ーーー日焼け止め・サンスクリーン・サンプロテクター・UVカットーーー
という種類が大嫌いな、美容ブログを書くには問うに落ちず語るに落ちる、みたいな私。
まず、それらの心地悪さと肌負担が嫌い。
そして何度も塗り直す習慣がないからだけど、効いているのかどうか不明。
しかも子供の時から太陽大好き、もともと陽焼けも海面焼けも辞さない海遊び大好き人間←もはや化石。
今さら紫外線を浴びたからってなんなのよ、などと笑ってしまうわけで。
今回の最後のスレッドに
「日焼け必至なことをしている人へ~防御もいいけどそれよりアフターサンケアを推奨する理由」
にあるように、焼けてもチャラにする方法を知っているからかも。
けど、日焼け止めはレディ、ごめん、BBAの嗜みだから~、昨年に引き続き今年も買いました買いました買ってしまいましたとも。
日焼け止めの存在理由は、真面目に語ると「皮膚ガンの予防、シミ予防、肌老化の予防のため」ではあります。
目次 / contents
刺激なく落としやすいものを
日焼け止めの最も嫌いな点は、いくら薄くても淡くても、結局は白いコールタールみたいな拈質で、汗線にまでウッスラとフタをして発汗すら阻む気がするコーティング膜みたいだから、激落ちクレンジング剤を使いたくなる点(多分使わなければならない点)。
そりゃ、簡単に落ちたら困る部類ではあるからね。
ゴルフするおっちゃんが言う「日焼け止め塗ってるのに肌がゴワゴワになるねん。」は、クレンジング知らずゆえの、単なる毛穴に入り込んだ白いコールタールの蓄積だと見えます。
だから昨年は「石鹸で落ちる」「チャントアチャームのUVフェイス&ボディプロテクター」を買って、ボディにはほとんど使わないから(体に何か塗ってるのって不快だから)、かなり余っているけど
そうよ、
「去年の日焼け止め」は「オデコにパスワード書いて歩いてるようなもんやで~。」
で、今年も「石鹸だけでも落ちる」日焼け止めを。
仮に落ちていなくても成分的に気にならないアムリターラ「オールライトサンスクリーン」のクリームとパウダーを選びました。
※ アムリターラには「ベリーズビューティーサンスクリーン SPF10 PA+」という、ほぼスキンケアクリームのように優しい日焼け止めもありますが、SPF10 PA+というあまりな数値に引っ掛かり、店員さん曰くは「相当、敏感肌ならお勧めですが」とのことで、一応スルーしました。
けど、本当に敏感であれば紫外線をモロに浴びるよりは、SPF10 PA+であっても何も使わないよりは価値があります。
(ジャネスのサンケアローション(2020年リニュ)もお勧め。)
オールライトサンスクリーンクリーム SPF18 PA+
理想的なフェイク素肌に
散乱剤に頼るからには、やはり少し白くなりますが、しばらくの経時でほぼ透明っぽくなるので白浮き無し。
「肌をワントーン明るくする」とありますが、色補正力はなんともビミョー。
ただ、肌そのものが落ち着いた風合いになります。
例えばチャントアチャームの「UVフェイス&ボディプロテクターSPF43 PA++」よりテラテラしない、
しかしマット過ぎもしないので、素肌っぽい美肌になります。
素肌っぽい美肌とは、素肌の生臭さが消えた「こんな素肌がいいな」な理想的なフェイク素肌といった感じ。
塗ると、塗らない状態よりは指滑りの悪い違和感はありますが、触らなかったら忘れる程度。
とりあえず、肌負担なく、何かが乗っている違和感もなく、テラテラギラギラしないて点で、かなり使いやすいです。
家でノーメイクで過ごす日も、これなら軽い。
ネーミングにはないけど、フェイスに限らずボディにも使えるそうで、自然に仕上がるのと心地悪くない(違和感がない)点で、特に絶対にシミを作りたくない手の甲にもお勧めです。
眺めている限り、電車でも道でもスマホから顔を上げない人だらけの今は必須か?「ブルーライトカット率94.2%」です。
ただ、どうせ日焼け止めを使うなら、SPF18 PA+という数値には物足りなく感じるのは否めません。
どうせ汗で流れるし、逆をいえば流れないほどに貼り着いてしまうものは困るし、日焼け止め剤の鉄則は「小まめな塗り直し」だからかまわないといえばかまわないのですが、
穏やか安全=数値が低い
をもう少しだけでも打破していただけたら嬉しいです。
光活性が少ないセリウム
主材料は微粒子化した「酸化セリウム」という、最近よく使われ出した散乱剤。
酸化チタンや酸化亜鉛を使っていないのがウリ。
セリウムはレアアースの一種。
レアアースとは?
