
ーーー2025年度、高結果に驚いたバカみたいにシンプル&チープ過ぎるケア法ーーー
コスメをテーマにしたブログとしては、自分ではクダらないと思ったので省くつもりでしたが、荒れ肌を治した時にモトより綺麗になったのを見た周囲が「何したん?驚きの凄さ。ブログにすべき。」と言うので一応、取り上げます。
よかったらお付き合いください。
使ったものはシンプル&チープ。
・余剰オイルたっぷりのコールドプロセス製法石鹸
・氷水、タオル2枚(乾いたタオルと蒸しタオル)
・ハーブウォーター(orフローラルウォーター)
・ホホバオイル
・ティートリー精油
・乾燥さん保湿液
・ケアセラAP乳液
・プロペト(or白色ワセリン)
これだけにした時期は3ヶ月。
プルンとしたハリが出て、目の下のか弱い小ジワやクマがほぼ消えて、小さな白いイボ(多分)が消失しました。
びっくり過ぎ。
目次 / contents
苛め過ぎた報復=面白い実験材料発生
このところ、やたらと治安の良いスキンケアコスメばかり話題にしていたのは、
自身、今年は一年で最も肌が乾燥する2月頃から朝晩3回洗顔を60日間ほど試してバリアー膜を弱らせたり、
今から紫外線ガンガンになる4月末くらいに未知のレチノールやレチナールを使ったり(レチノイン酸じゃないから見くびった)、
バリアー膜が薄れているのに試しに作った精油濃度70%以上のブレンドオイルを放り込んでみたり、
真夏にノースリ姿のサングラス無しの無防備で真昼のギラギラの太陽ばかり見上げていたり(真夏の太陽大好き)、
「イランこと」ばかりしていたら、こんな年齢にもなって生まれて初めて秋には本気で肌状態がポンコツになったので、イヤイヤ治安よきスキンケアを取り入れてみたためです。
イヤイヤというのは、治安よきスキンケアコスメは私にはクソ真面目で地味で退屈なイメージしかなく、全然面白みを見出だせないからです。
取るに足りないことは特に忘れっぽいので、時期等、あやふやな記憶ですが、以下、だいたいの経緯から書きます。
ポンコツになった肌は、面白い実験材料になりました。
経緯その1・10年定期ブツブツ(今回は首&手のみ)
思い起こすと、今年のトラブルはプラスアルファ。
まず、春先くらいに約10年周期で発現するブツブツ(毎回、原因不明)が、いつものように全身ではなく、ちんまりした範囲に出ました。
他の部位は忘れましたが、特に首と手の甲。
首は季節的にハイネックの何かを着ていたらキモさは見えませんが、見た目のキモさで困ったのは手の甲でした。
なんで手の甲に?って考えたに、私は手の扱いが非常に荒っぽいのです。
全く大事にしません。
しょっちゅう手を洗うのですが、強い合成界面活性剤でサッサと泡立ってスッキリするし泡切れが早い食器洗い洗剤をついつい使ってしまいます。
えっ!天然界面活性剤の手作り石鹸屋なのに?
肌への優しさより速度重視派ってだけですね。
医者の不養生ってセリフもありますからね←レベチです、すみません。
ってことで、首のブツブツがが酷かった理由は分からないけど、手はバリアー膜破壊のせいで弱っていたからかも。
経緯その2・ブツブツは赤みになって上へ
ちょうどバリアー膜を壊すような強い洗顔法を試していたその頃と重なり、首のトラブルは顔へと上がって来ましたが(イメージでは「上がってきた」けど実際は上がって来たのか別物なのかは不明)、ブツブツではなく、炎症っぽい赤みに変わりました。
経緯その3・ついでに多分、霰粒腫
これは皮膚トラブルとは関係ないと思いますが、次は目。
太陽ばかり眺めていたからなのか、日傘もサングラスも使わないからなのか、理由は知らないけど、8月に左目の下側に霰粒腫とかいうものみたいな赤い出来物ができました。
踏んだり蹴ったり。
眼科で感染力はないことを確認。
効かない塗り薬と効かない目薬(多分、抗菌)をいただきました。
若干ホラーっぽかったので、仕方なくフザけた赤いフレームのサングラスを着用したりしつつ、けっこう時間がかかりましたが、結果的に経時でいつしか治りました。
経緯その4・選択したのは時間薬&無難な対処
一応、感染力を持っていては周囲に迷惑なので皮膚科にも行きましたが、毎度同じく原因は不明。
後に起こった炎症も感染力はないとのことで、ならば時間薬でもいいかと、いただいた薬は放り投げ、一応、自分なりに治癒に繋がりそうなことで、無難なことだけはしてみました。
経緯その5・いちいち一旦、治ったように見える
