フェイスパウダー/AQミリオリティフェイスパウダーn、ジバンシィ・プリズムリーブル、江原道UVフェイスパウダー

ーーー肌理を整えてくれるフェイスパウダー(フィニッシュパウダーーーー

フェイスパウダーは、主に
・ファンデーションを密着させて崩れにくくするため
・テカりを抑えるため
に使いましょう、というものではありますが、何より見た目の肌を美しく整えてくれる立役者だと思います。

私自身は以前、乾燥肌だったので、フェイスパウダーを使うと肌の油分を奪われる感覚からのパサパサ感が嫌いでした。
かといって、皮脂過多の友人は余計に毛穴が目立つから嫌いだと言っていたため、要するに水分油分のバランスが取れた綺麗な肌をより一層、綺麗にするためのものでしかないイメージすら持っていました。

けど、リキッド状やクリーム状のファンデーションだけで過ごすと、よほど油分の少ないファンデーションでもない限り、だいたいは短時間でスッピンみたいになるし、ファンデーションの種類によっては妙なテカテカ顔で過ごしていました。

克服すべく、かなりのブランドのフェイスパウダーを試した過去があります。
そんな中、好きなフェイスパウダーにも出会えました。
強い整肌力、乾燥知らず、毛穴落ち知らずに於いて優れていると感じる、そして比べたから分かる、特にお気に入りの3点を書き出してみました。

また、乾燥肌だった私の個人的な感想でしかありませんが、記憶から各ブランドの傾向を簡単に書き出してみます。
リニューアルされているものもあるので中身の変化はあるはずですが、いくつかはリニューアル後に新たに使ってみても、そのブランドの「傾向」自体に大きな変化は感じていませんので、参考になりましたら幸いです。

尚、下地、ファンデーションもフェイスパウダーと同ブランド、同ラインで使用した方が整合性が取れて全てのアイテムが引き立て合う部分があるかも知れませんが、私自身は全く気にせず、自由に組み合わせているので、必ずしも同ブランド同ラインでの感想ではないことをご了承ください。

一応、
・もともとは乾燥肌
・表皮薄め
・毛穴の目立ち無し
・ベースメイクは素早くザツで下手くそ
・現時点では60代半ば
な者の感想です。

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お気に入りフェイスパウダー

抜群の麗しさ・コスメデコルテAQミリオリティ/フェイスパウダーn

これはAQミリオリティのスキンケアに呪縛されまくっていた17~18年くらい前に「ついで買い」から使い始めましたが、持たなかった時期を挟みながら、だからこそ分かりました。
自身、めちゃくちゃ好きです。
私が初めてパウダーを克服したのはこれです。
たかだかパウダーにまさか感激するとは思いませんでしたが、初めて使った時に、仕上がりのあまりの滑らかさとシットリさに歓喜しました。

仕上がりは私の感覚ではツヤ系、テカテカではない美しいツヤ系です。
けど、ツルツルではなく、「ふんわり柔らかな仕上がり」です。
公式サイトによると「素肌に近い丸みを帯びた形状のパウダーが光を滑らかに反射させる」とありますが、これがまさに肌を整えながらもナチュラルなツヤを失わない処方なのだと思われます。

桃肌ではない、けど陶磁器肌でもなく、ちゃんと人間的で柔らかな見た目肌。
パウダーの色や湿感からして、いかにも厚化粧になりそうなイメージがあるかも知れませんが、決してお化粧お化けにはならず、不自然のない整肌力です。
乾期でも、どれだけ時間が経っても乾燥パサパサにならず、肌表面はスベスベのままです。
サラサラではなく、スベスベ。
かなりの経時ですら、笑いジワも怖くないキメ細かな肌理。
さすがにここ数年の真夏の滝汗では落ちますが(何を使っても落ちる)、肌に馴染んでしまい、表面で汚い落ち方はしません。

何より驚いたのは、重ねても尚、厚塗り感が出ず、嫌みのない優しいツヤ肌のままである点です。
もともと毛穴が目立たない肌質なので確信はないのですが、むやみやたらと毛穴を埋めて隠すタイプではなく、フワッと隠してくれて全く浮かないタイプなので、毛穴知らずのように本当に美しく仕上がると感じます。

