ーーーマチュア世代ターゲットのオーガニック美容液ーーー
目次 / contents
個人的に浮動冒険席が美容液席だから
Dr.ハウシュカの「レジェン」の美容液を使ってみました。
旧商品名は「マチュアスキンセラム」です。
って、美容液放浪してるなーという感じかもなのですが、ブログを再開したから、どうしても「面白そうなのはないか」という状態なのであります。
チャントアチャームもエッフェオーガニックも続けたいくらいに好きなんだけど、そんなこんなで新規開拓をしていたら顔が足りないだけ。
基本ケアは「大高酵素へーラルーノ、自作ブレンドオイル、(気が向けばオバジCセラム25)、ヘパリン類似物質系クリーム」で充分な状態だから、突っ込みどころこ浮動冒険席は美容液席になるわけで。
多分、私には本当は美容液の常用は不要なのだけど、試すのは楽しいです。
もしかしたら即効超絶良い変化があるとか、全く変化無しとか、何か面白いことがあるかも知れないから。
レジェンシリーズのターゲットは40代50代
Dr.ハウシュカの「レジェン」は、「エイジングサインが気になる40代、50代の女性のためのシリーズ」とあります。
えっo(;д;o)60代にはもうダメなの?
ってなキャッチですが、使うのは勝手なので使います。
「50代60代の女性のための」みたいなブツもこのところ増えてはいるけど、普通のドメスティックブランドは「ここがニッチだ!ここをターゲットにしてシリーズを作っちゃおうぜ。」みたいな商い臭がプンプンしたりするから魅力がなくて、自分が魅力を感じるブランドから探すと「50代60代のための」は私には見当たらないです。
一般的な化粧品の場合、ターゲット世代によって有効成分濃度や数、基剤の軽さ濃厚さの差があるでしょう。
ただ、経験上、50代が若い世代のラインを使っても効かないわけではないし、単純なスキンケアとしては充分な場合も多々です。
足りないとしたら「保護膜」。
加齢で不足していく必要な皮脂膜だと思われるので、私的にはハリ蘇生さえも期待できるローズヒップオイルやアルガンオイル、マカダミアナッツオイル及び馬タテガミオイルをケアに加えて、若い世代ターゲットのものも使います。
拗ねてみた
しかし。
冷静に考えれば、通常の世間では60定年だったりするから、ケアももういいんじゃね?みたいなのかな、と斜めに勘ぐるぐるぐる。
自身は、本人次第で責任を持ってオファーを受けるか受けないかだけの定年のない業界に居るのもあって、周囲には活力ある年上目上も沢山居るし、石鹸屋さんも作る体力がある限り続けてもいいわけで、唯一実感を持たされるはずの父も定年とは無関係で現役のまま76才まで勤めていたから、定年という言葉を身近で耳にしたことがなくてピンと来ないのです。
にしても、なんだか寂しい言葉だなー、定年って。
そうなのよね、本当はもう一旦、人生の幕引きをするような年齢なのよね、60才って。
哀愁、黄昏、枯れ落葉.....嗚呼ヽ(´Д`;)ノ
「40代50代のための」以上のラインが存在しなかったら現役面を維持しなくていいよ、と言われている気分になったりして。
とってもネガティブな卑屈野郎になってみた(≧▽≦)
悪あがきなく凛然と居たいだけの60代70代
けど、「第二の人生だ」とか「一生青春」なんてな発言をする人には引いちゃうのよ。
逆にそこに意識がありすぎて焦燥感や終焉を感じてるのかなぁ?って。
加えて「ね?ポジティブでしょ?」と押し付けられたら返答に苦しんで死にそう。
私は「もう後が短いな」とは思っていて、それはそれで「ここまで来た」な妙な安らぎは感じるし、ここからも第二の人生じゃなくて第一からの継続でしかなく。
目一杯歩いた今までのおバカなりの経験値はあるかもだけど、残り年数からすると夢や希望の振り幅は小さくなった、ってことは青春ではなくて晩年としか捉えられない。
なんてな返答をすると「いや、君ね、前向きにだね、云々かんぬん。」などと喜んで討論されそうだからイヤだ。
できるだけその話しが展開しないように反論せずに「ですね~。」とオトナスルーで誤魔化すのが逃げる道。
私はただただ、この晩年を悪あがきなく凛然と清潔に保ちたいと思うだけなのよ。
しかもチマチマ堅苦しさなくテキトーに。
70代になっても、アナ・ウィンターのように背筋を伸ばして毅然と歩き、常に何事も瞬時の強い決断力を持っていたいです。
そう、食事のメニュー選びもね、買い物も、そして人生を左右する内容もね。
迷うのは気に入らない証拠だから、止める選択も持ち続けたいです。
顔にも服装にもハリがないと、毅然歩行も決断力もパワーが不足しそうだからハリを求めるのよ。
ところでね、年取ると(重ねる、という綺麗な言葉は逆に澱の蓄積みたいで苦手です)、「円くなる」とか「大らかになる」なんてのは、どーでもいいことが増えるからなだけだと思うのよ。
さて、いつも余計な話しが長すぎますが(^_^;)
ホームページ時代からの読者様は慣れていると思われますが、検索でここにブチ当たった人は「いつになったらレジェンセラムの話題になるねん!」と怒っているかも。
こんなことを考えている者が書いているブログだとご理解ください。
やっと本題です。
若い肌とマチュア肌の決定的違いは
Dr.ハウシュカは内容成分の種類でターゲット年齢を仕分けしている様子ではあるけど、このレジェンシリーズは「若い肌とは違う肌状態とそのニーズに着目し肌自身に備わった力を引き出す」とあります。
