
―――ドラッグのバームを比べてみた―――
ちょっと「いわゆるバーム」の感触を知りたくて、試してみようと思ったら、あまりに沢山の種類があって、どう違うのかわかりにくかったので、手に入った分だけですが、まとめて試してみました。
目次 / contents
「いわゆる」バームと言うワケ
まず先に。
何故、私が「バーム」と言わずに「いわゆるバーム」と言うのかというと、バームは私の中ではあくまでも植物オイルや植物バターやロウ(と、せいぜいビタミンCかビタミンEもしくは果物エクストラストの酸化防止剤)で出来上がったものだから。
市販のこれだけコストパフォーマンスがよい商品は、明らかにオーセンティックナチュラルバームじゃないから。
なら、何故使ってみたのか。
一般的に買い求めやすい、つまり使用される方が多いであろうバームという名のもののテクスチャーや工夫などを知りたかったのです。
また、「バリア」として優れているかも知れないという期待もありました。
私が正統だと思うバームは
私個人的にオーソドックスでオーセンティックなバームだと思うのは、例えば(あくまでも例えば)「ニールズヤードのワイルドローズビューティーバーム」のような「植物オイルやバターやロウの固まり」です(ワイルドローズビューティーバームは商業商品なので酸化防止剤として「パルミチン酸アスコルビル」が配合されています)。
体温でシュンと溶けて、肌のラメラ構造と親和して、スゥッと馴染んでいきます。
ワイルドローズビューティーバームは組成的にはシールドされにくい「スケスケ系」なので、洗顔後、化粧水の前に使用することも可能です。
化粧水がよく馴染みます。
私自身はプレ化粧水的バームではなく、もっとバリアする保護膜でもあって欲しくて、一度、クリスマスコフレのノベルティーとしてオーセンティックバームに「プロペト」を配合したバーム、正確には「サルブ(軟膏)」に当たるものを作りました。
(もう少し硬めでもよかった気がしたので、今後また作ってみたいと思います。)
オーセンティックなバームは使いこなせたら、どんな肌タイプにも自身の潤いを逃さない最高の保護
バームは慣れないと使いにくいかも知れませんが、使いこなせたら普通のクリームのような「余計な成分」が少なく、肌浸透がよい上に、「スキンケアの基本の基本である自らの潤いを逃さない保護膜」の仕事をしてくれる頼もしさがあるので、あらゆる意味での改善効果があります。
乾燥肌の場合は、バームという保護膜が自らの潤いを流失させないから快適だし、
インナードライやオイリー肌の場合も、表面に適度な油分があるから肌内部に「脂、足りてるセンサー」が働いて、むやみやたらと余計な脂分が湧かなくなるからです。
(ただし真夏は発汗の妨げになる場合もあるので、様子を見て使いましょう。)
使い方のコツは「手の平で温めてから薄く伸ばす」に尽きるかと思います。
また、どのバームも通常は水溶性の成分の配合がない(=界面活性剤不要)ので、保護だけでなく保湿をも期待する場合は「使用前にフローラルウォーターやアベンヌウォーターなど(重たい保湿化粧水ではないもの)での水分補給必須」です。
たまに「濡らした肌に油分ははじく」と思う方があるようですが、肌の構造上、油分は肌が湿っている方が馴染みやすいのも先行での水分補給必須の理由です。
(重ための保湿化粧水を使う場合はバームの後に使いましょう。)
バーム(サルブ)は、夜ケアだけでなく、メイク下地(スキンケアの最後、コントロールカラーや日焼け止めの前に使う位置の)に使うと、ベースメイクがズル滑りするイメージを持つ人が多いと思うけど、実は全く逆で、ベースメイクがしなやかに肌に貼り付いて、表情筋による溝も発生しないので崩れにくく、持ちがよくなります。
まさかと思われそうだけどホント。
ついでに日中の外敵からも護ってくれます。
- ※ バームを塗ったら10分くらい放置して、ベースメイク前にティッシュペーパー(2枚重ねを剥がして1枚にして)で、表面をそっと押さえると余計な油分が取れてベースメイクの持ちが更にアップです。
えっ!こんなにあるの?
