
---Dr.メラクチンのアイケア3種類を試してみた---
韓国コスメをまとめて購入した際のアイケアもの。
行き当たりばったりの選択の中で「使わないよりいいような気がする」もの3種類です。
※ 韓国コスメの注意点については「SKIN&LAB グルタチオン アンプルトナー/セリマックス ノニエネルギーアンプル2.0」の冒頭をご覧ください。
目次 / contents
Dr.メラクチン∕セメンリトカルシウムボリュームアイクリーム
フォーミュラ(肌カルシウムREBORNIC + フランス産ポルフィリン + タンパク質9種)
肌のカルシウム成分とビタミンDが結合した「肌カルシウムREBORNIC(リボーニック)」というDr.メラクチンの特化型成分が特徴です。
「肌カルシウムREBORNIC」は、カルシウム(グルコン酸Ca)がビタミンDと結合した成分の形で肌に浸透して、コラーゲンとエラスチンから成る肌のマトリックスをケアするので、加齢による目元の窪みに抵抗するにはピッタリとのこと。
加えられた「アーモンド果実エキス、シロキクラゲエキス、タベブイアインペチギノサ樹皮エキス」が、カルシウム成分をサポートして吸収性を高めてくれるそうです。
また、配合されるハナスゲという植物から抽出される美容成分「フランス産(フランスのセダーマ社)ポルフィリン0.5%」も、ふっくらとした肌へ導く効果があるとされ、元々はバストケア製品に配合されている成分ですが、「ふっくら効果」を目元にも利用できるとして配合されたように思います。
更にタンパク質成分であるEGF、IGF、FGF7、コラーゲンなど9種のタッグが目元の肌の弾力性を高めてくれるという嬉しい凄腕。
いかにもBBAにはヨダレが出そうな訴求のオンパレードです。
テクスチャー
クリームは、見た目、テラっとした光沢を持つ、くすんだ砂系のベージュ色。
確か20年くらい前に使ったナチュラビセのクリームもこんな色だった記憶げあるので、驚きはしませんが、なんだか汚れて見えます。
もちろん、肌に伸ばして肌が汚れるわけではありません。
この色については使っているうちに慣れました。
香りも原料臭も特に無く、大きなクセはありません。
クリームの質はヌルヌルでもなくベットリでもなく、変な表現だけど私にしてみたらビニールっぽい感触。
少量だけ塗ると密着しやすく、一瞬、伸びが悪い気がしますが、多めに塗ると滑らかになる点、もしかしたら「角質層にある程度は吸い込む」だからなのかも知れません。
じゃなくて、少なかったら摩擦で消滅して伸びにくいだけだったりして。
いわば、「少なめの量」だと、密着し過ぎて指が止まる一般的ジェル」みたいな感じです。
効果実感
ケアの最後に使用するようにありましたが、油分の淡いテクスチャーなので、なんとなく化粧水及び美容液の後、全顔クリームの前に使いました。
本当は塗ったか塗らなかったか忘れるくらいに存在感が淡く、だから塗り忘れたりもして、最初は1ヶ月経っても何というドラスティックな変化はなく。
とうとう本当に使うことを忘れるようになったので、途中からは意識的に改めて忘れないように努めました。
容量がスゴいです。
アイクリームは通常、だいたい容量15gだけと、このアイクリームは、なんと、50ml(mlってのがミソではあって、質量からするとgなら50以下)も入っているのに安価なので(購入先によって大幅に違うが、2.800円くらいから5.000円くらい)、効くわけないか、と、惰性で使っていました。
高価だから効くとか、安価だから効かないとかは、たまにプラセボでしかなかったりもするので、何につけ軽視すべきではないことは分かっているのですが。
(このシリーズが安価な理由の一つは、オリジナルラベルを貼り付けただけのどこにでもある既成の容器のおかげだと思われます。)
よって、早くなくなれ、くらいの勢いでザクザク使っていたら、無くなる前くらいに、ん?なんとなく、もしかしたらいいかも?
