ーーー簡単綺麗♪ルースタイプのミネラルファンデーションーーー
ミネラルファンデーションを初めて使ったのは多分、2007年頃。
以来、飛び飛びに使っていますが、今回、久しぶりに使い出しました。
肌負担がなくて、テク要らずで簡単なのに仕上がりが綺麗で、しかも石鹸で落とせるからとても楽チンなのに、すっかり遠ざかっていました。
特にこのコロナ禍の影響による自粛やステイホーム生活は、リモート会議とか、またはちょっとだけ対人がある場合(幼稚園のお迎えとか)、近所といえども外出する場合(食品を買うだけとか)、つまりほんのちょっとのために手間取るベースメイクやクレンジングはしたくないのが本音。
今この時から、ザツ塗りオッケー、石鹸洗顔のみでオッケーなベースメイクを始めませんか?
て...くだらないキャッチコピーみたいになってしまいましたが。
目次 / contents
ミネラルファンデーションって?
ミネラルファンデーションとは、天然のミネラル(鉱物)、酸化鉄のマイカ、酸化亜鉛、酸化チタンの4つのミネラルだけが主成分のケミカルフリーなファンデーションです。
クリームタイプやスティックタイプもあります。
パウダーはプレスドとルースがあり、持ち歩きに便利だからプレスドタイプのパウダーも使ってみたけど、私は仕上がり感がフンワリするルースタイプの方が好きです。
ルースタイプは、他のタイプに比べると成分がとてつもなくシンプルです。
このシンプルさに初めて使った時は
「ファンデーションって、これだけで出来上がるんだ?しかもノリもいいし仕上がりも綺麗!なんでなんで?」
と驚きました。
何より、(ポイントメイクさえ植物オイルで落とせば)肌にクレンジングの必要なく(クレンジングしてもかまわないけど)、石鹸洗顔だけで落ちるのは魅力です。
(※ただし下地の日焼け止めも石鹸オフタイプを選んでいた場合のみ)。
また、実際は付けたまま寝ちゃっても大丈夫なので、最悪「寝落ち」しちゃうくらい超絶多忙な世代の方には嬉しい処方。
オンリーミネラルが好き
過去、ルースタイプのミネラルファンデーションは、ベアミネラル、エトヴォス、レイチェルワインだけ試しましたが、結局、肌ノリやナチュラル感高まる生き生きした仕上がりに於いて、私個人的にはオンリーミネラルが好きだったので、今回もオンリーミネラル、そのプレミアムを選びました。
オンリーミネラルは今はいわゆるコスメショップとかバラドラとか雑貨店内のどこででも見かけるから、色や感触のセルフテスティングならどこででもできるし、手に入りやすくなりました。
けど、初めて使う時は多少のレクチャーやお試し体感が欲しいのは事実。
10数年前には百貨店にオンリーミネラルだけのカウンターがあり、できれば会話なくサクッと指名買いしたい私ですら、初めての時はレクチャーを受けてタッチアップしていただきました。
当時の感想は、
「こんなチマチマした使用量なの?」
「うわっ、粉だけなのにパサパサしないし、一気に顔がアガった!」です。
ちょっと目から鱗。
このレクチャーお試しがあったから、その後、他のブランドのミネラルファンデーションも気軽に使えた気がします。
(ちなみに当時は「ベアミネラル」も百貨店にカウンターがあって、すごくカラフルだったのでついついパウダーやチーク、アイカラー、パウダーコンシーラー、果てはブラシウォッシャーまで買い揃えてしまったのですが、全てがルースタイプで使い勝手が苦手で引き出しの奥に行っちゃったのを思い出してしまいました。)
オンリーミネラルの普通の「ファンデーション」と「プレミアムファンデーション」の違い
わかりやすい数値による日焼け止め効果の差は、
普通の「ファンデーション」=「SPF17・PA++」
「プレミアムファンデーション」=「SPF40・PA++++」
です。
構成の違いは、「プレミアムファンデーション」には新製法のマイカやダイヤモンド、ゴールドが配合されています。
ここからは体感的な違いですが、
「プレミアム」と来たら、もしかしておばちゃん向けのカバー力が高いもののように思って少し心配だったけど、全くの逆で、新製法マイカやダイヤモンド、ゴールドによるツヤツヤ感のせいで、むしろ普通の「ファンデーション」の方がマットなカバー力を感じます。
普通の「ファンデーション」のツヤタイプよりツヤツヤです。
けど、化繊のツルツルテカテカではなく、落ち着いた光沢と柔らかさを備えた「絹の艶」です。
で、分厚く「覆う」ではなく「優れた光拡散」でアラをカバーする感じ。
また、ツヤツヤのわりに貼り付き感があって、肌を滑らかに見せると思います。
だから毛穴とか何かしらの凸凹が見え見えってことは無く、フラット仕上げです。
けど、若干、素肌っぽ過ぎるかも。
好みの問題、またはシチュエーションにもよるかと。
しっかりしたメイク感ある仕上がりを求める場合は、普通の「ファンデーション」の方が向いています。
正装でしっかりカバーもしたい時は普通の「ファンデーション」を使い、カジュアルダウンでエセ素肌っぽく居たい時はこちらの「プレミアムファンデーション」っていう使い分けもアリかも。
扱いやすい容器
「プレミアムファンデーション」のメリットは、私には何より容器。
普通の「ファンデーション」のようにいちいち「ティッシュの上に置いたフタの裏側にパウダーをポンポンと出してクリクリとブラシに含ませて、余分をティッシュの上にはらう」という邪魔くさい一連の動作が不要な容器です。
