メラノCC 薬用しみ 集中対策 プレミアム美容液/ロート製薬

ーーーやっぱりピュアビタミンC使っとこか~ーーー

な、この季節。
たまたまドラッグストアで目立つところにあったから見つけたんだけど、あれ?って。
プレミアムってなになに?

タイトル「オバジC25セラムネオ・メラノCC薬用しみ集中対策美容液/ロート製薬」の続編です。

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たまたま見つけたロート製薬メラノCC薬用しみ集中対策プレミアム美容液(販売名「メンソレータムRホワイトCGP」)

もともと価格に見合わない高い効果を感じる「メラノCC薬用しみ集中対策美容液」がプレミアムになっちゃたらすごそう~。
でもプレミアムなのに600円くらいしか変わらない、けど、もとが1000円くらいだから、もし1万円なら16000円にもなるってことでかなりグレード高い?みたいな、いつものようにくだらないことを思いながら、相変わらずサランラップや洗濯洗剤と一緒に即、買ってみました。

冬にはオバジC25セラムネオをお休みしていたし(厳密には使うのを忘れていた)、何かと盛ることが好きではないから、ついついメラノCCも使っていなかったけど、薄曇った冬空が明るい春空になるとクスミやらシミが目立つから、そろそろビタミンCを使いたくなっていました(厳密には思い出していました)。

オバジC25セラムネオは本気でビタミンCケアをしたい時には素晴らしく効果が高いと思うけど、「ビタミンCも使っとこか~」なヌルいサブアイテムとしては内容がすこぶる強いし内容なりに高価だし、やっぱり普通のメラノCCにしようかな、とかなんとかぼんやり思っていた矢先です。
2021年3月13日に発売だったようで、たまたますぐに見つけちゃった感じです。

普通のとプレミアムの違いって?

で、普通のメラノCCと何が違うんだ?って見てみたら、
「活性型ビタミンC」に加え、
・「3種のビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸2-グルコシド(アスコルビルグルコシド)、3-O-エチルアスコルビン酸、ビタミンCテトライソパルミテート)」.
・皮脂抑制成分「ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)(ピリドキシンHCl)」、
・抗炎症成分「アラントイン」
が配合されているとのことで、説明だけによると、要するに「ニキビ防止や過剰皮脂分泌抑制」に強いってことみたい
えーっ。
アンチエイジングじゃなくて、そっち?

もしかして、過剰な皮脂どころか皮脂が減少してしまうおばちゃんには皮脂を抑制するビタミンB6より、血行促進作用や美肌の素にもなるビタミンEが配合された普通のメラノCCの方が良かったかと思うも、プレミアムにもちゃんとビタミンEの配合はあります。
(酸化防止も兼ねていると思われ。)

これだけの説明を読むと、普通のメラノCCにスコルビルグルコシドと3-O-エチルアスコルビン酸とビリドキシンが加えられたって感じですが。

後でよく見ると、普通のメラノCCより複雑な構成

けど、複雑な構成は特に「無用ちゃう?なんで?」みたいな複雑さではなく、構成上必要だろうな分かりやすいものです。
複雑に見えるのは、形状を滑らかにしたり分散安定化させるため、または香料を水に溶解させるための可溶化剤であろう界面活性剤の「ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50」が「POE・POPデシルテトラデシルエーテル」というややこしい名前のものになり、感触改良的な助手に当たる(と思う)「エトキシジグリコール」が「1,3-プロパンジオール」や「PEG-8」になっているからかもです(フォーミュラに於ける用途はあくまでも「かも」。)。

また、「効きそう」な成分も多種、加えられていて、私は特に「アルピニアカツマダイ種子エキス」という、メラニン過剰分泌抑制剤に期待しました(後記・もとのメラノCCにも配合あり)。
紫外線炎症によるメラニンを生成するメラノサイトで、メラニンの生成を止めるシグナル(PLD1シグナル)を活性化させるそうです。

特許

で、調べてみたら、この商品には2つの特許があります。

現時点では特許出願中ですが、
「アスコルビン酸 + プロパンジオール + 3-O-エチルアスコルビン酸 + 水」
が配合されている、という特許。
高濃度のアスコルビン酸の配合は析出したりする点で難しく、これを解決して安定化するための処方だそうです。
また、これで(特にプロパンジオール必須)経皮吸収性を高めているそうです。
 