「保つ」という意味では、今の自分なりのハリや湿度が保たれているのは確かではあります。
スローリーで地味な効果みたいだから諦めずにもう1つ買って、まだ使っています。
「アイクリーム使ってるぞ、使ってるからね、使ってますよ」な自己満足感はあります。
化粧品って、自己満足感こそが正義。
一昨年だかに眼輪筋の弱体だかで目の下のタルミ黒クマに気付いて強烈なショックを受け、慌てて主にローズ精油をガッツリ塗り込めてからかなり回復、コンシーラーも捨てちゃった程度になったため、ついでにたまたま買ったこのクリームの訴求「目元にボリューム」には更なる持ち上げ期待を込めはしましたが、そこまで強いパワーは感じません。
ただ、特に他のアイケアをしなくても、悪い進行はしない。
つまり、現状は維持してくれます。
はしょっていうと、
「そもそも落ち窪んでしまっている目元には物足りない」
「そこそこの目元なら現状維持してくれる」
といった感じがします。
保湿力をプラスするなら
内容からして当たり前ですが、保湿の実感はありません。
対策として、
・先にホホバオイルやローズヒップオイルなどを塗る
・後でプロペト及びセラミエイドで護る
こうすることでスキンケアで最も重要かつ基本である保湿と保護が叶います。
嫌いなセリフだけど、コスパよし
にしても、効きそうなアイクリームって(本質的に効くか効かないかは別として)だいたいは高価で、高価なものを不満足にケチケチ使ってしまうなら、この程度のアイクリームをザクザク使ってみるのはアリかも。
何につけコスパがよくても内容が悪かったら(化粧品なら何も効かないとか、食材なら旨味がないとか、衣服ならすぐにヨレヨレになるとか)逆に無駄なので、一般的な「コスパがいい」って言葉は大嫌いだけど、「この容量と現状維持力ならコスパよし」と言っておきます。
※ ちなみに今年の夏前にディオールの「プレステージ ラ クレーム ユー」というアイクリームを頂きまして、久しぶりに嗅いだ甘く濃密な香りは懐かしくも「うわっ」となりましたが、しっかり目元に留まりながら、流石、15gで3万円近くするだけに即、ふっくら効果が出る気がしました。
「気がしました」、です。
この類いは「その場はアガる、改善はしない」ので、価格なりの価値を感じる方、1ヶ月に1つ継続可能な方には、それもアリなのかと。
- 成分表
水、BG、プロパンジオール、グリセリン、マカデミア種子油、オリーブ果実油、エチルヘキサン酸セチル、1,2-ヘキサンジオール、シア脂、セテアリルアルコール、水添ロジン酸メチル、ナイアシンアミド、ポリソルベー
ト60、シクロペンタシロキサン、グリセレス-26、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸PEG-100、シクロヘキサシロキサン、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー、水添レシチン、ステアリン酸ソルビタン、オウレン根エキス、ヤシ油、ポリアクリレート-13、ポリイソブテン、カカオ種子エキス、エチルヘキシルグリセリン、オレイン酸ポリグリセリル-4、加水分解クチナシエキス、加水分解バクガエキス、アデノシン、加水分解サンシキスミレエキス、デキストリン、EDTA-2Na、ポリソルベート20、イソステアリン酸ソルビタン、グリセロリン酸Na、ポリアクリロイルジメチルタウリンアンモニウム、ヒアルロン酸、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸Na、アスパラギン酸(K/Mg)、グルコン酸Ca、グルコン酸Mg、アーモンド果実エキス、シロキクラゲエキス、タベブイアインペチギノサ樹皮エキス、コラーゲンエキス、加水分解エラスチン
Dr.メラクチン∕セメンリトカルシウム ボリュームアイアンプル
こちらは「セメンリトカルシウムボリュームアイクリーム」のセラム版。
有効成分や訴求はクリームと同じく。
ほんのりしたトロみが瑞々しいのですが、肌への浸透は特に強い感じがなく、かといって肌表面への留まりもよいとは感じず、数分待たないと上からクリームを塗ったりしたら目元から外れて消えちゃう。
正直、満足感は淡いです。
もしかしたら、本来、このアイアンプルの上に同アイクリームを重ねるべきなのかと思って、アイクリームと同時に購入しましたが、上記の通り、ヌル付きが気になってアイクリームを重ねるタイミングに入れないので、頻繁に使わずにいました。
変性アルコールの量が多いわりに揮発感は淡く。
ヒアルロン酸は少量で増粘剤はカルボマーとデキストリンしか判断できないから、重合体かなぁ?
