付加価値ありの新レチノール、エリクシールシュペリエル レチノパワーリンクルクリーム

ーーー美肌効果成分が追加されたエリクシールシュペリエル レチノパワーリンクルクリームーーー

ヨイコじゃないので、一昨年夏前に医療機関ではなく自己責任で医薬品のレチノイン酸0,1%を使ってみたところ(0,025%ですら強いA反応を示すといわれていたのにナメてかかったため)、ベロベロ皮剥けビニール肌ダウンタイムに懲りてしまい、穏やかなレチノールからも長らく遠退いていました。
レチノイン酸は使い方や止め方が悪かったと思われ、よーく思い出せばココ辺りから、笑うと目の下に細かな妙なシワが発生する要因にもなったような。多分。
シワ取りクリーム乱用でシワ発生て
笑える
いや、笑えねー。

けど、レチノイン酸に比べると穏やかに効くレチノールの効果は私にはスルーし難く、また使い始めています。
以前使っていた資生堂のエリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリーム」はリニューアルして、「エリクシールシュペリエル レチノパワーリンクルクリーム」になっていました。

※レチノールの効果や注意については、当サイトのトップページの検索機能にて「レチノール」で検索、「エリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリーム」をご一読くださいませ。※

(私がこの資生堂のレチノール商品を選ぶ第一の理由は、酸化しやすく壊れやすいレチノールをでき得る限り護っている「容器」です。)

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レチノールがレチノイン酸受容体にくっつくまでの経緯

レチノイン酸体験を書いたついでに先に面倒な話しをしますが、
レチノールは

レチナールに変換

レチノイン酸に変換

レチノイン酸受容体にくっつく

つまりレチノールはレチノイン酸のようにダイレクトに受容体にくっつかないので、通常は強烈なA反応もなく、ダラダラ長期間使用で効果が発現します。

※余談・新しく出てきたレチノール「グナラクティブレチノール」は、レチノール~レチノイン酸への経緯なくダイレクトに受容体にくっつくので効果が早いそうですが、まだ文献も少なく、出回っていません。
が、一応、「朝晩2%でシワに効果があるかも」「5%でシワ改善かも」とのこと。
「レチノール1%=グナラクティブレチノール10%」とのことです。※

レチノイン酸受容体って?

「レチノイン酸受容体」とは。
受容体は、内分泌系、神経系、免疫系からの情報伝達物質を認識、結合して、細胞内の核へ情報を伝える役目を果たし、その指令に基づいた働きをします。
レチノイン酸受容体は「鍵穴」、レチノイン酸(刺激)は「鍵」みたいな感じです。

レチノイン酸は脂溶性で水に溶けにくく油に溶けやすい物質で、その受容体は細胞の表面ではなく核の中にあります。
受容体は、レチノイン酸受容体(Retinoic acid
receptor, RAR)とレチノイド X 受容体(retinoid X receptor, RXR)という 2種類のタンパクが結合したもの(ヘテロ二量体 = heterodimer)で、この受容体は脊椎動物では配列特異的に DNA に結合し、レチノイン酸と結合すると転写活性化因子として働くそうです。

リニューアル

この資生堂のレチノール化粧品はどのようにリニューアルされたのかというと、謳いによると「効果を実感するまでにかかっていた時間が短くなった」とのこと。
もともとレチノールは脂溶性で分子量は286,5と小さいから浸透しやすいのに、もっと素早くとは?
レチノイン酸受容体に到達する速さを早めたのでしょうか。

謳いによる大事なもう1つの特徴は
「肌表面が硬くなり、肌奥へとシワが進行するメカニズムに着目したことだそうです。
それは資生堂独自に開発した「肌内外3D弾力イメージング技術」による新知見で、
シワのある肌は
「表面(角層)は硬く内部(真皮)は柔らかい」

「表情などの負担で圧力負荷がかかってシワが加速しやすい(メカニカルストレス)」

「進行するとコラーゲンを分解する酵素の産生が促される」

という「2層(角層と真皮)の肌ギャップ」
その対策は、簡単にいうと「角層を柔らかくする」です。

レチノールそのものの効果は
・表皮ヒアルロン酸の産生
・真皮のコラーゲン密度を高める
・肌全体の代謝を促進
・角層水分量を増加。
訳すと「肌の生まれ代わりを促しつつ、肌を表皮からも真皮からもふっくらさせてシワを失くす」
魔法みたいな現実を抱えています。

メカニズムは、
表皮細胞に働きかけて分裂速度を速める

表皮細胞の数が増える

表皮を厚くする

シワを目立たなくする

※ ただし「レチノール(レチノイン酸)は表皮を厚くしてシワを取る」という言葉は勘違いされやすい言い間違いに当たると思います。
何故なら、表皮が厚くなるということの実際は、錯角化や乾癬に繋がるからです。
レチノール(レチノイン酸)は「表皮を厚くする」ではなく正しくは「表皮をコントロールする」です。※