赤みを持つ炎症は何故か首から始まって口元へ移行、そして頬下部、頬上部、プラス瞼へとマンガみたいに移動していきましたが、移動する時、一旦、赤みが消えて、ちょっとマトモになったように見えるのです。
そのマトモになった時に治った気がして性懲りもなくイランことをしていたら、また炎症が。
頬上部へと移動してからは瞼も炎症しつつ、頬上部は赤み部分だけが硬くなったりして、本格的に瓦解しました。
全然、深刻になれなかった理由2つ
が。
これを言っては終わりだけど、この年齢になると肌のトラブルなどたいしたこととは感じなくなり、
気持ち的に深刻さも焦りもなく、けっこう悠長でした。
鏡に写った時にだけ「げっ。あーそうだった。げっ。」と思うだけ。
日常、鏡なんて滅多に見ないので、朝の次は夜にしか思い出さないこと多々でした。
悠長だった大きな理由が2つあります。
悠長だった理由1・イエローベースマジック
1つは、イエローの下地を塗って、クッションファンデーションを軽くポンポンすると、一見、隠れてしまうので、外出にストレスがなかったからです。
今まで下地やファンデーションを薄く塗っても特に特に化けられる気がしなかったのですが、荒れ過ぎて初めてベースメイクというものに多大なる詐欺力を感じました。
イエロー下地を使った理由は、昔々、かづきれいこさんのリハビリメイク(傷跡や火傷跡、痣などをカバーして外観の悩みを解消するメイク)に興味を持って教室に通ってみた時、まずはイエローで赤みやシミやくすみなどの色ムラを補整することを学んだからです。
えっ?黄色?黄色人種が更に黄色?と感じるかも知れませんが、黄色くなるわけではなくて、ムラのある肌色が更地になる感じです。
いわば、油絵のキャンパスの地塗りみたいな感じ。
赤みの部分と健康な肌の部分に境目がなくなって見た目がフラットになる感じ。
この過程で肌色が均一になるので、ファンデーションは薄く済ませられる利点もあります。
ちなみに、私が教室に通っていた時のかづきれいこさんの化粧品は普通より厚いと感じたので(リハビリメイクという目的があるから)、今回は避けそうになりましたが、久しぶりに検索してみると凄く改良されているようだったので、「エクセレントミルキーファンデーション」を使いました。
凄く使いやすくて綺麗になります。
(「薬用エクセレントミルキーファンデーションプレミアムN」も同じくイエロー下地で、付加価値付きといった感じです。)
(話題にする気がなかったため最初に写真を撮りませんでした。私が使わなくなった頃、知人が痣で困っていたので残りを差し上げてしまい、使いさしすらも写真はありません。)
悠長だった理由2・トラブル部位以外の肌が綺麗だった
悠長だった理由の2つ目は、炎症部位が移動する都度の炎症部分以外の肌が凄く綺麗だったからです。
以下に渦中のスキンケア方法を書きますが、炎症を鎮静すべく、めちゃくちゃシンプルでめちゃくちゃチープなアイテムしか使っておらず、アンチエイジング向けのものなぞ一つとて使っていなかっただけに、こりゃあ災禍が過ぎたらシワだらけクマだらけのくちゃくちゃ婆さんになるだろうよ、という思いもありつつ、不思議と炎症部分以外はハリがあり、プルンとしているので、ワンチャン炎症が治まったら元に戻るかも?という楽観的要素が高かったからです。
原因追求を諦めて省きに省いたシンプルケアへ
さて。
「炎症→イランことしぃ→炎症→イランことしぃ→炎症」
が繰り返されていた途中、原因物質あるいは原因アイテム、原因食品、アレルギーの可能性など、いろいろ確認を繰り返しましたが、同じにしていてもまたブリ返したり、ヤバいと判断したものを再確認のためにまた使ってもなんともなかったり、もう全く分からなくなって、そうなると全てが疑心暗鬼にもなり、面倒臭くなって、9月くらいからだったか、いろいろ省きに省いて最低限のケアへと移行してみました。
40代の頃は今より老化というものに敏感で、ケアもののアイテムを省くなんて、怖くて有り得なくて盛りに盛りまくっていたのだけど、50代前半くらいに何かのきっかけで省いてみたら、全然、全く、カケラも問題がないどころか、逆に肌調子が良くなることを体感して以来、省くことに抵抗がなくなりました。
今回は笑えるくらいの省略化です。
対策その1・冷水→ホットタオル→冷水→ホットタオル→冷水→ホットタオル
一つだけ、とても面倒くさいことをしました。
肌が炎症している渦中、痒かったり熱かったりが困りものでした。
荒れていても別にいいけど、できれば早く解放されたい。
そこで、これまで知った中で、何かすぐに実践できる解決法はなかったか?
