ても、実証がないから認められません。
犯罪に於ける「証拠」や幽霊の存在と同様、真実より「実証」が全て、という世界なのであります。
が、それが全てかというと、そうではないと考えられる条件も多々あります。
オイル「浸透」の一般的メカニズム
まず、スキンオイルが「浸透する」メカニズムについての一般論です。
オイルが皮膚に浸透するメカニズム=オイルは水と油の両方に馴染む性質(両親媒性)を持つ」ため、主に皮膚のバリア機能を活用し、角質層の隙間を通り抜けることで実現されます。
※ 角質層は、外部からの刺激や水分の蒸発を防ぐバリア機能を持つと共に角質層に存在する油性成分である細胞間脂質が存在し、この細胞間脂質はオイルの浸透を助ける役割を果たす。
※ 両親媒性のオイルは油相と水相を繰り返すラメラ構造と似た構造なので、相互に影響し合って、浸透する。
そして。
・角質層の細胞間脂質と親和性が高いため、角質層の隙間を通りやすくなる
・オイルを塗布すると皮膚が柔らかくなり、角質層の隙間が広がりやすくなるため、水溶性の成分も浸透しやすくなる。
・オイルは水分と混ざり合うことで、より浸透しやすくなる
役立ち情報・オイルをベタつかせない使い方
ここで一つだけ、実質お役に立つお話しができます。
オイルを使う方はご存知なことですが、
オイルのベタつきが苦手な方にオイルをベタつかせず快適に使う方法です。
・理由
オイルがベタつく理由は、オイルを塗った瞬間の水分の蒸発や浸透に伴って、オイルが肌に残存するためです。
・解決
オイルは水分と混ざり合うことで浸透しやすくなるという両親媒性を利用して、オイルを塗布する前に肌に水分を与えることでベタ付きがなくなります。
オイルは透過吸収されないはず、という一般的理由と、解明への障壁
オイルは「1つのグリセリンに3つの脂肪酸が結合したトリアシルグリセロール(トリグリセリド)」です。
そして、オイルそれぞれが様々な脂肪酸で構成されている上に、微量成分も含有しており、その特性は分子間引力や分子構造も影響しています。
しかも、オイルは採取地や採取時期などの環境で組成は変化して安定しません。
何もかもを俯瞰で見たとて、明晰な答えは難しいと思います。
その1・各脂肪酸ではなく形成されるトリアシルグリセロールとして見た場合の分子は大きく重たい
皮膚透過吸収不可の一般的正当単純な理由は、
「分子量が大きくて血管に吸収されない」。
※物質の沸点や粘性など様々な物性に影響を与える「分子量」とは、物質の分子を構成する原子の原子量全てを合計した分子の重さです。※
◾トリアシルグリセロール(トリグリセリド)の発生
オイルは脂質ですが、グリセロール(特殊なタイプのアルコール)と有機化学物特有の脂肪酸が反応し合って形成されます。
全ての脂肪酸はカルボキシル基のグループと結合している炭化水素の長鎖(16または18の炭素原子を有する特徴あり)を持ちます。
(それらの長鎖のいくつかの「二重結合を持つものが不飽和の状態」、「二重結合を持たないものが飽和の状態」です。)
結果的に生じた化合物がトリアシルグリセロール(トリグリセリド)です。
グリセロール1分子に3分子の脂肪酸がエステル結合しています。
自然発生したトリアシルグリセロールは全て複合型です。
(省略しますが、これは変種が可能です。)
(食すと、身体はこれを酵素リパーゼで消化します。
この過程も面白いことにケン化(サポニフィケーション)と呼び、脂肪酸が体内で有益となります。
※ ケン化(サポニフィケーション)とは、油脂を強塩基と反応させることでエステル結合が分解され、水に容易に溶解する石鹸(脂肪酸塩)とグリセリンが生成されることです。)
◾分子量がデカいトリアシルグリセロール
オイル中に見られる脂肪酸から形成されるトリアシルグリセロールは非常に長い炭素原子の鎖を持つため、大きく重たい分子となります。
トリアシルグリセロールの分子量は、だいたい800〜900前後といわれています。
その計算は、「グリセロール部分(分子量92.09)から水3分子(18.02×3)が外れた後、3つの脂肪酸が結合したもの」です。
例えば
リノレン酸3つのトリリノレンは約878。
オレイン酸とパルミチン酸とパルミチン酸は約833。
だいたいの浸透分子量は
表皮~真皮は500以下(表皮は場合によっては800~1000)
血管壁となると100以下
なので、トリアシルグリセロールとして見た場合の真皮への浸透は無理ということにはなります。