レチノールはこれらの効果が出るまでには数週間の時間がかかる(ことになっている)ので、今回のリニューアルはもっと早く効果が出るようにしようぜ、角層と真皮の2層ギャップをくい止めるべく角層を柔らかくしようぜ、といったコンセプトのようです。

旧エンリッチドリンクルクリームの成分は特には「レチノール」だけが突出した単純な内容でしたが、
新「レチノパワーリンクルクリーム」は
効果を早めるための「複合油分を添加したレチナジーエッセンス(ヒマシ油、アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル、ジピバリン酸トリプロピレングリコール、マヨラナエキス、グリセリン)」
を加えることで角層への浸透を早める
とのことです。

この「レチナジーエッセンス」は、そもそも主役成分のレチノール自体が角層を柔らかくすることに上乗せして更に皮膚表面の柔軟性を保持する作用を持ちつつ、保湿力も高めてくれる作用も併せ持ちます。
これは年齢と共に「硬さが増す角層と柔らかくなる真皮層のギャップが深いシワに繋がる」ことへの抵抗でしょう。

「シワ改善有効成分の純粋レチノールをより届きやすくする新処方を採用」、
はしょると
「角層を柔らかく=素早い効果+真皮とのギャップ埋め」です。

※ 調べていて分かったのですが、リニューアルはそれを謳ってはいませんが、結果的に美肌効果が高まっていると思います。詳しくは下記「複合効果あり(多分、使って損なし(多分))」へ。※

使い方

使い方。
これ、何につけ能書などは無視して、自分理屈の上で勝手に良いであろうと感じるままに自由に使う私が思っているより、かなり大事なことみたいです。
正しくは「お手入れの最後」に使います。
素肌に直接塗布するにはA反応による刺激が強い人があるからか?と思っていましたが、そうではなく、どうやら、まずは「基礎ケア柔軟に仕上げた状態の肌」に使いなさいってことみたいです。

「きちんと肌を柔軟に耕してから使うべし」であれば、(刺激がない人は)最後のクリームの前でも良いと思います。
クリームの質にもよりますが、冬場に重ためのクリームを使う場合などは、本気で効かせたかったらクリームの前の方がより浸透する気がします(気がするだけで根拠は持っていません)。

リンクルパワークリーム自体が
・「脇役(レチナジーエッセンス)で角層を柔らかくして、
・主役(レチノール)で角層を柔らかくする」、
プラス
・先に基礎ケアで肌を柔軟にしてから使ってね、
ということは、肌はとにかくしつこくヤワヤワにしましょうね、ということになります。

要するに「ちゃんと耕した肌に塗る」を鉄則としてさえいれば、効果が出やすいのだと思われます

一応、意味や理由からして、私はケアの最後ではないですが「美容液の後辺り、クリームの前」に使用しています。
真面目パターンでいうと、
「フローラルウォーター(ヘーラールーノ)→自作ブレンドオイル→保湿化粧水→美容液」
の後、「クリーム」の前に使います。
(不真面目パターンは保湿化粧水や美容液を省いたパターンです。)
とりあえず問題なく居ります。

新旧の成分の違い

新旧の効果成分を書き出してみました。

⚫旧製品 (エンリッチドリンクルクリーム)
水溶性コラーゲン(F)
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム
酵母エキス(3)
マリンエラスチン
クララエキス(1)

⚫新製品(リンクルパワークリーム)
ひまし油
マヨナラエキス
イノシット
ムクロジエキス
ローズマリー油
水溶性コラーゲン(F)
タイムエキス(1)
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム
ローズマリーエキス
ウコンエキス
酵母エキス(3)
クララエキス(1)
ブリエラスチン

けっこうな違いがありました。
新製品には謳いよりパワフルな複合効果があります
何故、そのことを前面に打ち出さないのかは謎。

打ち出さないけど公式ホームページによると、リンクルパワークリームは
「完成型へ...」
おぉ、完成しちまったのか。
なんか...wwwすごいキャッチです。
次のリニューアルの時は「完成型を越えた...」とかになるのかな?