先端技術製品の製造に欠かすことができない金属。
希土類とも呼ばれるレアメタルの一種であり、ネオジム、ジスプロシウム、ランタンなど15元素にスカンジウム、イットリウムの2元素を加えた計17種類の元素から成り、携帯電話やハイブリッドカー、パソコン、カメラなどなど様々なハイテク製品に利用されているようですが、ここでは話が逸れるので飛ばします。
酸化セリウムは屈折率が小さいので白浮きしにくく、酸化チタンや酸化亜鉛より光活性が少ない点で肌に優しいそうです。
そして、加工しにくい酸化セリウムを角のない滑らかな丸みのあるパウダーにしている上に直接肌に触れないように100nm以下のナノ粒子を使用せず、アルギン酸、キサンタンガムでナチュラルコーティングしているそうです。
顔料のナノ化粒子は金属アレルギーなどの懸念があるから安全。
他、様々な保湿成分や凝ったポリフェノールなどを配合していますが、公式ホームページに掲載されているので省きます。
香りは甘夏ということです。
愛媛、熊本産の甘夏(川野夏橙(カワノナツダイダイ))の果皮を水蒸気蒸留した精油だそうで、柑橘なのに水蒸気蒸留なだけに香り仄か。
光毒性フリー、
成分表
- 水=富士山の湧水と精製水
- 酸化セリウム=上記、ノンナノ
- プロパンジオール=糖を発酵させて得られるさっぱりした感触の多価アルコール(二価アルコール:グリコール)/
保湿、抗菌、防腐 - オリーブ果実油=オレイン酸主体のオイル/保湿剤
- パルミチン酸=ヤシ油、パーム油から得られる飽和脂肪酸/乳化
- ホホバ種子油=ホホバ科植物ホホバの種子から圧搾・精製によって得られる植物性液体ロウ/エモリエント剤、抗炎症
- クロヨナ種子油=マメ科の植物の種子を搾ったオイル/紫外線に対する防御
- グリセリン=原料ヤシ油、パーム油/保湿剤
- ステアリン酸=原料ヤシ油、パーム油から得られる飽和脂肪酸/保湿、乳化補助.鉱石のコーティング剤
- ヤシ油=ここではコルクガシ樹皮エキス、オーク根エキスに含まれる成分
- エタノール=原料サトウキビ/植物エキスの抽出に使用、製品の安定性
- キサンタンガム=原料トウモロコシ/酸化セリウムのコーティング剤
- シア脂=樹木シアーの実から絞られる油脂、石油(溶剤)不使用/保護、紫外線防御、アンチエイジング
- コルクガシ樹皮エキス=ブナ科コナラ属の常緑高木コルクガシの樹皮からワインのコルク栓を作る際に採れる副産物に当たるコルクガシの塊からポリフェノールを抽出したオイル/紫外線による肌のトラブル鎮静
- オーク根エキス=ヨーロッパナラの根から抽出したエキス/鎮静、保湿
- ヒアルロン酸Na=原料は微生物発酵/保湿剤、保水性
- アルギン酸Na=原料は海藻由来/酸化セリウムのコーティング剤
- ローマカミツレ花エキス=九州産ローマンカモミールのエキス/消炎、潤い/span>
- ローズマリーエキス=ロスマリン酸豊富なエキス/抗老化
- セラミドNP=酵母などの微生物発酵によって得られるセラミド、微生物発酵/保湿、保護
- レウコノストック/ダイコン根発酵液=大根をキムチに含まれるレウコノストック菌で発酵させたものをろ過して得られる液/防腐作用
- グレープフルーツ種子エキス=グレープフルーツの種子から抽出/天然の防腐剤
- レシチン=原料大豆、皮脂膜に含まれるリン脂質の集合体/天然の乳化剤
- 水酸化K=ミネラルであるカリウムの水酸化物/乳化
- トコフェロール=大豆油由来の天然ビタミンE/酸化防止剤
- ヒマワリ種子油=ここではトコフェロールに含有まれるオイル
- ナツミカン果皮油=天然香料
- ローズマリー葉油=天然香料
オールライトサンスクリーンパウダー SPF38 PA+++
ツートーンになりたくないから
私個人的には珍しく「日焼け止めパウダー」というものも買ってみました。
そもそも紫外線散乱剤みたいな材料で作られたフェイスパウダーがあれば、あえての日焼け止めパウダーは不要な気もするのですが。