なら、要らない?と、1本で止めてしまいました。
容量は30mlで、一般的なアイセラムよりたっぷりですが、併用した場合、アイクリームより無くなる速度が早いです。
必ず重ね使いする場合は、アイアンプル3つに対してアイクリーム2つくらいかと。
目元にクリームは重たく感じる方には単品で使うなら良いかも?というのもあって試してみましたが。
飛び飛びな使い方をしてしまったので効果は不明です。
ネタにする必要なかったやん(-_-;)すみません。
- 成分表
水、プロパンジオール、変性アルコール、ナイアシンアミド、BG、グリセリン、1,2-ヘキサンジオール、グリセレス-26、シロバナワタ果実水、DPG、ヒドロキシアセトフェノン、カルボマー、(PCA/イソステアリン酸)グリセレス-25、バクガエキス、ツルレイシ果実エキス、トロメタミン、セルロースガム、タチアオイ花エキス、ジメチコン、ムクゲ樹皮エキス、エチルヘキシルグリセリン、アデノシン、グリセロリン酸Na、(アクリル酸グリセリル/アクリル酸)コポリマー、水添レシチン、アスパラギン酸(K/Mg)、EDTA-2Na、グルコン酸Ca、グルコン酸Mg、パルミチン酸スクロース、カカオ種子エキス、ヒアルロン酸、加水分解ヒアルロン酸、ポリグルタミン酸、ヒアルロン酸Na、デキストリン、アーモンド果実エキス、シロキクラゲエキス、タベブイアインペチギノサ樹皮エキス、コラーゲンエキス、加水分解エラスチン
Dr.メラクチン∕アイファルトアイバッククリーム
海綿などの生物から抽出された天然由来の微細な針状成分「スピキュール」が特徴のアイバッククリームです。
が、個人的にニードル的な刺激はゼロです。
テクスチャーはかなり軽々で、伸びが良く、けど表面の乾きが早いようで、目元ピンポイントで留まる感覚はあります。
被覆感もなければ重たさもない、若干、「は?」な印象です。
一応、
注意書には乾燥肌や素肌(スキンケア前という意味らしい)に使用するとチクチク感がある場合がある、とのこと。
その「スピキュール」が肌に微細な刺激を与えて、肌のターンオーバーを促し、有効成分の吸収を最大化して肌の奥へ届けやすくして、結果的に肌の再生を促進してくれるそうです。
また、配合された「53のアミノ酸より形成されるタンパクEGF(ヒト遺伝子組換オリゴペプチドー1)」は、数千本のスピキュールの微細針に乗って弾力ベルトに直接伝達し、肌細胞の成長と分化を促進することで、シワを緩和し弾力を回復してくれるそう。
ワクワクしちゃう訴求♪
使い方は、
「スキンケア後、就寝前に米粒大くらいを目の下に軽く3〜4回塗り、約2分間そのまま乾かす」
とのこと。
外出時に使用する場合は、「塗布してから20分間そのままにしてから洗い流す→メイク」とのことです。
面倒くさいから、就寝前推奨。
「米粒大」って通常はブチュって出て難しいけど、チューブの先の穴が細いから出し過ぎることがないタイプです。
実際の感覚では、就寝前の2分とか、メイク前の20分とかって???なくらい、先にも書いたように肌表面では秒でスッと乾きます。
訴求イメージ的なリフト感や引っ張られ感は私にはありません。
が、翌朝、多分、塗らなかったよりハリが出ている、と思います。
あー、でも申し訳ないです。
今、ケアにはまるで必死じゃなくなっているから、テキトーな感覚なのだけど、使ってみたDr.メラクチンのアイケア3種類の中では(もっと沢山あるみたい)、手応えという意味では、一番、使い出を感じました。
- 成分表
おや?防腐剤の記載がありません。
保湿抗菌溶剤が同時に叶う安定剤とか酸化防止剤でコト足りる構成か、あるいはちっちゃくてどーでもよくしか見えないけど意外と酸素遮断っぽいチューブ容器のおかげかも。マグネシウムアルミニウムシリケート=マグネシウム、アルミニウム、ケイ素を主成分とする無機化合物、増粘剤、安定剤
1,2-ヘキサンジオール
ナイアシンアミド
ケイ酸ナトリウム
クエン酸
キサンタンガム
エチルヘキシルグリセリン
アデノシン
アルブチン
グルタチオン
加水分解スポンジ=スピキュールのこと(淡水域に生息する海綿から抽出されるシリカ(二酸化ケイ素)で構成される微細な針状成分)
グリセリン
ブチレングリコール
カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド
アダンソニアデジタータ種子油
水添レシチン
セラミドNP
トコフェロール
セラミドAS
セラミドNS
セラミドAP
セラミドEOP
ヒアルロン酸ナトリウム
rh-オリゴペプチド-1
アイクリーム(アイケア専用もの)って何?
ところで、アイクリームってなんやねん?って、この10数年、ずっと思っています。
昔々は「おぉ!目元専用!」と喜んでずっと使っていましたが、「アイクリームってもしかして、多少機能のよいクリームを小さめの容器に入れたようなもんじゃね?」
と感じて以来、アイクリームへの拘りがなくなってしまい、使ったり使わなかったりになっています。
もしメーカーの方やBAさんに尋ねたら、こう答えてくれるでしょう。
「どこより薄くて刺激に弱い目の周囲を考慮して、刺激の可能性を持つ成分は省き、目元に特に効果が高い成分の配合量は高くなっております。」
「刺激回避を考慮」?