で、試してみたいと思った「ドラッグでも手に入るいわゆるバーム」ですが、確か「ケアセラ」とか「IHADA」系だよな?とキョロキョロしたら、えーっ、こんなに種類があるの?
私的には、乾燥もしていなけりゃセンシティブでもデリケートでもないから(むしろバリケード)スルーしてしまう「IHADA」とか「ケアセラ」「乾燥さん」、そしてヘパリン類似物質狙いなら興味を持てなかった「カルテHD」。
テスターできるものとできないものがあったし、あっても似ていて迷うから、一度、見つけたものだけ全部買ってみました。
って、どうするの?こんな量。
は、興味の方が強かったので、考えもしませんでした。
そう減るものではないので、もちろん、余っていますw
「いわゆるバーム」のメリットデメリット
メリットは、ナチュラルオイルやバターではない分、いわば「化粧品」なだけにメイク前などには使い勝手が良い感覚あり。
また、天然植物成分が必ずしも優しいとか肌に良いわけでは全くなく、逆に作用が強過ぎる場合や、アレルギーの懸念もあるので、デリケートな肌や弱った肌にはこちらのような精製されたエステル油剤や合成成分で出来上がったバームの方が対応できたりします。
ただ...
ここで成分を知るまでは、もう少しリスペクトしていたのですが。
これらは「いわゆるをくっつけてもバームじゃない」んじゃないかなぁ。
いやぁ、違うよ。
個人的観念としては、この手の全体的な印象は、どれも「(オーセンティック)バームではない別のもの」。
「被覆感が高いバームっぽいもの」。
もしくは
「特別、高機能な美容成分の配合はない、クリームに傾いたバームっぽいもの」です。
それと大きなデメリットとしては、成分がナチュラルオイルが多いスケスケタイプではない、イメージとしては代謝しにくい不飽和脂肪酸(トランス脂肪酸)のショートニング系みたいなもの、というより「精製度の高い工業用油脂」みたいなものでもあるので、場合によっては毛穴詰まりの原因となる可能性を感じました。
IHADA
IHADAのバームは「薬用バーム」と「薬用クリアバーム」の2種類が並んでいました。
鈍感なので、適当にテスターしてみても似た感じしかしない。
あえて言うなら薬用クリアバームの方が緩いというか軽い、といっても大差ではなく。
この2つを試したり調べたりした結論は、
「敏感、過敏な時、肌荒れの前兆がある時は、単純仕様の薬用バーム」
「本当に有効ならば美白に期待してコールドクリームみたいな感触の薬用クリアバーム」
どちらも
アルコールフリー、パラベンフリー、無着色、無香料、弱酸性、ノンコメドジェニック
薬用バーム
フタを開けると、ほとんど白っぽいツヤッとしたものが入っています。
半透明というか、3分の1透明、みたいな。
例えばラードよりは透明感があるけど、ちゃんと精製されているワセリン(ヴァセリンとか)よりずっと不透明な白さ。
(後で成分表を見たら「酸化チタン」配合のせいと判明しました。)
バームとしては、かなり柔らかめなので掬いやすいです。
何かが入っている違和感はあるけど(酸化チタン)、ほぼ水が入っていない油性感はあります。
一応、肌に乗せると体温でトロける系。
伸ばすとテカりといえばテカるツヤ感が出て、しばらく後に肌表面のツヤはスンと落ち着きます。
有効成分は「グリチルレチン酸ステアリル」。
