ーー心地よく使いやすいローション&セラムーーー
モイスチュア&バランシングローション
ローションは極端なシャバシャバでもなくドロドロでもなく、ちょうど心地のよい感触のトロみで、洗顔後、フローラルウォーターとブレンドオイルで整えた(耕した)肌に温かい手の平で乗せるとスン、と馴染みます。
これだけでも肌は満ち足りた感覚。
私自身は謳い文句ほどの香りはあまり感じません。
違和感がないという意味です。
万人に受け入れやすい淡い柑橘香のせいかも知れません。
また、私自身は自作のブレンドオイルの香りが強くて感じにくいのは否めません。
ブランド名は「オーガニック」ですが、純なオーガニック製品ではなく、合成物質も混じっています。
けど、やたら余計な成分もなく、むしろ古典的ともいえる、ごく普通の化粧水にあるフォーミュラですが、感触のよさ、奇妙なヌルヌルのない後肌、持続する満足感に於いて優秀だと思います。
モイスチュア&バランシングセラム
セラムは、乳液状で、美容乳液というカテゴリーに属すると思います。
シスレーでの「エコロジカルコムパウンド」、ゲランでの「スーパーアクアセロムN」に当たるアイテムと思われ、「基本的にはこれだけで美容液、乳液の役割を果たします」というタイプかと。
(シスレーもゲランも他の強力美容液を使おうが必ず併用を勧められますが。)
私自身は(あくまでも私自身は)「エコロジカルコムパウンド」には馴染みにくいプラスティック的感触を、「スーパーアクアセロムN」にはクドい重たさを感じて好きになれなかったのですが、かといってオーガニックブランドの乳液には緩いツッパリや奇妙なモロモロを感じるものがあり、どちらにしろ好きになれず、なかなか継続しなかった経験があります。
これは純なオーガニックではないだけに、と言えば悪口みたいですが、よい意味で純なオーガニックではないので、とても使いやすいです。
油分にイヤな重みはなく、ローション同様、肌にスン、と馴染み、皮膜感もないので、すでに3本目に突入です。
セラムの香りはローションより更に弱い気がします。
これも自作のブレンドオイルの香りのせいかも知れません。
感覚的な問題は感じません。
そこそこ油分は感じるのに重たさがないのは、主体のオイルがスクワランやメドウフォーム油という軽い感触のオイルのせいだと思います。
また、感触改良剤としての働きをするエチルヘキサン酸セチル、油性植物エキスの溶剤としての働きをするミリスチン酸オキチルドデシルのエステル油剤の配合が更に使いやすいテクスチャーにしていると思います。
エステル油剤は、モイスチャー成分として記載されますが、比較的サラッとした油剤です。
エチルヘキサン酸セチルやミリスチン酸オキチルドデシルに関しては、合成油剤なだけによくないという意見もありますが、これらエステル剤は化粧品成分として非常に凡庸な成分で、私個人的には使用していての不具合は感じていません(私が敏感どころか鈍感肌であることはご了承ください。)。
総括
ローションとセラムについてだけですが、どちらにも何か秀でた劇的効果はすぐに感じないとしても、使いやすく馴染みやすく満足感も高いので、使い続けやすい点で優れ、肌の水分油分のバランスを維持できる点で、肌にとって最も大切な恒常性を感じる商品だと思います。
両方の併用もよいですが、気候や肌状態によって、ローションかセラム、どちらかだけでも満ち足りた感覚を持てます。
余計かも知れない長い一言
ただ一つ、ネット販売について書いておきたいことが。
このローションとセラムを初めて使ってみたのは、私にしては珍しく公式のネット広告によるトライアルセットです。
当時、お気に入りのローションは手元にありましたが、特別に好きなセラムがなかったので、どう見ても凡庸な商品だと感じつつも試したくなりました。
「どーせ」みたいな後ろ向きな姿勢で試したにも関わらず、感触、基本的効能が気に入ったのはよいのですが、そのトライアルセットが手元に到着したかしないかのすぐに「いかがでしたか、今なら特別にローション&セラム定期購入で何々円引き」みたいな販促メールが来ており、それは矢継ぎ早でイラッとしているところに販促電話がかかり(見知らぬ番号には出ないのですが、しつこいので発信先を調べました)、それも頻繁過ぎてゲンナリ。
たまたま私的に多忙な時期だったので、トライアルをすくに開封しなかったため、ものすごく急かされているような気持ちになったせいもあります。
必要なら購入するし、不必要なら割引でも買わない、というスタンスの私にはあまりにクド過ぎます。
しかも「定期購入なら何々円割引」みたいな販売方式に力をいれています。
私は気に入れば長くしつこく継続するタイプでありながら、「(好んで選んだ期日であれ)定期的に来る」ことに束縛感を持つ点で苦手。
ローションとセラムが必ず同時に無くなるイメージもなく、どちらか溜まって、いつしか「使わない在庫」になるのも悲しい。
好まずとも何かしら括りや拘束は避けられない人生、買い物なんてものには自由でありたいじゃないかいな。
だいたいに於いて、人は気候、環境(多忙かゆったりかも含めて)、気分の違い、好まずとも諸行無常、あらゆる変化の中で生きているから、向こう何ヵ月などのスパンで「同じ」であれない場合は多々で、同じ商品のみを使い続けられるかどうかわかりゃしないのです。
モノは好きなのに、仮に単体でネットで購入したらずっとセット定期販売の販促に苛まれそうだと残念に思っていたある日、バラエティーショップをキョロキョロすると普通に市販していたので、「なんだ、こんなところにあったのか!」。
地味過ぎて気付かないフツーなアロマ系ボトルのそれは、通常なら気付かず、ネット販売で試したからこそ目に入ったのだと思われます。
なんの割引もなかったけど、まずはセラムを単品で購入しました(当時、たまたまチャントアチャームのローションを使っていて相性に問題はなさそうだったので。)。
後にローションを入手、以来、片方ずつ、無くなったら買っています。
あれこれ手を打った販促を無視するのはヘソ曲がりなのかもだけど、私は「欲しい時、必要な時に買う」のが好きなのです。
確実に定期的にセットで使用する方は、公式サイトでの割引がかなりお得なのでお勧めです。
調べてみるとアマゾンや楽天市場でも購入できるようで、価格はそれぞれでした。