カンケーない経緯を語ると、私個人的にパウダーは「ルース」好きで持ち歩きにくく(現在主にGIVENCHYプリズムリーブル使用)、冬はどうでもいいけど汗崩れの激しい夏、しかもマスク部分とツートーンになりそうな危惧から、持ち歩きやすいプレスドパウダーが欲しかったためについで買いしました。
そう
今夏はマスクというクソ暑い(下品ですみません)ブツで顔下半分は焼けないかも知れないけど、目付近だけ焼けたら面白過ぎるから、いつでもササッと塗り直せるパウダーが欲しかったのですね。
ちなみに眩しくてサングラスをかけたらマスク&サングラスで漫画に出てくる定番強盗みたいだから、UVカットサングラスも諦め。
そこに帽子を目深に被ると不審者過ぎて困りますね~。
パウダーは[color color="#D94177"]「SPF38 PA+++」
ブルーライトカット率95.9%[/color]
です。
先のクリームが数値が小さくても、このパウダーを重ねたら安心。
クリームより更に刺激もなく、かなり敏感な方ならこのパウダーだけでも大丈夫。
わりと白いけどブラシなら大丈夫
買う時に少し怯んだ白パウダー。
でも今って、勝手にテスターを触れないでしょ。
いちいち店員さんの手を煩わせるのも申し訳ないし、もともと買うと決めていたらサッサと買う性分が災いして、やっぱりフツーに白かったわ(-_-;)
世の中には見た目は白くても透明感のあるパウダーもあるけど、「日焼け止め」ってだけに、粒子が重たい方だから、普通のメイクアップパウダーより粗くてちょっと厚みがある感じ。
でも、日焼け止めパウダーだから、この「粗っぽさ」がいいのよ、溶け込まずに肌表面に乗っかるから。
で、付属のパフではなく、幅のあるブラシを使うと軽く仕上がり、白浮き回避。
重ね過ぎたら白いから注意。
(付属のパフは毛足がかなり短いのもあってベタ塗りになりやすい。)
専用のミニブラシも販売されているようですが(購入の際に気付かなかった+教えてもらえなかった)、私はワトゥサの「ニュアンスカラーズ&パウダーブラシ」を入れています。
柔かなポニー毛の長い部分が優しいながらにコシがあるので「取る量」がちょうどよく、硬い毛を使った時のようなヘンな「ブラシ筋」も出ません。
ツヤツヤ仕上がり
仕上がりは、おや?と思うほどにツヤツヤ。
テカテカとかギラギラではなくツヤツヤ。
「雲母だ!」と感じて成分表を見ると、「マイカ(雲母)」が一番目にありました。
雲母の原石は、白雲母もしくは金雲母ですが、通常は不純物の少ない白雲母を使用するようです。
それらを粉砕して「主体が含水ケイ酸アルミニウムカリウムの板状の体質顔料(粘土鉱物)」を得ています。
(マイカの一種「セリサイト(絹雲母)」の方が滑らかで展延性に優れ滑らかな使用感ですが、セリサイトも「マイカ」と記載されていることがあります。)
通常、マイカ単体でパールのような光沢は得られず、表面に「酸化チタン」を被覆することで光沢が発現するそうなのですが、この「オールライトサンスクリーンパウダー」の成分表には「酸化チタン」は見当たらないので、マイカそのものの、パールパールしてはいない程度のツヤなのだと思います。
この夏はマスクのせいもあって暑苦しいから、(冷感マスクも暑くないわけではない)この夏のベースは、同オールライトサンスクリーンクリームにこのオールライトサンスクリーンパウダーを重ねるだけで過ごしてもいいと思っています。
ファンデーションを使ったらマスクの内側が肌色に汚れるしね。
こちらも香りは仄かな甘夏。
成分表
- マイカ=上記、ノンナノ
- 酸化セリウム=上記、ノンナノ
- ホホバ種子油=ホホバ科植物ホホバの種子から圧搾・精製によって得られる植物性液体ロウ/エモリエント剤、抗炎症
- シリカ=地殻変動内の二酸化ケイ素を主成分とする天然鉱石、ヒトの毛髪や爪、骨、関節、細胞壁などにも含まれ、肌のコラーゲン繊維を束ねている、ノンナノ/光散乱によるソフトフォーカス効果、遊色効果、表面処理剤、ウロキナーゼ吸着による抗炎症作用