抗炎症作用を持つグリチルリチン酸ジカリウムと似た作用を持ちますが、比べると油溶性のグリチルレチン酸ステアリルの作用の方がやや強めです。
医薬部外品ということは、有効成分として装飾でない一定の濃度が期待できます。
※ 代わりに医薬部外品には、「有効成分以外の成分は効果を発揮しない濃度しか配合してはいけない」という規約があるので、他にごちゃごちゃ配合してもしなくても同じようなものゆえ、私は「基剤」で選びたい気持ちがあります(ただし、ほぼ万人に効果実感が強いのに医薬部外品に認められていない成分もあります。)
(独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の一般薬等審査部の「医薬部外品を承認申請する際の基本的留意事項」)参照です。)
基剤は
- 合成スクワラン
ワセリン
テトラ2ーエチルヘキサン酸ペンタエリトリット
αーオレフィンオリゴマー
テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン
グリセリンやヒアルロン酸などの水分を抱え込む保湿成分の配合がほぼないので合成界面活性剤は非イオン1つのみ。
全体に安定的成分でもあり、防腐剤フリーになっているようです。
その他、
- パルミチン酸デキストリン=バーム状にする増粘剤。
重質流動イソパラフィン=感触調整油剤
セスキイソステアリン酸ソルビタン=非イオン界面活性剤、親油性乳化剤
無水ケイ酸=潤滑剤、増粘剤
シリコーン樹脂=消泡剤
テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン=粉末の表面改良
テトラデセン=酸化チタンのコーティング剤
酸化チタン=白色顔料
多分に紫外線散乱剤にはならないであろう量の酸化チタンは必要なのだろうか?
製品自体を白くはしていますが、顔料としての肌色への影響は感じません。
配合意図はよく分からないです。
- 成分表(医薬部外品)
- 有効成分・グリチルレチン酸ステアリル
その他の成分・合成スクワラン,ワセリン,テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット,α-オレフィンオリゴマー,パルミチン酸デキストリン,重質流動イソパラフィン,セスキイソステアリン酸ソルビタン,無水ケイ酸,シリコーン樹脂,テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン,テトラデセン,酸化チタン
薬用クリアバーム
薬用バームより少し小さいから区別は付くけど、容器自体は似ています。
こちらは薬用バームに比べるとほとんど白色。
中身の特徴自体はかなり違いました。
薬用バームより更に柔らかくて掬いやすい。
いや、むしろ「硬めのクリーム」みたい。
肌に乗せて伸ばすと薬用バームとの差異は分かりにくくなります。
感触は、比べると薬用バームより早くオイルっぽさが淡くなるというか、つまりは軽いです。
医薬部外品で、有効成分は
トラネキサム酸=美白成分
グリチルリチン酸ジカリウム=抗炎症成分
こちらはトラネキサム酸を配合している分、「メラニン生成を防いでシミを予防する効果」を訴求できます。
本当に期待できるなら、薬用バームより薬用クリアバーム?