ケースの中では粉自体がサラサラと存在せず、まるで湿度を含んだように少しずつ小さなマスがあるように見えます。
片栗粉みたいな。

これは少しだけライラック寄りの爽やかなピンク色しかなく、例えば他社の(例えばクレ・ド・ポーボーテより)見た目のピンク味はかなり強めで、初めて見たら「え?」と思う方もあるかも知れませんが、白っぽさは僅かで、代わりに肌色がドン!と上がります
本当に綺麗に仕上がるので、今でもノーファンデ下地のみでこのパウダーを使うことが多くあります。

初めて使ったのは40代でしたが、年々、テクスチャーにも処方にも色味にも良さを感じるので、ある程度の年齢層の方の救世主ではないかと感じます。

私自身は、湿度の高い時期より特に乾期に於いてよく使っています。

22,000円(レフィル18,700円)という高値ですが、30gも入っていてこのクオリティなので、他と比べて法外な価格ではないと思います。

ケースはバカでかいです。
このデカさは、昔ながらの「白粉」な感性が残っているイメージです。
レフィルでもかまわないのですが、私はまずはケースありきで購入します。
古くさいデカさと、しょせんプラスチックのエセゴージャス感だけど、このバカバカしさこそが楽しく、並べているだけでちょっとワクワク。

旅行などでどうしても携帯したい時には、何年も前にAQファンデーションを購入した際にサンプルでいただいた小型の同AQミリオリティフェイスパウダーのケースに入れて行きます(上写真)。

魔法使い並みの整肌力・ジバンシィ/プリズムリーブル 

これもやはり、カクカクした蓋に大きなブランドマークが付いたケースだった18年くらい前から使い続けています。
今はケースは控え目な大きさになり、ブランドマークも上品になりまして。
けど、昭和ならヴェルサーチ系、なんとなくドルガバ系、つまりヤンキー系。

デザインより何より、下世話なお話ですが量は減りました。
以前は5g×4の計20gでしたが、今は3g×4の計12g。
以前の価格は全く覚えていませんが、同じくらいだったような。
リニュ後、ケースの高さが以前より低くなっているので気付きました。
それでも簡単に肌理が整うパワーが強いので止められません。

こちらのテクスチャーは私曰くの「埃系」。
とても粒子が細かく、フッと吹いたらサラサラと飛んで消えるような質ですが、ほんのり湿度も感じる不思議ちゃん。
肌にすんなり馴染んでしまうのに、消えちゃった感はなくて、
厚塗り感もなくて、生臭さもなくて
つまり、ちゃんと綺麗

うまく表現できなくてもどかしいのですが、とにかく整肌力が見事です。

ツヤという点では上記のAQミリオリティのような滑らかなツヤは持ちませんが、マット過ぎるカサカサ感は全くなく、長時間しなやかに密着しています。
長時間密着のコツは量かも。
少量で充分です。

通年使って問題がない、常に肌理を整えてくれるニュートラルさ。
真冬も馴染んで乾きませんが、私は特に夏秋に愛用しています。
汗にも強い、いや、強いというよりジンワリ汗でもネコネコしないし、滝汗なら綺麗に消える、みたいな。

ケースは色別に4つに分かれていて、使い方によっては均一に減らず、使いにくいといえば使いにくいのですが、そんなことは容易に許せる粉質と仕上がりなのです。
ケースをひっくり返して粉をパフに乗せて、パフを揉み揉みして粉を混ぜます。
で、ちゃんと混ざっていなくても大丈夫、肌に乗せたらだいたいなんとなく均一になります。
4色の色味は各々が各々で集合するとはっきりと違うけど、彩度が同じなのでテキトーでも問題がないのだと思います。

ふだんは肌色のアクを吹き飛ばす淡いブルーやグリーン、パープルなどの4色による「No.1パステルシフォン」を使っていますが、今はパープルがかったホワイトや様々な黄色味を持つ肌色の4色による「No.2ホワイトサテン」を使ってみています。