◾各脂肪酸の分子量は小さい
ただ、結合されるトリアシルグリセロールではない見方をした場合の各脂肪酸の分子量は小さいです。
オイルというものは各オイルを組成するそれぞれの脂肪酸や微量成分の分子量が違うため、「この脂肪酸の分子量は小さくこの脂肪酸の分子量はデカい、といった構造」をしています。
各々が抱える脂肪酸の分子量が各々違うということは、
オリーブオイルの分子量は○○g/mol 、
とか、
ホホバオイルの分子量は○○g/mol
といった数値は出ません。
よって、オイルの分子量はN/A(Not Applicable(該当なし))と示されます。
「○○オイルの分子量○○g/mol 」と提示されている場合は、「その主成分を代表値」にしています。
例えば
- ・オリーブオイル
主成分
オレイン酸=標準70~80%/分子量約282.5 g/mol
その他
リノール酸=標準5~10%/分子量約280.4 g/mol
エクストラバージンでさえねっとりした重たい感触のわりには各脂肪酸の分子量は少ないです。・ホホバオイル(液状ワックス)
を持ちます。
主成分
ワックスエステル(直鎖長鎖エステル)=97%/分子量600~630g/mol
ホホバオイル自体の分子量も、その組成によって異なります。
エイコセン酸=標準75%/分子量310.51g/mol
エルカ酸=標準10%/分子量338.57 g/mol
オレイン酸=標準10%/分子量約282.5 g/mol
ホホバオイルは、炭素数38~44のモノエステル(高級不飽和脂肪酸と高級不飽和アルコールからなる)が主成分で、トリグリセリドはほとんど含まれていないため、正確な分子量を求めるには個々のエステル成分の分子量を考慮します。
そしてホホバオイルの特性は、「分子量の高さとワックスエステル構造による高い安定性と高保湿力」であり、特に皮膚の表面に膜を張って水分蒸発を防ぐ効果
このことは、「分子量が小さくて浸透吸収することだけが有能な物質というわけではない」という理論になります。・マカダミアナッツオイル
オレイン酸=標準50~60%/分子量約282.5 g/mol
パルミトレイン酸=標準20~25%/分子量254.414g/mol
トリアシルグリセロールとしての分子量は800~900g/molになります。・ローズヒップオイル(カニナバラ果実油)
リノール酸=標準標準35〜40%/分子量280.45 g/mol
α-リノレン酸=標準30~40%/分子量278.44 g/mol
オレイン酸=標準15%/分子量約282.5 g/mol
トリアシルグリセロールとしての分子量は約280~285g/mol
といった感じです。
脂肪酸それぞれの分子量は小さいです。
体感ではそれぞれの脂肪酸によるものであり、「一部は透過吸収して作用し、一部は肌表面でバリア様の仕事をしてくれる」ような気がするのではないかと思っています(ただの妄想です)。
また、トリアシルグリセロールがなんらかの酵素、もしくは物理的に再びもとの各脂肪酸に分解されるなら、「分子がデカいから透過しない」という説は違って来ます。
本音=すみません、こんな数字、書きながら馬鹿馬鹿しくなって来ました。
自身は体感が全てで使用するので、めっちゃどうでもいいです(--;)
その2・透過は分子量だけに在らず、分子構造にも依存する
肌への吸収が可能な分子量は一般、500以下とされてはいます。
しかしながら、
直径1ミクロンの穴があったとして、直径3ミクロンの丸い物質は絶対に通過できませんが、例えば直径1ミクロンで長さ10mmの棒は通る可能性があります。
あるいは、物質分子に激しい柔軟性があった場合に直径1ミクロンの穴にムギュッと入る可能性も妄想しました。
つまり、「分子量からだけで透過吸収の可否」を判断するのは「違う」のかも知れず、「透過吸収は分子量だけでなく分子構造にも依存する」と考えられます。
何につけ、一概に分子量が500以上だから浸透透過吸収しないと言い切るのは、ある意味の欺瞞だと感じています(感じるだけです)。
その3・もともと存在する脂肪酸やビタミンか、透過したスキンオイルが含有する脂肪酸やビタミンかは特定が不能
透過について解明されない原因は、複雑なだけではなく、皮膚のなんらかの酵素などで仮に分解されて吸収されたとしても。