とはいえ、水溶性成分である「トラネキサム酸」の配合を可能にするため、薬用クリアバームには、薬用バームには配合のない「精製水」が成分表の早くに記載がある上に質感調整のため成分が多く配合されています。
要するに薬用クリアバームの造りはバームではない「油分多めのフツーのクリーム」とも捉えられます。
なんせ、成分も単純ではない。
そういえば
資生堂だったことを思い出させました。
- ワセリン
テトラ2ーエチルヘキサン酸ペンタエリトリット
デカメチルテトラシロキサン
メチルポリシロキサン,
メチルフェニルポリシロキサン
パラフィン
濃グリセリン,架橋型メチルポリシロキサン
といったエステル及びシリコーン油剤。
シリコーン界面活性剤のポリジメチルシロキシエチル
非水性増粘剤のジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト
乳化剤のジイソステアリン酸ポリグリセリル
あまり聞かない高融点マイクロクリスタリンワックスは、低い温度で脆弱にならない緻密て微細な細晶。
延伸性を持ち、融点が高いので加熱粘着性に優れ、他のワックスに混合すると結晶の成長を抑制するというものらしいです。
NMF様成分のDL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液が少々。
防腐剤はフェノキシエタノール。
肌にトラブルがある時のための保護には薬用バームの方が無難だと感じます。
- 成分表(医薬部外品)
- 有効成分・トラネキサム酸,グリチルリチン酸ジカリウム
その他成分・ワセリン,精製水,テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット,デカメチルテトラシロキサン,メチルポリシロキサン,1,3-ブチレングリコール,ジプロピレングリコール,メチルフェニルポリシロキサン,パラフィン,PEG-9,ポリジメチルシロキシエチル ジメチコン,無水ケイ酸,濃グリセリン,架橋型メチルポリシロキサン,ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト,ポリエチレングリコール6000,ジイソステアリン酸ポリグリセリル,塩化ナトリウム,高融点マイクロクリスタリンワックス,シリコーン樹脂,アラントイン,常水,塩化カルシウム,塩化マグネシウム,L-グルタミン酸ナトリウム,DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液,フェノキシエタノール
乾燥さん スキンケアバーム
テスターはなかったので、何も知らずに手の甲に伸ばしてみてビックリ。
買い間違えたのかと思うほどに白いのです。
練り白粉みたい。
これは確実に顔料が配合されているな、と思ってケースを見たら、SPF30・PA+++。
あ、そっちだったのか。
じゃあ、夜じゃなくて、朝用ね、と、朝のスキンケアの最後に塗ったら、し、し、白い。
手の平で温めたら透明っぽくなったけど、軽く顔色が冴える[color color="#D94177"]白系メイク下地みたい[/color]。
↑ 写真は量が多く、伸ばし切っていません。
むしろ、これだけで充分なメイク顔でもあり。
このままじゃ、ツヤツヤし過ぎて変なテカテカおばさんだけどね。
ペタンコケース。
なんで?
ケースに入っている状態では粉体が入っているだけにいかにも硬そうで、スパチュラで取る時も滑らかに掬えるのではなく、若干、ほんの若干ですが、粉砕感っぽい感覚があります。
一応、体温でトロけるけど、白さも淡くはなるけど、私にはどうしてもバームというより練り白粉にしか見えない。
は別にいいとして、この後に軽くコントロールカラー(不要ではある)、薄くファンデーション、サラッとだけルースパウダーを重ねると、肌色が冴えた仕上がりで、テカりではないツヤ肌仕立て。
それはナチュラルに長く持続するので、ちょっとクセになりそう。
スキンケア品だと思えば「え?」だけど、「ベースメイク品」としたらば好き。
アミノ酸やセラミド5種類も配合されている点、必須なスキンケア品でもあるのかも知れません。
酸化チタン、酸化鉄、水酸化Alは、末尾にあるから確実に1%以下の配合量ではあるだろうけど、ソレとしたらしっかりした配合量のような。
ので、毛穴詰まりやそれに付随する吹き出物の懸念あり。
一応、石鹸で落ちるそうです。
- 成分表
- リンゴ酸ジイソステアリル=油性基剤
トリエチルヘキサノイン=合成オイル
ミネラルオイル=鉱物油
ポリブテン=非水系増粘、結合剤
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル=紫外線吸収剤
ワセリン
合成ワックス
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)=抱水性エモリエント剤、分散剤、光沢付与剤
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)=抱水性エモリエント剤、分散剤、ラメラ液晶構造再生によるバリア機能修復作用