個人的感覚ですが、
透徹した冴え顔にしたいなら「No.1パステルシフォン、
それよりはナチュラルな雰囲気で居たいなら「No.2ホワイトサテン」
を選んでいます。
クリスマスシーズンなどにキラキララメを含んだカラーが出ますが、ガチケバになるわけではなく、しかしながら「ラメはどこ?」な手応えが無いわけでもなく。
アソビ心でカジュアルに使えます。

ちなみに備え付けのパフは小さめで、どちらかというとペラペラなので、江原道やクレ・ド・ポーボーテのパウダーパフのような、フカフカタイプの使用がお勧めです。
これはどのパウダーにも当てはまりますが、大きなパウダーブラシでも使えます。
(私自身は不器用でムラになるので苦手です。)

ただし、パフでパウダーを軽く押さえるように付けてから、大きなブラシで少し均すと更に持ちがよくなり、ほどよいツヤが生まれます。

真夏の親友・江原道(Koh Gen Do) UVフェイスパウダー(旧マイファンスィー UVフェイスパウダー)

これは、江原道のパウダリーファンデーション「マイファンスィーグロスフィルムファンデーション」が、パウダリーファンデーションとは思えぬほどの仕上がりがあまりに良かったので、もしかしてパウダーも良いのでは?と試しに買ってみたのが始まりで、以来、お気に入りです。

江原道はいつからか「マイファンシー」という名前をなくしたみたいだけど、この商品はもしかして廃盤になっているみたい?
もしかして期間限定品?
調べてみたら、今年2024年の3月26日に追加発売、とのこと(これを書いている時点では公式HPには掲載なしです)。

※ これは普通の「フェイスパウダー12g」ではなく、「UVフェイスパウダー10g」の方です。

素晴らしいテクスチャーと仕上がり力です。
容量10g(税込3,740円)と少なめなので一昨年前に初めて購入してすぐに予備をストックしたたため、まだかろうじて手元にあります(買ったばかりの頃に撮った写真のバックアップが見つからず、中身がほぼ無いので中身を少し出して撮り直しました)。
色はソフトベージュとベビーピンクの2色がありましたが、私はほとんど夏に使用するのでソフトベージュを使っています。
色味はほぼ感じず、ファンデーションの仕上がりを高める感じです。

ケースの中ではサラサラなだけに見えますが、指2本で触ると意外にも湿感があります。

ノンケミカル処方の上に「SPF50+ PA++++」なので、購入前には乾燥やキシキシ感や白浮きの懸念がありましたが、それは杞憂に過ぎず、質感サラリの米粉系、しかしながらに肌上で浮くことなく、サラリとした見た目なのにちゃんと密着して綺麗に乗ります

冬季試してみたら特に乾きを感じるわけではないですが、私はほぼ夏使用です。
真夏の滝汗は問題外ですが、綺麗に落ちます。
普通のジンワリした汗や通常量の皮脂には強いラスティング力を感じます。

仕上がりはサラリとしているのにシルバーパールが配合されているのでマットマットにはなりません
このシルバーパールは派手ではなく、ほどよく上品に配合されており、毛穴も肌色のクスみもカバーしてくれます。
実際、肌に透明感をもたらすのはゴールド系のパールよりシルバーのパールなので素晴らしいです。
(人によるとは思いますが、経験上、ゴールド系パールはともすると顔色が沈んだり汚れに見えたりする場合多々でした。)

この紫外線カット力、そして湿度の高い季節にも透明感を保つ密着パウダー、今年の追加販売でもゲットしておきたいです。

エトセトラ

下記は、今まで使ったことがあり、記憶に強いフェイスパウダーの個人的感想です。

整肌力のクイーン・クレ・ド・ポーボーテ/プードルトランスパラントn

粒子細かく、どちかというとサラっとした米粉系で(手に取ると湿感あります)、仕上がりはツヤよりセミマットめ。

整肌力強し
昔は現「ライト」の少しだけパーブルがかったピンクしかなかったのかも知れず、
あったのかも知れませんが勧められるがままに購入したと思われ、過去に使っていたのは「ライト」に当たり、私には肌色が妙な具合になるため、あまり使いませんでした。
その後、「ミディアムライト」を購入したらしっくり来ました。
サラっと系のわりに流石のクレド、乾燥感はありませんが、私自身はどちらかというと暑い季節に手が伸びました。
皮脂の分泌が多い方にも重たさなく綺麗に仕上がるタイプだと思われます。
価格は13,200円ですが、たっぷりの26gです。