血中にはもともと脂肪酸から生成されるコレステロールやビタミンが存在するので、検出されたソレがもともと存在する脂肪酸やビタミンなのか、塗布したスキンオイル由来の脂肪酸やビタミンなのか、ほぼ特定が不能です。
オイルの肌馴染みや浸透吸収に関する話し
融点・肌馴染みは分子量だけにあらず
各オイルの浸透感に関しては、個人的には、各オイルの融点も関係していると感じています。
融点自体が脂肪酸の組成によるものですが、融点は分子間の微細な引力が影響しており、引力が弱いほどに融点は低く、肌に馴染みやすいと感じます。
※分子間の引力とは、共有結合より弱いものですが、分子同士が互いに引き合う電荷の偏りに起因する微細な力のことで、主にファンデルワールス力や水素結合が含まれます(これは物質の融点だけでなく、沸点や蒸発熱などの物理的性質からも決定されます(分子の質量が大きく極性が高いほどに強くなる))。※
融点について
融点は脂肪酸の種類と構造によって違います。
◾融点が高い
=脂肪酸の炭素数が多い
=分子が大きい
=分子間力が強い
◾不飽和脂肪酸(二重結合)が多い場合
=分子同士が密に結合しにくい
=分子間力が弱まる
=融点が低い
↑
飽和脂肪酸は逆
◾同じ炭素数の脂肪酸の場合
二重結合が少ない=融点が高い
二重結合が多い=融点が低い
◾分子間力=ファンデルワールス力によって決まる
炭素数が多く二重結合が少ない=ファンデルワールス力が強い=融点が高い
※ ファンデルワールス力=分子間の引力
これは、オイルの特性(分子同士の表面張力、粘度、表面張力など)に影響する
レシチンを含有するオイル
また、アボカドオイルやセサミオイルやダイズオイルにはレシチンが含まれています。
グリセロールとリン脂質の化合物であるレシチンは、乳化を促進して皮膚への浸透を高めます。
皮膚透過データが出ているオイルあり
ヘーゼルナッツオイル、マカダミアナッツオイル、ホホバオイルなどは、皮膚表面での皮膚柔軟性や保湿保護効果だけでなく、皮膚内部に栄養を与える様々な効能が認められており、皮膚透過、あるいは「素早い」皮膚透過のデータもあります。
また、皮膚治療及び栄養補給特性については例えばアボカドオイルやキャロットオイルなどなどオイルによりますが、皮膚に透過吸収して皮膚治療特性を持つことが実証されています。
変な見解いろいろ
調べていると、ユニークな説も出てきます。
・分解説
オイルは、塗布すると「肌表面で分解され小さな分子になって吸収される」という説を聞いたことがありましたが。
そのような分解酵素は発見されてはいないと思います。
・選択的吸収
皮膚は、「塗布されたオイルや薬剤の成分を選択的に吸収している」という論文を読んだことがあります。
面白い見解ですが、選択についてのメカニズムが解明されていません。
・まさかの細胞膜に溶ける説
細胞膜は水に対してバリア機能を持つ脂溶性ですが、
キャリアオイルを構成する脂肪酸は細胞膜に「溶ける」のでバリア機能を突破するという説もありました。
もちろん、体感で「親和する、馴染む」という感覚は分かりますが、細胞膜に溶けるとは思えません。
多分、透過も吸収も意図的でも選択的でもなくて、「成分濃度」や「皮膚内部での濃度差」などの影響を受けての拡散現象という説の方が有力なような気がします。
オイルの種類、身体部位によっても様々
そして。
仮にスキンオイルへの吸収が立証されたとしても、吸収量や吸収率はスキンオイルの種類や身体部位によっても違うはずです。
個人差や気候などの環境差、または塗布の時間帯、タイミングによっても違って来ます。
皮膚吸収の高い部位として一番吸収性が高いのは薄い部分で、「陰部 > 脇下 > 頭部」といった感じだそうです。
手の平や足裏は強力な厚いバリアがあるので、足裏マッサージ用のブレンドオイルに関しては、キャリアオイルどころか精油の吸収さえも微妙な気がするのですが(↓※)、足元からのポカポカが持続するのは確かなので、「吸収している気がする」のです。
これについて、確たる立証が出来ていないのは残念です。
※よって、フットマッサージオイルに関しては精油を高濃度でブレンドしてみています。※
心地好ければいいんじゃね?が本音
さて。
曖昧やモヤモヤが嫌いな私ですが。
この件については
「立証はどうでもいい」
が本音です。
肌にシナヤカに馴染んで寄り添い、肌内部も心地が好いから使うだけです。
また、弾くはずの水とも調和して、オイルそのものの滑りや重たさを調整してくれる点も好きです。
曖昧モヤモヤですが、以上です。