- ステアリン酸=グリセリン=原料ヤシ油、パーム油/保湿剤
- ヤシ油=ここではコルクガシ樹皮エキス、オーク根エキスに含まれる成分
- アロエベラ葉エキス=アロエエモジンやムコ多糖類を主成分とするアロエベラの葉から抽出したエキス/保湿剤、日焼け鎮静
- ステアリン酸Mg=パーム油由来のステアリン酸に天然ミネラルのマグネシウムが結びついたもの/酸化チタンの酸化活性抑制にコーティングに使用
- トコフェロール=大豆油由来の天然ビタミンE/酸化防止剤
- ローズマリー葉油=天然香料
- ナツミカン果皮油=天然香料
- ヒマワリ種子油=ここではトコフェロールに含まれるオイル
紫外線吸収剤と散乱剤
紫外線吸収剤
紫外線吸収剤が配合された日焼け止めは、透明で手触りがさらさらしているのが魅力。
しかも汗をかいても流れにくいなど、使い心地はよいのです。
(化学反応が起こることで効果が弱まっていくので、数時間に一度塗り直す必要あり。)
でも、ケミカルな「紫外線吸収剤」は嫌われもの。
天然成分の「紫外線散乱剤」の方が刺激が少ないということで、「紫外線吸収剤フリー」「ノンケミカル」という謳い文句が流行って?というか、人気?です。
何故かというと
紫外線吸収剤は、肌表面で紫外線を吸収して化学反応を起こすことで肌内部へ紫外線が入るのを防ぐため、紫外線をブロックする力は高いのですが、紫外線を吸収する時に成分が紫外線と化学反応を起こしてしまい、熱などのエネルギーに変換されることで肌へのダメージが起こりやすいからです。
また、身体のタンパク質と結びついてアレルギーを引き起こす場合があるようで、しかも環境ホルモン作用、発ガン性アリの報告もあるから嫌われちゃったのです。
代表的なものは
- t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン(UV-Aカット)
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(UV-Bカット)
- オキシベンゾン-3(UV-A、Bカット)
特に覚えておいて避けたいのは、白内障や皮膚がん発症につながる環境ホルモン作用が報告された「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」「オキシベンゾン(オキシベンゾン-3)」。
「オキシベンゾン(オキシベンゾン-3)」は日本の化粧品での配合は概ね無くなったようです。
(「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」はまだ見かけます。)
紫外線散乱剤
紫外線散乱剤は、UV-A、B共を反射させる仕組みです。
単純で直接的です。
ある意味、アナログ作戦。
吸収剤のような問題は起こりませんが、基本、紫外線カット力は弱いです。
しかし強くすると肌馴染みが悪い、白浮きする、ベタつく、などの不具合あり。
しかも安全かというと、そうでもない。
紫外線に当たると活性酸素を作るので、肌を酸化させてしまう性質があるそうです。
さて
活性酸素→酸化→老化 VS 紫外線→酸化→老化
どっちがいい?と聞かれてもなぁ~
紫外線散乱剤の成分は、主に粘土や金属から作られている酸化チタン、酸化亜鉛などです。
粒子を細かくナノ化して感触をよくしている製品が販売多くありますが、皮膚や呼吸器から金属が体内に入って蓄積する可能性があると懸念されているので、あまり細粒子化していない方が安全です。
(しかし、すると白浮き、厚み問題が。)
結局、紫外線吸収剤よりは刺激が少ないものの、合わなければ何かしらの炎症やトラブルを招くリスクあり。
マイカについて
先に書いた「マイカ(セリサイト)」ですが、これらは金属イオンです。