浮いたポエムパワーとラスティングパワー・ミラノコレクション/フェイスアップパウダー

以前に一度購入しましたが、基本、プレスドよりルース好きなので滅多に使わず、新しいうちに友人に差し上げてしまったため、かなり淡い記憶ですが、仕上がりは美しい光沢がありつつのセミマットだと思いました。
経時ではどちらかというと乾燥肌には難しい皮脂吸収力が強めの粉質と感じました

しかし、これは巷では大人気です。
昨年、たまたま友人のミラコレを使わせてもらった際、持ちの良さから久しぶりに再度購入しようと思ったのですが、プレスドであることが引っ掛かり、未だに躊躇しています。
同じプレスドなら、しっとり確約のコスメデコルテのマルセルワンダーズと迷ってしまったのもあります。
また、友人のミラコレを使ったのはうだる真夏であったため、冬になる11月末発売は「記憶の中の乾き系」として避けてしまいました。
少しオイリーな肌、または若い肌の方が合う気がします。
しょーもない内容ですみません。
毎年、ポエムな文言が。
「輝かしい幸せを叶えられるよう慈愛の心で未来を思い描いてゆく天使がいつもあなたのそばに寄り添います。」
ひぇぇぇ(°Д°)苦手だ。
「異色の芸術が出逢い、描く幸せ。それは、天使が導くファンタジー。運命の出逢いが紡ぎだす感動の美しさをあなたのもとへ。」
商品については何も伝わらない私は情緒が欠落しているのでしょうか?

仕上げ立ては優れたドーリー肌・シャネル/プードゥル ユニヴェルセル リーブルN

なんと、7,700円で容量30gという太っ腹サイズ。
簡単な感想は「とにかく乾いて浮く」でした。
仕上げ立てはお人形のように至極綺麗になります
経時が問題でした。
ただし、私の肌が今となっては嘘のように乾燥していた時期に使った可能性はあります。
最初から20番と白い10番を購入しましたが、どちらも「肌から粉が離れていく」という摩訶不思議な感覚を持ちました。
今の乾燥知らずな状態なら使えるのかも知れませんが、このフェイスパウダーとパウダリーファンデーションもなかなかの乾き系だったため、シャネルのパウダーのイメージは、撤退したブルジョワと同じ焼き方のパウダーを含め、「湿度なき粉」という印象になってしまいました。
オイリー肌には向いているかも。
シャネル様、ごめんなさい。
香水は大好きです。

艶々のカバー力・ゲラン/メテリオットビーユ

多色のコロコロと可愛いパールボールがたくさん入った面白いパウダーです。
02ローズ使用でした。
色は鮮明には出ず、厚化粧っぽくならないのにファンデーション無しでこれのみで肌を整えてくれる不思議なカバー力がありました。
不思議というのは、多分、ツヤ。
マサカのかなりのツヤが発生します。
鯖www
このツヤこそが、輝きを引き出すパールボールです。
最新版では、天然由来成分95%配合の非常に軽やかなテクスチャーに生まれ変わったとのことですが、もともと非常に滑らかで肌乗りがよく、心地好い質感でした。
プレスドタイプのものも使ったことがありますが、どちらも肌馴染みがよく、ラスティング力も高く、カバー力もツヤも持続します。
いつもとは違うヒカヒカ肌を作りたい時にはコレ一択。
また、地肌が乾燥した状態でも乗りがよく、もし乾燥パサパサでも、とりあえず潤いでヌメっとしているツヤツヤ肌を演出できます
香りは強いです。
現在はゲランの調香師さんやクリエイティブ ディレクターさんがメテリオットのシンボル香を再解釈し、もともとのバイオレットのフローラルな香りにサンダルウッド、ムスク、バニラのウッディな香りを加えたそうです。
ケースも古きよき時代を彷彿とさせるクラシカルゴージャス。
うーん
パリのマダム、c'est merveilleux。