ついでに常用しているオイルについて
・以下は個人的に現時点で愛用しているベーシックなオイルたちです(いろいろ試すのでずっと同じではありません。)
現在は基本、「フロリハナのキャリアオイル」で揃えていますが、アルガンオイルは「コディナ」、ローズヒップオイルは「トリロジー」。
最近、「フロリハナの超臨界抽出」のものも使ってみています。
その他、ホホバオイルは日本製の「オリヂナル株式会社」の「ピュアゴールデンホホバオイル」はクセがなく馴染みよくて好んでいます。
※ ホホバオイルは、今は手元にありませんが「ナチュラルオーケストラ(世界5大有機認証)」の優れた浸透感覚と質感もお勧めです。
・フロリハナはフランスブランドで国際的なオーガニック認証(ECOCERTやUSDAなど)を多数取得している高品質なブランドであるにも関わらず、全体から見ると価格は押さえ目です。
(公式サイトショッピングでは、AEAJ(日本アロマ環境協会)会員は購入時にダブルポイント付与とのことです。この会員番号は約20年間、なんの役にも立てたことがなかったけど、ここで始めて役立たせてみました。)
・コディナはフランスのブランドで、オーガニック認証団体Nature & Progrèsの認証を取得しています。
・トリロジーはニュージーランドのブランドで、オーガニック認証BioGroを取得しています。)
個人で使うものは開閉が頻繁なので、容量が多いものは手元に置きません。
特にローズヒップオイルとアルガンオイルについては酸化が早いので小さな容量のものをマメに購入します。
販売時のためもあって、ある程度のストックが必要なホホバオイルやマカダミアナッツオイルも100mlボトル単位で数本持ち、開封したら自身で早めに使い切ります。
※石鹸オイルについて
0年くらい前からは、仕上がりの心地好さと安心感から、結局、石鹸にもコスメグレードのオイルを使う比率がかなり高くなりましたが、基本、フロリハナのオイルを使用することが多くあります。
1バッチでオイル(バターを含む)量500gと後入れ余剰オイルが20gほどと(グラム単位なので質量によりミリリットル単位より多く必要です。)、一気に消化するため、あれば大容量で購入しますが(大容量がないものは200mlを複数個)、やはり酸化劣化を考慮して、あまり早くからはストックせず、できるだけ製作直前に計画準備しています。※
※ 石鹸オイル余談・石鹸オイルのグレード
石鹸作りの本などには「食用オリーブオイルはエクストラバージンでは固まりにくいからピュアが向く。」などと書かれている場合がありますが、自身はオリーブはエクストラバージン以外は使ったことがなく、ゆっくり固まることに慣れているため、コスメグレードを使うことにも躊躇はありませんでした。
ディスカウントと余剰させるオイルを肌に残すことが目的なので、できるだけクオリティの高いオイルを使用します。
「綺麗過ぎるオイルは石鹸に向かないとか、うまく出来上がらないという説」には疑問しかありません。
コスメグレードは本当にクリアーな質感になり、養分も綺麗です。※
下記、「・」はごく一般的特性。
「☆」は偏見に満ちた感想です。
◾アルガンオイルーーーーー
・不飽和脂肪酸であるオレイン酸(標準46%)とリノール酸(標準33%)が主体
・オリーブオイルの2〜3倍のビタミンEを含有=エイジングケア作用が高い
・若干、酸化が早いので、開封後は早く使いきること

☆素早く浸透し過ぎず伸びが良く、ちょうどよい軽さが嫌いではないし馴染みもよいけど、一般いわれるほどにはエイジング効果などは分かりにくい不思議ちゃんだと思っていました。
鈍感な私にはこれでなくちゃ!な特異性が見つかりませんでしたが、試しに使ってみたコディナのアルガンオイルは非常に心地がよく、手応えがあります。
肌にハリが出る感覚ありです。
(アルガンオイルは石鹸にすると、意外にも軽い感触になります。)
◾ホホバオイルーーーーー
人間の皮脂構造に類似する(ヒトの角質層にも約20~30%含まれる)「液状ワックスエステル」。
・質のよいホホバオイルは、肌に素早く浸透。
・乾燥を防ぐパワーが高く、皮膚バリア機能を強化する。
・水分と油分のバランスを整えて、肌荒れやニキビから解放される。
・含有するビタミンEの抗酸化作用によりエイジングケアに向く。
・皮膚常在菌による分解を受けにくい。
・頭皮の乾燥やかゆみを抑えるため、育毛基盤ができる。