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン=紫外線吸収剤
マイクロクリスタリンワックス=強い粘り気と延伸性、加熱粘着性を持つ緻密、微細な結晶
トリステアリン酸PEG-20グリセリル=新水性乳化剤
アスパラギン酸
アラニン
グルコース
グルタミン酸
シロキクラゲ多糖体
セラミドAG
セラミドAP
セラミドEOP
セラミドNG
セラミドNP
トコフェロール=酸化防止剤
ナイアシンアミド
フィトステロールズ
マカデミア種子油
加水分解ヒアルロン酸
尿素
キャンデリラロウ
ジイソステアリン酸グリセリル=油性基剤
シリカ=無機酸化物、吸着剤、増量剤
スクロース=保水剤
デキストリン=増粘剤
フルクトース=結合剤
ヘキシレングリコール=溶剤
水
水添レシチン
エチルヘキシルグリセリン=保湿、抗菌
フェノキシエタノール=防腐剤
酸化チタン
酸化鉄
水酸化Al
カルテHD モイスチュアバーム
チューブだから使いやすいです。
バームとしては、ベタベタ感のない軽めのテクスチャー。
乾燥した時などにメイクの上からも使えるそうだけど、そのような機会がなかったので、まだ試していません(-人-;)
ただ、指で伸ばしたらベースメイクが剥がれるから、軽くトントンすべきでしょう。
このバームの特徴は、もちろんヘパリン類似物質の配合でしょう。
(ヘパリン類似物質についてはブログ内の「ヘパリン類似物質クリームPart1」及び「ヘパリン類似物質クリームPart2」で検索、ご覧ください。)
医薬部外品カテゴリーの化粧品なので、医薬品ほどの配合量ではありません。
このバームのもう一つの特徴は「αゲル構造」という点のようです。
カルテHDシリーズの中では最大量の被覆性の高いワセリンやペーストオイルが配合されていますが、「αゲル構造
=硬さのあるオイルと水がミルフィーユのように層になっている構造」でベタつきを抑えているそう。
結果的に「しっとりするけどベタベタしない」ものになったようです。
なので、これもまた、「油分の多い滑らかなクリーム」にも近い気がします。
基剤としても、ワセリンより水の方が多いし。
ここにもIHADAバームと同じエステル油剤の「テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット」。
しつこく登場するので特徴を調べてみました。
ザックリいうと「ほぼ無臭で低温でも液状を保ち、耐熱性、対加水分解性、酸化安定性、乳化安定性にに優れている油剤、結合剤、粘度調整剤、閉塞剤」でした。
多分、使い勝手がいいのね。
油剤は他に流動パラフィン、スクワラン。
他は乳化剤、結合剤、合成界面活性剤多し。
アミノ酸、酸化防止剤、pH調整剤、合成ポリマーなどなど。
防腐はフェノキシエタノール。
もはやフツーにある保湿保護目的の、いかにも化粧品って感じです。
それと、カルテHDって敏感肌対応だと思っていたけど?
でも、手に使っても、軽く擦り込んだらベタつかない。
小さめだから、化粧ポーチに入れやすく、会議前にポケットに入れておいて会議中にテーブルの下でバレないようにチマチマ動きでゆっくりハンドマッサージできたりして。
家じゃ、家事やらなんやらにまみれてなかなかしないからね。
(ティッシュオフ必須。タブレットにヌルヌル指紋が付くよ。)
まとめると「使いやすいクリーム」です。
- 成分表(医薬部外品)
- 有効成分・ヘパリン類似物質、グリチルリチン酸ジカリウムその他成分・精製水、ワセリン、ジプロピレングリコール、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、濃グリセリン、1,3-ブチレングリコール、流動パラフィン、スクワラン、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、L-セリン、L-テアニン、N-アセチル-L-ヒドロキシプロリン、N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、dl-α-トコフェロール、d-δ-トコフェロール、天然ビタミンE、2-エチルヘキサン酸セチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、イソステアリン酸、エデト酸二ナトリウム、グリセリル-N-(2-メタクリロイルオキシエチル)カルバメート・メタクリル酸ステアリル共重合体、グリセリルグルコシド液、ジブチルヒドロキシトルエン、ヒドロキシエチルセルロース、フィトステロール、ポリエチレングリコール・デシルテトラデセス-20・ヘキサメチレンジイソシアネート共重合体、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、メチルポリシロキサン、ラウリン酸カリウム、重質流動イソパラフィン、水酸化ナトリウム、フェノキシエタノール
ケアセラAP 高保湿バリアスキンバーム
これもチューブなのは好感。
セラミド配合という点が魅力的。
5種類の中で最も重たく..