毛穴隠しの名人・エレガンス/フェザーヴェール

エレガンスは、ラ・プードルオートニュアンスが有名なのでノリで買ったはいいけど、苦手なプレスドであったのと、乾きが気になったので、こちらのルースを使ってみました。
001クリア使用ですが、私には003自然な肌色の方がよかったのかも。
とても柔らかく軽いフワフワパウダーで、仕上がりはサラサラ系です。
SPF10 PA+、20g7,700円。
自身の感想ではなくて気が咎めますが、使い始めの頃、家に遊びに来た皮脂過多で毛穴に困っていた友人に譲ったら、毛穴がまるで目立たなくなる!と絶賛でした(合成界面活性剤ではないクレンジング&石鹸及び保湿重視のケアを勧めてから、今では地肌も毛穴問題から解放されています)。

「おけしょうしてます感」がない天才スクウォッシュ・ワトゥサ/ア メリー フェアリー ダスト

そもそも減りにくいフェイスパウダーの中で、これは知って以来16年間、嘘のような数をリピートしています。
というのは、初めて購入したno.9001ジュウェル(ライトベージュ)が自分には微妙に合わないと感じ、すぐにno.9002スクウォッシュ(スタンダードベージュ)も手にして、適宜、使い分けていました。
その後、何度かいただき、その都度必ずno.9001ジュウェル(ライトベージュ)だったので友人知人に配りながら、自身はどうしてもヨソでは見つからないダーク目のno.9002スクウォッシュ(スタンダードベージュ)が好きで何度も購入しました。
暗い色味を使うとドンヨリ暗い顔色になりそうですが、そうはならない、これこそはワトゥサマジックです。
キスミレファンデーションの最も暗い色「no.524パンジーママ」を単色で使ってみた時に気付いたのは、ワトゥサはダークな色味のファンデーションもフェイスパウダーも、ビックリするくらい沈まない華やかさですが、これは暗い色味であれ、ブルー転びである賜物です。
たいていは「フェイスパウダー=おしろい」みたいな昔の感覚でno.9001ジュウェル(ライトベージュ)を選択すると思われますが、色白でなければno.9002スクウォッシュ(スタンダードベージュ)を使ってみて欲しいといつも思っていたのです。
何故なら肌のアラは隠れやすいし、長時間オチないし沈まないし、「おけしょうしてます感」のない非常に健康的な肌作りができるからです。
質感はフワフワ、仕上がりは板状のパウダーによる光反射と球状のパウダーによる光拡散によるナチュラルなツヤありのセミマットです。
経時でも肌を乾かすことなく、くすみを防止するコーティングが成されたパウダー粒子により、謳いままに美しさが持続してくれます。
ケースがとにかく可愛い。
このブログのトップページにある写真の大きな四角い箱です。
フランスの洋菓子みたい。
紙っちゃ紙なんだけど、ツルンとコーティングされていて、思うより丈夫です。
これに関しては特にケース無しのレフィルだけなんて絶対にイヤだ。
しかし
残念ながら終売になるので、購入するならまだ残っている今しかないようです。
容量30gとボリューミィなのに良心価格、8,800円、レフィル7,040円。