・非常に酸化しにくいため、取り扱いが楽。
・ゴールデン(未精製)は有益な養分が残留
・クリアー(精製)はアレルギー物質が限りなく少なく、肌への馴染みが非常によい、更に酸化しにくい
☆肌の調子がよい時は更に健康な肌を保ち、調子が悪い時は比較的速やかに治癒してくれるパワーオイルです。
液体ワックスでありながら被覆膜を感じない軽さとクセの無さ、余計な養分を振り回さない点で、万能オイルではないかと感じています。

・フロリハナホホバゴールデンオーガニックは非常に軽く浸透感が高いのですが、肌が疲れていても受け入れることができます。

オリチナルピュアゴールデンホホバオイルはフロリハナより厚みが感じられるため、肌が弱っている時には単体で使い、ふだんはマカダミアナッツオイルとブレンドして使うことが多いです。
◾ローズヒップオイルーーーーー
・必須脂肪酸(リノール酸、α-リノレン酸)80%以上が主体
・特に乾燥肌の修復
・ビタミンA(トランスレチノイン酸)、ビタミンC、ビタミンEによるハリ、艶、美白、ターンオーバー促進などのエイジングケア作用あり
・未精製(金色~鈍く淡い赤色)の方が圧倒的に効果が高いが、若干、生臭さがある
・不飽和脂肪酸が多い=酸化が早いので、開封後は早めに使いきる
☆サラリとしていると書いているものが多くありますが、個人的には比較的重ための感触があります。
目元が乾いた時などには留まりがよく蘇生効果も高いのですが、濃厚さゆえに長い継続使用はしない方がいいというより、自然としたくなくなります。
精製を使えば長期継続ができると思いますが、ローズヒップオイルに限ってはその養分(微量成分)に魅力があるので、どうせ使うなら未精製派です。
個人的にはバオバブオイルやウチワサボテンオイルのようなレスキューオイルのカテゴリーです。

・フロリハナの「超臨界抽出(二酸化炭素(CO2)を溶媒として抽出)オイル」は養分の残留が極めて高いそうで、ローズヒップ実の香りが強いです。通常の低温抽出より密度が高いような感触で、養分をダイレクトに感じます。
肌が疲れている時ではなく、強い養分を受け入れられるほどに肌が元気な時にこそ使いたいタイプです。

・トリロジーのローズヒップオイルは生臭さが淡く、粘度も緩めなので使いやすいですが、肌を護ってくれるバリア形成力と軽い蘇生力を感じます。
クセが淡く養分に優しさを感じるので、個人的には肌が疲れて萎んでいる時にも使えます。
◾マカダミアナッツオイルーーーーー
・不飽和脂肪酸であるオレイン酸(標準60%)とヒト皮脂類似物質パルミトレイン酸(標準25%)が豊富=消えたかのように馴染み、パワフルな浸透感あり
・優れた保湿力によるエイジングケア作用あり
・酸化しにくく保存性に優れている
☆伸びがよくてクセがなく、肌馴染みに優れており、肌に有益な上に非常に使いやすいオイルです。
酸化しにくい点で扱いやすさもあります。
個人的には空気みたいな存在です。
フロリハナのマカダミアナッツオイルはスンと馴染みます。
(が、食用をドレッシングに使ってみると匂いに妙なクセがあってビックリ。食すと塗るは別物でした。)

◾モリンガオイルーーーーー
・安定性が高く、オレイン酸(標準70%以上)主体のオイルで、ベヘン酸も含み、寒い所に置くと白色のワックス状の物質になる
・ビタミンA、Eを含むため、積極的エイジング作用を持つ
・ビタミンAは安定して肌に届くため、滑らかな肌を作る
・肌の成長を促すサイトカイニンを含み、組織の損傷を遅らせる効果あり
・抗シワ、肌荒れ防止、ニキビ防止、ニキビ跡修復、ターンオーバー促進作用
・モリンガの木は、人間に必要な栄養素をたくさん含み、「300の病気を予防する奇跡の木」と呼ばれている
☆フロリハナのモリンガオイルに限らず、ちゃんとモリンガオイルであれば、さすがワサビノキの種子から抽出したたけあって、ツンとしたスパイシーさと、草をそのまま擦り下ろしたような生々しい香りがします。
個性的で嫌う人もありそうです。
少々重ためのテクスチャーで、後肌の保湿感が高いです。
長く使っていると、ナチュラルなビタミンAの存在を感じて来ました。
どのオイルよりエイジング効果が高いと感じます。
融点が約16℃〜20℃なので、冬場は若干、使いにくいですが、ぬるま湯で湯煎した程度ですぐに融解します。
モリンガオイルを主体にした石鹸を作っていますが、その強い保湿力はエイジング石鹸として秀逸です。