もう1つは特許登録済みで、
「アスコルビン酸 + 3-O-エチルアスコルビン酸 +PEG-8」
が配合されている、という特許。
これは一重にアスコルビン酸の安定を保つためのトリオです。

テクスチャー

これだけ構成が違うのに、テクスチャーは普通のメラノCCと差があるのかないのか、よく分からないくらい似ていて、無くなりかけで放置していた普通のメラノCCと比較もしてみたけれど、差はやっぱりよく分からない。

でも、しばらく使っていると、プレミアムの方が若干、粘度が高いかも。
だから「塗り応え」があるかも。
いや、かも、じゃなくて微差ですが、きっとそうです

微差といえば微差だけど、普通のメラノCCより、どのタイミングで突っ込んでも肌へのノリや貼りつきがよく、存在感があると思います

存在感があるということは、塗りたい、そして塗り忘れがないということ。

抗アレルギー疾患にいいかもなビリドキシン

そして。
この花粉や埃に加え、黄砂までが飛び交う春には目周りが痒くなったり、必ずのように調子が狂って1つ2つの赤いポッチが発生したりするのだけど、今期も長らくはびこっていた頬の小さな赤いポッチがプレミアムを使って2日くらいでボンヤリ見えなくなりました

赤いポッチは、もはや柄になっていたし、いつも春が初夏になったら治るから、特に気にしていなかったので、見えなくなったことにすら、すぐには気付きませんでしたが、ファンデーションを付ける時に「あれ?なくなってる?なくなってるやん。」。
というほどに静かに自然に素早く消えました。

これはしばし使っていなかったピュアビタミンCのせいかもだけど、もしかしたら「ピリドキシン」の抗アレルギー作用かな?

※ピリドキシンは、緑色植物や卵黄などに含有されているビタミンB6の化学名「ピリドキシン」の塩酸塩です。
化粧品ではピリドキシン、塩酸ピリドキシン(表示名称 ピリドキシンHCl)、ジカプリル酸ピリドキシン(表示名称 ジカプリル酸ピリドキシン)、ジパルミチン酸ピリドキシン(表示名称 ジパルミチン酸ピリドキシン)、トリパルミチン酸ピリドキシン(表示名称 トリパルミチン酸ピリドキシン)など、様々なビリドキシンがあります。
食すと、生体内のタンパク質や脂肪の代謝を促します。
皮膚への塗布では、過剰皮脂分泌抑制だけでなく、
抗アレルギー作用も持ち、肌荒れ防止、皮膚炎予防、湿疹予防作用もあります。
しかし「抗アレルギー作用」でありながら、アレルギーの報告があるという物質で、アレルギーの根幹によるということのようです。
欠乏するとヒスタミンが皮膚に異常に溜まってアレルギー症状が悪化する場合があります。
脂漏性皮膚炎が起きる場合もあります。
光やアルカリに対して不安定ですが、そもそも不安定なビタミンCを考慮したメラノCCの容器なら配合しやすいように思います。※

総括

ということで、私はメラノCCのプレミアム、いいと思います。
効く人(合う人)には、ビタミンCの効果として、きっと効きます。
他の成分も「付録」以上に存在感かあるように思います。

普通のメラノCCよりニキビ肌や過剰皮脂分泌肌にパワーを持つようではありますが、使ってみた体感では、肌が乾くこともないし、使わないより使った方が抗酸化力や美白力によるクスミ抜けを感じるし、毛穴も引き締まり、コラーゲン生成作用による肌の弾力も付いてきます

最初は「どっちでもいいや」と思ったけど、使ってみて肌ノリや貼り付き感、効力により、私はこれからは普通のメラノCCよりプレミアムを選びます

効かない(合わない)ビタミンC誘導体を使うくらいなら、たったの3%であれ、最も効果が高いピュアビタミンCを使いたいし、ついでに同時配合された誘導体ももしかしたら効くのかも知れません。

また、冒頭に書いたけど、どれだけその有効性を知っていても私にとってビタミンCはシンプルで居たい時にはアイテムとして省きやすく、使う場合も「使っとこか~」なヌルいサブアイテム。
だから、どうしてもビタミンCに頼りたい時は「オバジC25セラムネオ」を使い、「使っとこか~」に移行したら、効果がありながら非常に継続しやすいこのプレミアムを使います。