よって、「鉄、ニッケル、クロム、コバルト、ヒ素、重金属、鉛」などの成分を含んでいます。
日焼け止めだけでなく、ファンデーションやパウダーにも配合されていますが、このマイカやセリサイトは、結晶の表面がスリガラスのようになっていて中には金属塩を含んでいます。
だから経時で、皮脂や汗によって濡れたマイカやセリサイトの結晶内の金属塩が透けて見えてくる、つまり「メイクくすみ」になるそう。
そして先にも書きましたが、
皮脂や汗が金属イオンを溶解
↓
皮膚のタンパク質と結合する
↓
肌刺激→シミ発生
このような過程でのシミ発生のプロセスは、何年か以前にもこの「美白、シミ」について旧ホームページに書くたびに、「なんでアホの私が、たかがコスメについての話が、インターロイキンにまで発展するんだよ、ややこしい。」と思ったものでしたが、それしか説明のしようがない、
表皮細胞のケラチノサイトを刺激
↓
インターロイキン1型が発生
↓
エンドセリン(生理活性物質の)が合成、分泌
↓
メラニンを作りなさいとメラノサイトに働きかける
↓
排出されないメラニンが沈着
↓
シミ
です。
また、マイカやセリサイトなどの顔料にも含まれる鉄やニッケル、クロム、水銀、コバルトなどが皮膚タンパクと結合して刺激になり、これも金属アレルギーの懸念が示されています。
※ちなみに七面同ですが、「インターロイキン」は、サイトカイン(細胞間の情報を伝達する役割を持つ細胞から放出されるタンパク質の総称)であり、主として免疫応答の調節のためにリンパ球やマクロファージが分泌するペプチド・タンパク質の総称です。
IL-1(1型)は、血管内皮で産生され、他のサイトカインの産生を促進する作用を持ちます。
- 炎症時に於ける発熱
- 急性期タンパク質の産生誘導への関与
- リンパ球、単球及び顆粒球などの免疫系細胞の増殖促進
- 血管内皮細胞への接着促進
- 破骨細胞活性の増強
などなど、その生理作用は多岐に渡ります。
じゃあどうしろと
で、まぁ、結果的に日焼け止めに必ずよろしいというものはほぼ無くて、
どれだけ自分的にとってマシかストレスフリーかで選ぶ、
あるいはいっそ使わずに都市では地下道、アーケードなどが多いからできるだけかもだけど「買わなかった夏の私」みたいに強い紫外線下は走る、
なんてな原始的な方法もアリなのです。
全身くまなく黒い布で覆っている徹底人も見かけますが、それも一つの方法なのかも。
私は見た目が暑くて脳が暑いと叫ぶから却下。
同じ覆うにしても、日射での過剰な体の水分蒸発を防いで、ちゃんと空気を取り込めるようになっているサウジアラビアのアバヤみたいなコスプレならしてみたいです(どこに行くねん。)。
日焼け止めについて、こんなにネガティブなことを言っていたら世の中には自然であれ害のあるものだらけで、無添加といっても手放しで良いとは言い切れないだけに使えるものが無くなってしまうのだけど。
一応、何か肌に不具合があった時には原因を探りやすいので、こんなこともあるよ、と記憶しておきましょう。
だいたいの日焼け止めの感触や後肌が苦手な私でも、今夏手にしたアムリターラ2点は構成も感触もよく、機嫌よく使っています。
日焼け必至なことをしている人へ~防御もいいけどそれよりアフターサンケアを推奨する理由
今時、日除けはしても日焼けする人は居ないのかも知れないけど、「もしも焼けてしまったら」あるいは「日焼けを免れない仕事をしている」「実は日焼け必至なスポーツをしている」という人があれば読んでみてください。
体験上、日焼けしても、日焼け必至な環境でも「ほぼ、なかったことにする方法」はあります。
現代じゃ考えられないことだけど、私が子供の頃は「夏に日焼けする子は冬に風邪知らず」などという驚きの都市伝説みたいなものがあって、日焼けに無頓着でした。
ただ、私の母世代が必ず日傘を挿していたのは「日焼けしたくない、色白は美肌」な観念があったのか、流行りだったのかお洒落アイテムだったのか?