というか、最も被覆感が強く[/color]、現実、夜ケアの最後に塗ってみたら、朝までしっかり被覆膜が貼り付いています。
酷い乾燥や荒れや傷などで肌バリアを失っている時には素晴らしい助っ人になりそう。
私が思うオーセンティックバームではないけど、体感的にバリアバームとして優等生。
なんたって、発酵セラミドプラスTMを含めて8種の天然型セラミドが。
発酵セラミドプラスTMとしての「ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシン、セラミド6II」を含めると重複部分があるけど、天然型セラミドとして、「ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシン、セラミド6II、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミドEOS、カプロオイルスフィンゴシン、カプロオイルフィトスフィンゴシン」。
また、特徴成分の「ペプチドCP」は「オリゴペプチド-24、塩化Na、塩化K、ピリドキシンHCl、セリン」に当たるようです。、
が。
これも成分表は見ない方が機嫌よく使えたかも。
これ、バームなん?
いや、感触は膜膜膜感バーム。
バームにこんなにも水溶性成分の配合があるのは頭カチカチババァからすると解せない。
水分が多ければ多いほどに界面活性力が必要になるやん。
過敏な時はできたら避けたい界面活性力が必要ないことがバームのメリットの一つだと思っていたからちょっと衝撃。
説明からして、高濃度のグリセリン配合とありますが、成分表のトップがグリセリン。
次が水で3番目はもう合成界面活性剤(安全神話ありの非イオン界面活性剤であるステアリン酸グリセリルです。)。
油分はエステル油剤「エチルヘキサン酸セチル」の次がスクワラン。
すぐ後にセラミド、ペプチドCP。
バームにしては少なめのワセリン。
安定剤など諸々、酸化防止剤はピロ亜硫酸NaとEDTA-2Na。
防腐剤はフェノキシエタノール。
「低刺激性、弱酸性、無香料、パラベンフリー、アルコール(エタノール)フリー」とのこと。
エステル油剤やミネラルオイルは精製度が高くてとても安全だから、低刺激であることは信じて大丈夫。
なんとなくフに落ちないけど、これもまた、バームではなく「セラミド配合保湿バリア化粧品」と思えばイイです。
個人的結論としては、「セラミドとペプチド配合ネットリクリーム」としたらば最初の体感と同じく、個人的には肌荒れやバリア不全を起こした場合にとてもよさそうだと思います。
- ※ 被覆力が高いので、健全な肌に毎日使うと感覚的息苦しさを感じたり吹き出物ができるかも。
オイリー肌の人は純粋な油分なら肌内部に「脂分は足りてるセンサー」が働いて脂が湧きにくくなるけど、このような被覆膜の場合は膜の下に脂が閉じ込められて脂漏性皮膚炎を起こす懸念がある気がするので注意でしょう。
- 成分表
- グリセリン、水、BG、ステアリン酸グリセリル、ベヘニルアルコール、エチルヘキサン酸セチル、スクワラン、ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシン、セラミド6II、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミドEOS、カプロオイルスフィンゴシン、カプロオイルフィトスフィンゴシン、グリチルリチン酸2K、オリゴペプチド-24、塩化Na、塩化K、ピリドキシンHCl、セリン、ワセリン、PEG-60水添ヒマシ油、酢酸トコフェロール、パンテノール、コレステロール、プロパンジオール、ステアリン酸グリセリル(SE)、キシリチルグルコシド、ステアリン酸PEG-60グリセリル、ビオサッカリドガム-1、セタノール、無水キシリトール、キシリトール、水酸化Na、ペンチレングリコール、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、オクタステアリン酸ポリグリセリル-6、ベヘン酸グリセリル、ジステアリン酸PEG-150、水添パーム油、ベヘン酸、ジメチコン、ポリソルベート60、オクチルドデカノール、セテアレス-25、カプリルヒドロキサム酸、アラキデス-20、ステアリルアルコール、キサンタンガム、ピロ亜硫酸Na、EDTA-2Na、フェノキシエタノール