と思っていた時、ふいにピン!と思い出したのは、「アトピー」や「脱ステロイド」の方々が実践していた「冷水&ホットタオル」のケア。
知った時は知った、というだけで、その方たちが実践してアトピーが治まったかどうか、脱ステロイドに成功したかどうかは全く記憶にありません。
ただ、「いいんじゃね?すぐに始められるし。」
程度の気持ちで始めました。
まず洗顔。
このような時、私が販売する石鹸の中で、もしどなたかに相談されたら、「ティートリー(ヒーリング)」や「モリンガ(リウォーディング)」、「アボカドキュア(リウォーディング)」などをお勧めしますが、私自身は私が手作りする石鹸でさえあれば実はどれでもよくて、意識せずになんでも使っていました。
- そして朝の洗顔後。
洗面器に氷と水を入れて20回~30回バシャバシャ洗います。
洗うというより、単にバシャバシャ。
↓
電子レンジで1分くらい濡らして温めたフェイスタオルをしっかり顔に当てて温めます(電磁波が気になる方は蒸しタオルを。)これを3回くらい繰り返します。
※ 本来は10回くらい繰り返す方が正しいのかも知れませんが、面倒で時間がかかるとイヤになってしまうので、私は許容できる3回だけにしました。
また、本来は夜も実行すべきだと思いますが、上記と同じく、私は朝だけにしました。氷水洗いは、アイスバッグに氷と水を入れて肌に押し当てる方法でも。
冷たく冷やせればなんでもいいです。
(私はアイスバッグの中がいちいち乾きにくいので好まなかっただけです。)
特にトラブルがなければ必要のない行為だとは思いますが、簡単で便利な方法でありつつ、血流の促進は非常に有益であることを実感しました。
血流の促進は新陳代謝を促し、あらゆるトラブルを癒します。
対策その2・必要だけの保湿保護

- トラブルピーク時は
フローラルウォーター(自作ハーブウォーター仕込み中だったため)
↓
ホホバオイル
↓
乾燥さん保湿液
↓
ロート製薬ケアセラAP乳液
↓
プロペト(ワセリン)」
だけ。
- 少し調子が戻ってからは、
フローラルウォーター(or自作ハーブウォーター)
↓
精油濃度20%自作ティートリー&ホホバオイル
↓
乾燥さん保湿液
↓
ロート製薬ケアセラAP乳液
↓
プロペト(ワセリン)」
- ティートリー精油
- ・ティートリー精油はプラナロムを使っています。
私は何年も前から健草医学会から取り寄せています。
調べてみたらAmazonや楽天でも販売があり、割り引かれたものもありましたが、ティートリー精油は鮮度が命なので、肌に使う場合、並行輸入されたものには注意ください。
・何が原因か分からないので、抗炎症、抗ウイルス、抗真菌力、免疫調整作用、感染症予防力を持つティートリー精油を選びましたが、作用は意外と力強いので、パッチテストは必須です。
- ホホバオイル
- ・ホホバオイルは、その馴染みの良さから、20年近くオリチナル株式会社のゴールデンホホバを愛用しています。
(フェスタシリーズのホホバオイルも「クリアー」と書いたままですが、品質の良さからクリアー並みに雑味問題がほぼないので、このゴールデンホホバを使っています。)

- 保湿化粧水
- ・保湿化粧水については、「キュレル ディープモイスチャースプレー」も刺激なく、保湿に特化しているのでよかったです。
・スプレータイプならキュレル、コットンに含ませてパックもしたかったら乾燥さん、みたいな感じです。

- ロート製薬ケアセラ乳液
- ・ロート製薬ケアセラ乳液については、「AP高保湿先行バリア乳液」でも「AP高保湿フェイス&ボディ乳液」でも、時と場合による好みのテクスチャーの方を使います。
バリア乳液はサクッとした吸い込み感があり、フェイス&ボディ乳液は保湿感が高いです。
・詳細は同ブログのタイトル「秀逸なケアセラAP乳液2種類」をご覧ください(リンクされていなかったら、ホームページタイトル枠の右上の検索アイコンで「ケアセラ」で検索してください)。

- ワセリン
- ・ワセリンは、朝は紫外線トラブルを懸念して精製度が高いプロペト、夜は被覆感が高い白色ワセリンを使いました。
・ワセリンについては同ブログのタイトル「素晴らしき疑似バリアー膜ワセリン」をご覧ください(リンクされていなかったら、ホームページタイトル枠の右上の検索アイコンで「ワセリン」で検索してください)。
・(今回の写真のワセリンは「大洋製薬 日本薬局方 白色ワセリン500g」です。健栄製薬でも○です。)
という感じで、この約3ヶ月間に関しては嘘のようにシンプル&チープなスキンケアだけをしていました。
ババァのくせに
後で痛い目見るぜ
覚悟しろよ←心の声
ダレーっと惰性で続けた日々
ダレーっと何日も何週間も何も変化なく。
えー
このままかなぁ?