私が年頃の時は日傘はおばさんのグッズとなり、まるで1950年代の太陽族みたいにたいていの若者は海で焼けまくっていました。
海じゃなくて日サロも人気。
今の私というか、焼かなくなってからずっと「丸焼け、丸焦げになったことがない人」に見られる状態であるからこそ、どれだけ焼けていたかの経緯を書きます。
私自身は海が好きで好きで、だからってじっと眺めている性分ではなくて海原に出て行きたくて、10代の頃から様々なマリンスポーツを楽しんでいました。
今思うに、海が好きというより、多分に視界の広がる景色が好きで、たった一回だけスカイダイビングをしたことがあるけど、スカイ遊びはそうそうする機会はなく、空への憧憬が手軽な海に傾倒させたのかもです。
息子が生まれてからはどこにでも連れて行きました。
止めたのは40才くらいです。
(年齢で区切ったのではなく、単純にそれどころではない環境になっただけです。)
つまり40才頃まで、ダイビングやサーフィン、ジェットスキー、水上スキーにウェイクボード、そして時代背景のせいもあってパワーボート、果ては釣り船で沖合いに。
しかもウエットのフルスーツかせいぜいラッシュガードでも着用していない限り、紫外線にはかなり無防備な出で立ちでした。
ただただ純粋に海で遊びたくて、紫外線なんてどーでもよかったんです。
焼けた頬にシミが出て来ても「また焼けたら隠れるし♪」などと笑っていました。
しかし、さすがに30代になると汚く乾いた黒肌はやり切れないと考え、当時は日光浴すら勧めていたおフランスのブランド「クラランス」のサンケア商品、主にアフターサンケア商品をガッツリ使っていました。
さすがに紫外線の脅威を強く語り出されてからは今は同じものは無いようですが、当時のクラランスのサンケアラインナップはまだ華々しく、「(綺麗にムラなく)焼けるために」なんていう感じのものもあり、種類も豊富でした。
日焼けしない人には分からないであろう、日焼けする人には悩みの種の髪の日焼けダメージから救う、太陽の下でスプレーするサンケアヘアオイルまでありました(使うと10日くらい洗髪していない髪に見えるけど)。
真っ暗に焦げていた私の背中や肩、全身に一つもシミがない理由は(顔にはあるよ)、もちろん紫外線に強いユーメラニンの多い肌質であるのかも(調べたわけではなく髪などは茶色だけど肌がモロに黄色なのと紫外線体感によるもの)ですが、このしつこい「アフターサンケア」のせいかも知れないのです。
それらを使用したのはもともとはシミ防止のためなんていう殊勝な意識はなくて、パサパサ黒肌ではなくツヤツヤ黒肌のためという不埒な理由で揃えたのだけど、結果としては、激しい太陽光線の下では「日焼け止め」で「日焼けそのものは防げない」けど、「冷蔵庫で冷やしたアフターサンジェル」等の「冷却効果」と「後のひたすらな保湿」が最も優れていたという認識です。
そもそも太陽の下に居るならば、空から地面、四方八方から紫外線に包囲されるから、焼けるのは仕方がない。
それをチャラにするには「アフターケア」にあるのではないかと。
当時、男子たちはティッシュにシーブリーズをたらふく浸して体に貼りつけていましたが、火照り鎮静になるだけでアフターサンケアにはなりません。
エタノールだらけで揮発しやすく、ただでさえ火傷並みにダメージを受けた肌は激しく乾き、最終的には爬虫類みたいな肌になっていました。
小学生の時、全身真っ黒というか真っ赤になってキャンプから帰宅した私に驚いた母が買って来たのは、淡いピンク色の粉が沈殿した「カラミンローション」、もしかしたら資生堂の「カーマインローション」でした。
昭和40年代初頭だけに日焼けの鎮静ローションとしてはそれくらいだったのかも。
現在も存在するようですが、火照りの鎮静にはよく効きます。
ただ、シーブリーズと同じく、やはりエタノール配合の爽やか揮発系ゆえ、肌の潤いを奪うので、後の保湿ケアは必須です。
で、アフターサンには揮発する液体、特にエタノール配合の液体ではなく、肌に密着、定着する保湿剤配合のジェル系がお勧めです。
(保湿ジェルならブランドは問いません。紫紺エキスやビタミンC配合なら頼もしい。)
肌の火照りで乾いたら塗り重ねることを繰り返します。
冷蔵庫で冷やしておくと、火照りの鎮静に役立ちます。
火照りがある程度治まったら、私は後は代謝促進より保湿に徹底しました。、
アホだから色褪せるより、「綺麗な小麦色」を滑らかな湿度ある肌で長持ちさせたかったのです。
けど、無理な剥離代謝促進をしなかったのがよかったようで、次の新しい皮膚がきちんと育まれてから自然代謝したので、バリア膜も保持しながら常に潤いは保たれていました。
無理な剥離は刺激にも繋がってシミになりやすく、もしくは有害物質の侵入も促すので肌荒れを起こします。
角質層をこじわって侵入させる処方の美白剤もお勧めしません。
角質層をこじわるイコール内部の湿潤を流失することに繋がるからです。
ひたすら自然代謝待ち推奨。
まとめると
- 火照り鎮静にはエタノールフリーの冷蔵庫で冷やしたジェルのしつこい塗り重ね
- 絶対に乾かさない
- 無理な角質剥離代謝促進はしない
これで後々になっても「日焼けしたことのない人」にすら見られます。
今更?という人も大丈夫。
年齢も制限なし。
人間は生きている限り新陳代謝を繰り返しているので、今からでも。
ピンと来たら試してみてください。