※ 後で知ったのだけど、ケアセラには「天然型セラミド7種配合 高保湿スキンバーム」というものもあったみたい。
成分表を探してみたら
- 成分表
- ワセリン、水、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6II、セラミドEOS、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン、ベヘン酸、コレステロール、タンブリッサトリコフィラ葉エキス、フキ葉/茎エキス、カミツレ花エキス、デキストリン
BG、セテアレス-25、グリセリン、セタノール、オレイン酸ポリグリセリル-4、フェノキシエタノール、PEG-60水添ヒマシ油、香料
香料は要らないけど、バームとして全体的に素晴らしい。
総括
全体的にもっともっと単純明快なフォーミュラかと思っていたのでちょっと予想外でした。
有効成分や新しい処方は別として、簡単にいえばフツーの古典的なお化粧品みたい。
一応は油分的な要素が多いので、これまであまり油分を与えていなかった人は蘇生力を感じるかも。
ドアなどもオイルが切れたらギーギーいうでしょ。
ヒトはアブラが切れたらツヤとプルプル感が失せやすいのです。
※ クリームというアイテム=油分とは限らない
クリームを使っていたら油分を与えているつもりの人があるようだけど、違います。
「クリーム」というカテゴリーにあるだけで、感触を軽くして好まれやすくするためにほぼシリコーンオイルや重合体だらけのものが多々あります。
シリコーンオイルは精製されているのでメイク品としては安全な基剤ですが、「与えるものではない」ので、基礎化粧品には無用です。
重合体は髪の絡み防止にはよくても、肌には全く不要です。
肌トラブルには、分子がデカくて浸透せず肌表面のバリア膜にだけなる精製された炭化水素オイル基剤のクリーム。
有効作用には植物オイル全般やエミュ―、スクワラン、馬タテガミオイル基剤のクリームを是非。
このバームたち、私にはターゲットがよく分からない。
本気で肌荒れやトラブルなどに困っていたら、ごちゃごちゃ配合されていなくて精製純度が高いワセリン(「プロペト」や「サンホワイト」)の方が保護バリアーとして優秀かも。
などと思いました。
バームって、水分、水溶性成分は要らないんじゃね?
「ベタベタ嫌い」にも媚びを売った?
媚びる前に「純粋な本気バーム」の優秀さを拡散した方がいいと思う。
でも、「植物オイルやバターやロウで出来上がったオーセンティックで純粋なバーム」だけでなく、
精製度の高い炭化水素オイルで出来上がった「純粋な本気バーム」は刺激やアレルギー懸念が淡いため、ワセリン以外の対策として、人によっては必要かも知れません。
- 付録
- ・IHADA 薬用バーム=この中で最も無難な「いわゆるバーム」。
肌トラブルを起こして何も使いたくないけど保護シールドはしたい、って時のお助けに。・IHADA 薬用クリアバーム=トラネキサム酸パワーと保護力を求めたい場合に、
コールドクリームっぽい。・乾燥さん スキンケアバーム=ツヤ肌仕上げの白色ベースメイク下地。
・カルテHD モイスチュアバーム=油性ではあるけどベタベタしにくいクリーム。
持ち歩きやすい。・ケアセラAP 高保湿バリアスキンバーム=構成云々はアレ?だけどセラミドの配合とその手応え、被覆バリア膜は魅力的。
5種類の中で、「バームとしてではなく性能として」必要を感じてリピるならこれです。