改善しないなぁ、
次、何をしようかなぁ?
と思いつつ、最優先事項でもないので、まぁいいや、と、上記ケアを惰性でダレーっと続けました。
トラブル脱出どころかシミ薄く、シワ無く、小さなイボが消失した
そして3ヶ月ほど。
忙しくて肌状態のことなど深く考える気にもならなかった12月初旬のある日。
うっそ~
気がつくと炎症や赤みが綺麗に引いています。
それは突然ではなく、徐々に完治に向かったのだし、なんとなくの良い変化は見て取れたけど、何度もぶり返しただけに信用する気になれませんでした。
私は何につけ、信用して裏切られてガッカリするくらいなら、はじめから信用しないに限るという考えを持っています。
なので、赤み系のトラブルがスカッと消えてしまって初めて信用した次第です。
それどころか、肌にハリ、弾力が付いて、プリプリしているし、顔色がスッと冴えています。
周囲が驚くほど。
左頬の小さなホクロみたいなシミ以外のぼんやりシミも更にぼんやり淡くなり、シワは相変わらず静止状態ではほぼ無いままで、目の下にクマも出ません。
そして何より!
目の下にできていて気になっていた小さなイボらしきものが綺麗に消失しているではないですか。
イボは昔々、液体窒素で取ったらソコが小さな火傷痕になったのがイヤ過ぎたから、レーザーでも受けなきゃかなぁ、予約は仕事でもないことで時間に括られるなんて、めんどくっさいなぁ、とか思っていたけただけに、勝手に消えて嬉しいです。
もう、まじビックリ。
ハーブウォーターやホホバオイルやティートリーにはそれなりのパワーはあるけれど、なかなかに地味なアイテムです。
秀でたアンチエイジング剤も美白剤も使っていないのに。
最低限の保湿液だけ、窯に数滴らしきセラミドだけ。
覆いは養分のないただの炭化水素(ワセリン)だけなのに。
なんでーーー。
製薬会社や化粧品会社などとの云々により、なかなか断言することはできないようですが、実際、皮膚科医や皮膚に関する専門家の方々によると「美肌はヒアルロン酸(などのオーソドックスな保湿剤)とワセリンだけで保てる」とのことではあります。
それは嘘のような真実なのかも知れません。
私はそこにプラス、血流促進を推奨します。
それと、最低限の保湿としっかり保護膜だけがケアの要なのか?と。
まとめ
しつこく詳しくいうと、
- 冷水とホットタオルの繰り返し」による血流促進
「ウォーターとホホバオイル(+ ティートリー)」による保湿
「ワセリン(orペロペト)」による保護
びっくりすることに、これだけが要だと思われます。
トラブルどころか、もともとあった粗まで消えてしまった事実は変えられません。
過去、何万円もする華やかな化粧品が好きで期待していた私には、このシンプル&チープなケアでそれらよりアンチエイジングが叶ってしまった残念な結果になったというか、とにかく驚きました。
トラブル続きで荒れていても、さして気にはしていませんでしたが、これだけ綺麗になると(肌だけな)、気分爽快です。
これが2025年の最たる驚異、
ということで、今年もそろそろ終わります。