私が「ちっちゃい容器に入れただけじゃね?」とかなんとか考えてしまったきっかけは、私は目の周囲に全顔用を塗っても滅多に刺激を受けたことがなかったから。
逆に目元専用でも、刺激を感じたものもあったから。
たから単に内容によるのではないかと。
実際は全顔用を目元に塗っても問題がないのと同じく、目元専用を顔全体に塗りたくっても問題はなく。
各々もしくは個人的にそれぞれ問題があるものはどのみち問題アリかと。
過去、クレ・ド・ポーボーテのラ・クレームを購入する際に「目元は?」と尋ねると、当時は同シリーズで目元専用の「クレームイユー」がまだなかったからだろう、「これを目元にもしっかり塗ってください。」と言われたことを踏まえると、多分、目元専用はあってもなくてもいいような。
また、「ラ・クレームは全てを備えているので、他シリーズのアイクリームを使うより効果がありますよ。」とも言われました。
遡ると、多分、1970年代にはドメブラに目元専用アイテムはなかったような(多分の多分な憶測)。
1980年頃、エスティローダーで発見した時の目からウロコ感は忘れられないから、1980年より前に外資ブランドにあったのは確か。
で、いつしかドメブラも
メーカー「アイテム増やしたら儲かるんちゃう?」。
売り手「あるから勧める」。
買い手「あるから買う」。
こんな感じかと(テキトーな妄想)。
昔は必ずアイクリームを併用していました。
先に書いたように、1980年頃、リチャードという輸入雑貨屋さんで、エスティローダーの金色パッケージのリニュートリィブを見つけてからずっと。
シワシワになるかもな強迫観念からです。
どこかに何度も書いていますが、18才の時、小さな町の小さな化粧品屋さんのシワシワおばさんに「あんたの目、若いうちは可愛いけど、早くからシワシワになるよ。」と言われたのがトラウマになっていたのです。
よって、様々なアイクリームを使って来たからこそ思うに、それら全てに効果があるとは思えません。
「気になる○○にアプローチ」ったって、どうもピンと来ません。
もともと猜疑心なんて持たないアホな性分なのに、化粧品の訴求に関しては眉つば眉つばなんて思っちゃうのは、(個人的に)期待への熱量が一気に覚めた肩透かしが多かったから。
そんなこんなでアイクリームを使い続けて35年も経った頃、他のページにも書いたけど、
ある冬の夜、手ぶらで父宅に居て、目元の乾きが気になり、「これでいいや」とトイレタリーのザーネを塗っておいたら、翌朝、目元がプルンって。
え!マジかよ
と、ちょっとビックリしました。
マイアイケアもののお気に入り歴史を紐解くと、これまで一番リピートしたアイクリームは機能に富んだ「ズィービガッティ」のアイクリームで、継続30個くらい。
二番目が更なる機能を持つ「AQミリオリティ」のアイクリームで、多分、継続18個くらい。
しかし。
使ったのはまだ40代だったけど、むしろ50代後半のザーネの方が綺麗になったのです。
皮膚の薄い目元の最たるケアは、なんやかんかな機能より、シンプルな保湿保護であることを実感しました。
以降、アイクリームってなんやねん?という気持ちが高まり、今は成分そのものへの好奇心からたまに試すだけになっています。
現在
毎日毎日、年を食って重ねて老ける一方なのだからして、不潔な老け方はダメだよなー、と、一応、以来、
・ヘーラールーノ及びハイドロゾルを浴び、
・アンチエイジング力満載のローズやらネロリやらジャスミンやらローズマリーの精油を濃度高くブレンドしたオイルを塗ってから
・治安のよい化粧液を使い
・ザーネかヒルマイルドを重ねるだけ
ですが、乾燥、シワ、クマ、たるみに関して、たいした問題はありません。
また、日焼けしたりダメージを受けた時は、アンチエイジングよりダメージ回復が優先。
最もシンプルな方法は、
・ティートリー精油の原液ペタペタ塗り
・ホホバオイルを重ねる
・ベタでシンプルな構成の保湿剤ヒアルロン酸などを塗る
・プロペト(白色ワセリンでもオッケー)を重ねる、です。
この方法は防御体制で居ながら、実際はものすごい回復力です。
アンチエイジングっぽいことはせずに、ただこれだけを2ヶ月間続けても、びっくりするくらい老けにくく、むしろスッキリ綺麗になりました。
もう、アンチエイジング剤とか不要じゃね?と思うくらい。
ただ、たまに目元に特化したものを使いたくなって、今回、上記を使い出した次第です。
悪くはない!
が最たる感想です。
まぁ、だいたいからして、目元のシワ、たるみ、くすみが気になって来たら、確実に顔全体問題にもなっているもんね。
そしていつか老眼になって見えにくくなって、まぁいいか!
がゴールなのかも。
清潔関=透明感だけは維持したいです。