メラノCC 薬用しみ集中対策プレミアム美容液 成分表

「ビタミンCコスメ」はこちら。

●有効成分として

  • アスコルビン酸(活性型ビタミンC)=詳細はタイトル「ビタミンCコスメ」の「ピュアビタミンC」へ
  • ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)=上記へ。
  • アラントイン=プリン代謝経路の最終プリン代謝産物、水溶性の化合物、角質細胞増殖促進作用、創傷治癒作用
  • イソプロピルメチルフェノール=防腐剤、防カビ剤

●その他の成分

  • 3-O-エチルアスコルビン酸=水溶性ビタミンC誘導体、詳細はタイトル「ビタミンCコスメ」の「水溶性ビタミンC誘導体・アスコルビルエチル」へ。
  • L-アスコルビン酸2-グルコシド(アスコルビルグルコシド)=水溶性ビタミンC誘導体、詳細はタイトル「ビタミンCコスメ」の「水溶性ビタミンC誘導体・グルコシド型」へ。
  • ビタミンCテトライソパルミテート=油溶性ビタミンC誘導体、詳細はタイトル「ビタミンCコスメ」の「油溶性ビタミンC誘導体・テトラヘキシルデカン酸アスコルビル」へ。
  • ビタミンE=血行促進作用、製品の酸化防止剤
  • アルピニアカツマダイ種子エキス=ショウガ科のアルピニアカツマダイの種子から抽出されたエキス、含有する「カルダモニン」によるメラニンの過剰分泌抑制作用、抗炎症作用、抗菌抗カビ作用
  • レモンエキス=レモンの果実を圧搾、ろ過で得るレモン果汁の濃縮液をグリセリン添加、もしくはBGやPGで抽出して得たエキス、収斂作用
  • グレープフルーツエキス=皮膚の柔軟化、保湿作用、収れん作用、皮膚バリア機能改善作⽤
  • セリン=水溶性アミノ酸、分子量105.09、保湿作用
  • BG=アセトアルデヒドのアルドール縮合物を水素添加して得た多価アルコール、保湿、バリア改善作用、抗菌防腐剤、植物エキスの抽出溶媒
  • 1,3-プロパンジオール=糖を発酵させて得るさっぱりした感触と抗菌性を持つ二価アルコール、保湿作用、製品の安定化剤、ビタミンCの浸透を高める
  • 3-メチル-1,3-ブタンジオール=イソベンチルジオール、多価アルコールの一種、保湿、抗菌
  • PG=保湿剤、溶剤、粘度低下剤、安定化、刺激可能性
  • PEG-8=ポリエチレングリコール400、酸化エチレンを付加重合して得る多価アルコール、水溶性高分子、分子量7,400~9,000、水に不溶の物質を分散させる乳化補助剤、分散剤、増粘剤、保湿作用数字は重合度で大きいほどに水酸基化は小さく粘度は高い
  • 無水エタノール=純度99.5%以上のエタノール、炭素数2の揮発性一価アルコール(低級アルコール)、揮発性利用、製品安定化剤、香料や着色剤などの溶剤、植物エキスなどを抽出する溶媒
  • POE・POPデシルテトラデシルエーテル=PPG-6デシルテトラデセス-30、石油を原料とする非イオン(ノニオン)界面活性剤、乳化作用、香料を水に妖怪ウォッチするための可溶化残
  • ピロ亜硫酸Na=二亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、酸化防止剤
  • エデト酸塩=EDTAのこと、酸化防止剤、防腐剤
  • 香料=単一香料又は調合香料

メラノCC 薬用しみ集中対策美容液 成分表

※比較してみたい時のため、普通の「メラノCC薬用しみ集中対策美容液」の成分表を載せておきます※

●有効成分としてーーーーー

  • アスコルビン酸=ピュアビタミンC
  • 酢酸トコフェロール=ビタミンE、血行促進作用、酸化防止剤
  • グリチルリチン酸ジカリウム=消炎作用
  • イソプロピルメチルフェノール=防腐剤、防カビ剤

●その他成分ーーーーー

  • ビタミンCテトライソパルミテート=油溶性ビタミンC誘導体、
    詳細はタイトル「ビタミンCコスメ」の「油溶性ビタミンC誘導体」「テトラヘキシルデガン酸アスコルビル」へ
  • エトキシジグリコール=溶剤、粘度低下剤
  • ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50=合成界面活性剤
  • BG=保湿剤、溶剤、粘度低下剤
  • エデト酸塩=EDTAのこと、酸化防止剤、防腐剤
  • 香料=単一香料又は調合香料
 

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