「若い肌とは違う」は、突き詰めて煮しめて噛み砕くと「ハリが違う」、これに尽きる気がします。
この美容液は水溶性の美容液です。
ハリを与えてくれるエキスは、クインスシードエキス、アカツメクサエキス、コダカラベンケイ葉エキスなど、とのこと。
確かにこれらのエキスの働きには期待できます。
私が最も知りたいのは、ハリを実感できる配合量、そのバランスなのでしょうか。
体感してみるしかありません。
テクスチャーと他との相性
透明のジェル状セラムです。
全くの透明。
トロッとしているとかではなく、重たくはないけど本当にジェル状態で、スーッと伸びます。
馴染みは早くはないけど、極端に遅くもありません。
感覚としては強い浸透感を捉えにくいタイプだと思うけど、使い続けていると浸透しているという実感を持てるようになりました。
理由は効果です。
無理やりではなく、シンシンとハリがもたらされる感覚。
小さな分子のエキスは肌内部入って、肌表面には植物系の高分子だけが残るという感覚。
オバジのメラノCCの後で塗ると肌表面でモロモロというかザラブツが出て、塗ったものが剥がれた感じがしました。
オバジのC25セラムネオの後で塗った場合はモロモロもザラブツもなく、どちらも馴染みます。
私は他の美容液無しで、美容液自体はこれ単体で充分だとは思いますが、どうしてもビタミンC美容液などと併用したい場合は、ものによってはこの美容液が浸透したと感じるまでインターバルを置いた後で重ねるとモロモロは出ません。
他、次に重ねるクリームは、これ自体が水溶性でゆったり馴染むので、どのようなクリームとも仲違いなく相性はよいです。
香り
エタノールの匂いです(≧▽≦)
私がDr.ハウシュカの商品をあまり使わなくなった理由は、エタノールの配合比率が気になるからです。
多分に植物エキスの溶剤ですが、今回、久しぶりにエタノールの洗礼を受けました。
ヘーラールーノのように熟成されたエタノールではなく、ツンと来ます。
香料は天然由来の精油で、
「リナロール、シトロネロール、ゲラニオール、リモネン、シトラール、オイゲノール、安息香酸ベンジル」を含有とあります。
確かに微かに精油っぽい香りがしますが、直接嗅いだらエタノールがトップノートみたいなものです。
顔に塗るとエタノール臭は感じなくなります。
また、エタノールのせいで肌が乾燥したという実感はありません。
感覚的にはエタノール感はないのです。
乾燥を懸念する場合は、植物オイルなりラノリンクリームなりを併用したら大丈夫。
盤石を期す美容液
体感は、刺激もクセもない、しかしありそうでない種類のテクスチャーと後肌。
そして、使えば使うほどに特別感を感じる美容液です。
なんてことのない単純な成分構成に見えるし、最初はそこまで感じませんでしたが、なくなりかけたら補充したくなるほどに肌のハリに於いて安定感があります。
配合されたエキスがしっかり効くといった印象。
いわば、ハリが欲しい肌には盤石の構え。
充分に期待できると思います。
また好きな美容液が増えてしまいました。
追記・さすがのDr.ハウシュカ。
表面のヌルヌルで誤魔化さない力強さを感じます。
しばらく使い続けると、寝不足等で、イヤだー!なダルっと肌に出遭うことがなくなっていることに気づきました。
成分表
- 水
- エタノール=疎水性のエチル基と親水性のヒドロキシ基が結合した炭素数2の揮発性一価アルコール及び低級アルコール/抗菌・防腐による製品安定化剤.植物エキスなどを抽出する溶媒
- クインスシードエキス=バラ科のマルメロの種子に精製水を加えて得られる粘質液、グルコース、ペクチン等の糖類や多糖類を多量含有/保水作用、緩和作用、収れん作用、増粘剤
- グリセリン=天然油脂をケン化、もしくはプロピレンから合成して得られる吸湿性を有した多価アルコール/角質層の柔軟作用、水分量増加による保湿作用、バリア改善作用
- アカツメクサ葉エキス=マメ科の多年生の植物の葉から抽出したエキス、別名ムラサキツメクサ/女性ホルモン類似作用(イソフラボン類のゲニステインが豊富)
、保湿作用、酸化防止作用、炎症抑制作用、ハリと弾力保持作用 - アルギン酸Na=褐藻類の細胞膜に含まれる疎水性のアルギン酸にナトリウム塩を反応させて水溶性にしたアルギン酸ナトリウム塩、グルロン酸とマンヌロン酸が1,4-グリコシド結合した直鎖状多糖類、分子量約5万-24万/ゲル化剤、増粘剤
- コダカラベンケイ葉エキス=リュウキュウベンケイ属に属するコダカラベンケイの葉から抽出したエキス、ブファジエノライド類の強心配糖体であるダイグレモンチアニン含有/保湿作用、湿潤剤
- ハチミツ=ミツバチ科昆虫セイヨウミツバチが巣に集めた花の蜜を採取し不純物を除去して精製した蜜糖、一般的主成分は、糖類(フラクトース、グルコース、マルトース、スクロース、オリゴ糖)、微量成分(色素、香気物質、灰分、糖アルコール、ビタミン、アミノ酸、グルコン酸、窒素化合物、ミネラル)/皮表柔軟化、保湿作用
- グアーガム=マメ科植物クラスタマメの胚乳に存在、ガラクトマンナンに分類される直鎖状多糖類、植物系植物高分子/増粘剤
- ラウリン酸スクロース=スクロースを親水基としたモノエステル、多価アルコールエステル型のショ糖脂肪酸エステルに分類される分子量524.6の非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)/乳化剤
- 香料