リタッチの必要がない、あるいは私のように「落ちっ放しズボラ」の場合は関係ないとしても、いつなん時なにが起こるかまるで分からないこの世間、もしかしてリタッチしたい時もあるかもで、普通の「ファンデーション」は、外出先では「置いて作業するスペース」が必要だから大層なのです。
また、いちいちフタを洗わすに居ると、日々、堆積した感じで透明ではなくなり、汚くなるのも嫌いです。
「プレミアムファンデーション」は真ん中にメッシュネットがあって、そこにブラシを突っ込んだら、ブラシにだいたい適量のファンデーションが付着するから、フタの裏の盛り上がった真ん中で少しクリクリするだけで、多いと思ったら適当にそこではらうか、ティッシュにはらうだけです。
今回、「プレミアムファンデーション」を選んだのは、中身よりこの容器のせい、ってくらい、この容器は扱いよいです。
2色展開
ただし、「プレミアムファンデーション」の色展開は「ライトオークル」と「オークル」の2色しかありません。
私自身は過去にカウンターで「5 ライトオークル(ツヤ、マット)」とされて以来、今もそのまま不自然がないので疑問なくライトオークルを選択していますが、特に色白の方や健康的な肌色の方には寂しい展開です。
ホントはザツ塗りオッケー
使い方は、
- (普通のファンデーションの場合パール粒くらいのファンデーションの底をポンポンと叩いてフタに出して)ブラシをクルクルして均一に含ませる。
余分はトントンと払う。
ブラシ表面にファンデーションが残らないよう、ブラシの内部にファンデーションが存在する感じが理想。 - 顔の中心から外側に向かって、ブラシのコシを感じるぐらいにしっかりとブラシを押し当てながらクルクルする。
を気に入るまで繰り返す。
というちょっと複雑とも感じるマニュアルですが、真面目に深く考える必要はなく、テキトーで全然大丈夫です。
ザツでも決して粉っぽくはなりません。
他の形状のファンデーションよりグンと簡単といえます。
仮にブラシへの含ませ方が悪くて肌にファンデーションのダマができても、ブラシをクルクルクルクルしていたら自然に馴染みます。
これはカウンターのBAさんに教えてもらいました。
また、ブラシにファンデーションがなくなっても、そのままクルクルすればするほどにツヤ仕上がりになるのも不思議な魅力です。
専用ブラシ
ミネラルファンデーション用のブラシならどれでも応用できるとは思います。
が、ファンデーションの構成や粉体は各ブランドによって微妙に違っていて、経験上、ブラシもブランドを統一した方がノリが綺麗です。
様々なブランドのミネラルファンデーションが並んでいるところでブラシを比べてみると、柔らかさや毛足の長さ、毛量、カッティングなどがそれぞれに違っていて、それぞれに合わせていると感じます。
ミネラルファンデーション専用のブラシはたいていタクロンというポリエステル繊維でできていて、オンリーミネラルもタクロンです。
天然毛のブラシしか使ったことがなかったので、最初は抵抗感があったのですが、使ってみると肌当たりが柔らかく優しく滑らかで、違和感なく使えました。
洗うこと、乾かすことを繰り返すことを考えると、むしろ天然毛より清潔で丈夫かも。
よくできています。
私は普通の「ファンデーションブラシ」はもう3本目ですが、3本目も新しいものと比べると、洗いながらの経時劣化はブラシの柔らかさを損なっています。
また「柄」が色褪せます。
なので、今回は「ポケットファンデーションブラシ」の方で新調しました。
「ポケット」というのはミニサイズというわけではなく、持ち歩きやすいケースに入っているだけで、むしろ「ファンデーションブラシ」より毛量はフサフサしている気がします。
※写真・左が「ポケットファンデーションブラシ」、右は「ファンデーションブラシ」です。トライアルセットの親指サイズブラシ
それと、「付属の小さなブラシ」が欲しくて、「ファンデーション2.5g」と「デビューブラシ」のセット「オンリーミネラル ファンデーション トライアルセット」を買いました。
今さらトライアルを買ってまで欲しいこの小さなブラシは、親指サイズ(実際は親指よりはデカいけど)のブラシで、目と鼻の間や瞼、眉上辺りの「狭いところ」にとても便利なのです。
質に遜色のない良いブラシです。
欲をいえば「柄」がもっと長かったら嬉しいのだけど、あくまでもトライアルセットだから欲張ってはいけません。
というか、「柄」を長くしてブラシだけ販売して欲しいと思います。
このトライアルセットも色展開は「ライトオークル」と「オークル」だけですが、ブラシ在りきの親切セット。
ブラシは顔全体には使いにくい大きさだけど、トライアルとしては優秀だと思います。
フタに出すのがどうのこうのと邪魔くさがりつつ、バシッとキマるのはこちら普通の「ファンデーション」でもあります。
※そういえば、何年も前に使ったプレスドタイプのファンデーションに付属されていた、正面の広い面と側面の狭い面がある扇型のブラシがコンパクトながらに便利で優秀でした。
付属のわりに毛量が多く、ちょうどよいコシがあったので、ファンデーションが無くなってからも、よくチークやフェイスパウダーに使っていました。
今なら「ミネラルモイストファンデーション」や「マーブルフェイスパウダー」の付属ブラシだと思います。※
プレミアムファンデーションの成分表
マイカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、金、ダイヤモンド末
ファンデーションの成分表
マイカ、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