厚かったなぁ・イヴ・サンローラン/セミルースパウダー

もう何年も前に廃盤なので、全く役には立ちませんが、印象に残っているので書きます。
今はなき金色の丸いケースの1回ずつ削り出して使うユニークなパウダーです。
要するにプレスドを削ってルースになります。
no.1が白浮きする気がして、バカなので続いてno.2も購入しましたが、色味云々より厚みがあることに気がつきました。
厚い
もはやルース状のミネラルファンデーションみたいでした。
しかもミネラルファンデーションより質感が重たく、かなりのマット仕上がり。
一応、付属のブラシで使うのですが、このブラシが痛い。
で、柔らかい大きなブラシを使っていましたが、私はフェイスパウダーをブラシだけで使うのが下手くそ過ぎて、結局パフで使いました。
これがいけなかったのだと思います。
多分、パフだと余計に厚くなったみたい。
サンローランはアイカラーもチークもパウダーが柔らかくてノリが素晴らしく良いのですが、そのせいで発色がすこぶる良き良きの良すぎ。
パウダリーファンデーションも少量ずつうまく使わない限り、ベタ塗り注意でした。
新たなルースパウダーがあれば、試しに性懲りもなく(失礼)使ってみたいと思ったのですが、現在、プレスドしか販売していないみたいなので断念しました。
ちなみに、サンローランは(今のフェイス系は丸いけど)カクカク四角四面なケースがスタイリッシュなのですが、カクばり過ぎてポーチの中で他を軽く傷つけるため、いちいち付属の袋に入れるべしです。
今はブラッシュ以外、黒いプラスチック面ありのものもありますが、、昔はだいたいがオール金色メッキで擦れに弱く剥げやすく、蝶番も外れやすく、見事にみすぼらしくなりやすかったため、悲しかったです。
すみません、1970年代~のサンローランのマニッシュなパンツスーツは大好きです。

ーーー
他は記憶から飛んだ即玄界灘、もしくは印象が淡いものを省いたフェイスパウダーについては以上です。

大きなフェイスブラシ

パフのフワフワ感も大切ですが、1本、大きなフェイスブラシがあると便利です。
幅と厚みがあるもの推奨です。
仕上げに柔らかく心地好いブラシでスルスルナメすと自然なツヤが生まれます

写真はずっと前のエスティローダーの天然毛のフェイスブラシです。
昔はロクに使いこなせないくせに(今もだが)、腕の無さを道具でカバーしようとブラシを沢山買っていました。
これは2本持っていたため、1本は新しいまま保管していたのを忘れたまま居て発見。
もうダメかと思ったら全く問題なく健在でした。
ブラシの滑らかな断面、金具とのプレス部分やカシ目の頑健さ、持ちやすい柄。
職人技としか言いようがない。すごい。

エスティローダーは昔、とても良い質のブラシが揃っていて、肌触りのよい柔らかさとメイクに必須なコシが共存していました。
他にフサフサのまぁるいフェイスブラシや少し平たいチークブラシも長く愛用していました。
このフェイスブラシも毛量たっぷりで厚みがあり、滑らかで肌に優しい逸品です。

※ 乾期は特に最後の最後に顔全体を温かい手の平で包み込むと、更にベースメイクの密着が強まります。

ベースメイクもポイントメイクも脱力傾向に

ついでですが、昨年夏くらいからメイクを極端に淡くしました。
影クマだのコンシーラーだのと戦っていたその頃、フと思い付いて全てを淡くしたら、隠すために重ねるより健康的で、逆にアラを感じず、顔がアガったのです。
コントロールカラーはグリーンかブルー、ファンデーションは暗めを薄塗り、コンシーラーは省き、アイカラーもアイラインもマスカラもチークも口紅もごく淡い色に。
なんだ、脱力の方が誤魔化しフィルターかかるんじゃん

現在使っているナチュラル詐欺ファンデーション

暖冬でしたが、一応、冬なりのファンデーションにスライドしています。
といっても、結局、テクスチャーも色も仕上がりもしっくり来ていた「NARS ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション 」に戻した格好です。
これは特に冬向きというわけではなく、真夏でもラスティング力が高いもので、オールシーズン使えます。

薄塗りでツルンとツヤ仕上がり、肌にピンとしたハリが甦ったかのようにピタッと肌に寄り添う点、偽スッピンぽさを装うには打ってつけ

使っている色は少し暗めの「5879 VIENNA」。
この色は私のアラをぼかしてくれるので、コンシーラーなどの細工が不要で、ナチュラル詐欺スッピン
何度もレフィルを買っているほどのお気に入りです。

付属のスポンジは使いにくいので、親水性ポリウレタンの大きなスポンジを使っています。
クッションファンデーションは手が汚れないし、素早く仕上がるから、ホント、便利。

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