過去からずっと資生堂のレチノール化粧品の主役はあくまでもレチノール、潔くも単純にレチノールでした。
発売以来、初のシワ改善効果を取得した資生堂レチノール商品は、レチノールを壊さないしっかりした容器の信頼性もあり、ずっと人気のようですが、同じままアグラはかいていられるメーカーではないだけに「レチナジーエッセンス」を開発して加え、効果を早めて更にシワ改善効果を高みへ、
って感じかと。

複合効果あり(多分)・使って損無し(多分

けど!
旧製品も新製品も私の記憶が正しければ価格に変わりはなく。
それなのに効果成分がてんこ盛り。
(各々、実効濃度かどうかは知らんけど。)
このランクなのに表皮にも基底膜にも真皮までにも届くケアができるかも、なほどの複合効果が期待できる内容です。

何故なら
・ヒマシ油=保湿保護、角層柔軟
・マヨラナエキス=スーパーオキシド生成阻害による抗酸化作用、肌荒れ改善
・イノシット= 真皮幹細胞の機能を保つ成長因子の発現を高める、皮脂バランスの正常化
・ムクロジエキス= 基底膜分解抑制(ヘパラナーゼ活性抑制による)
・ローズマリー油=保湿、皮膚コンディショニング
・水溶性コラーゲン(F)=保湿
・タイムエキス(1)= 豊富なポリフェノールによる肌の浄化、抗酸化、防腐効果、鎮痙、フィラグリン産生促進による保湿作用、収れん作用、抗炎症作用、抗菌作用、チロシナーゼ活性阻害
・アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム=保湿
・ローズマリーエキス=水分油分のバランス調整、毛穴引き締め、真皮空洞化抑制によるたるみ改善
・ウコンエキス=クルクミンの抗酸化作用によるシミやくすみの改善、炎症物質の抑制によるニキビ肌荒れ解消、ゼラチナーゼ活性阻害による表皮幹細胞活性
・酵母エキス(3)= アミノ酸による肌細胞の生成、傷ついた皮膚細胞の修復効果、肌の水分蒸発防止による保湿による老化予防、真皮機能強化(細胞接着因子インテグリン強化)
・クララエキス(1)=プラスミン阻害による抗アレルギー作用、好中球エラスターゼ活性阻害による抗老化作用、α-MSH阻害による美白作用、アクネ菌増殖抑制による抗菌作用 、コラーゲンエラスチン分解抑制、酸化防止
・ブリエラスチン =ブリの心臓動脈球を酵素分解して得られる加水分解エラスチン、 弾性繊維を豊富に含有、肌にハリをもたらす

こうして並べてみると素晴らしい。
私個人の意見ですが、確実な複合効果を目指すなら、いっそクレ・ド・ポー・ボーテのセラムラフェルミサンSnを使えばいいように思いますが(実際に効果があるかどうかは知らんけど)、庶民な私には45日分(ザツに出す私には多分35日分くらい)36,000円越えの美容液を継続できるイメージは湧きません。
ステージ違いで比べるものではないけど、このレチノパワーリンクルクリームなら継続できるイメージが湧くし、乾燥、シワ、たるみ、くすみ、細胞レベルの代謝促進などなどのあらゆるエイジングサインを甲斐甲斐しくやっつけてくれそうな構成なのです。

※ちなみに資生堂では2024年に一部商品が「価格改定という名の一斉値上げ」が予定されているそうです。
資生堂だけってことはなく、あらゆる国産メーカーも外資メーカーも上がります。ひぇぇ。※

「部分用」ですが、そこんとこ無視して顔全体に高機能美容液として塗りたいくらいの構成です。

ただ、もちろん通常の化粧品であり、いや、通常ではないかも、「なんでそんなに必要なん?」ってくらいの成分数の構成で、肌環境に良いものばかりで構成されているわけではありません
「すぐにヤバいもの」はないのですが、「蓄積したくはないもの」の配合はあります。
自身の代謝機能を信じて使える人は使い得かと。

ちなみに「全成分」は以下です。
ーーー
全成分/
有効成分・レチノール,酢酸DL-α-トコフェロール
その他の成分・ヒマシ油,アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル,ジピバリン酸トリプロピレングリコール,マヨラナエキス,精製水,テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット,1,3-ブチレングリコール,濃グリセリン,ジプロピレングリコール,エタノール,ポリエチレングリコール1000,メチルポリシロキサン,アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体/イソヘキサデカン/ポリソルベート80,ポリプロピレングリコール,ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油,トリイソステアリン酸グリセリル,ベヘニルアルコール,ヒドロキシエチルセルロース,ポリビニルアルコール,カルボキシビニルポリマー,ステアリルアルコール,水酸化カリウム,モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.),ジブチルヒドロキシトルエン,エデト酸二ナトリウム,メタリン酸ナトリウム,イノシット,ムクロジエキス,ローズマリー油,ピロ亜硫酸ナトリウム,水溶性コラーゲン(F),タイムエキス(1),アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム,ローズマリーエキス,ウコンエキス,酵母エキス(3),クララエキス(1),ブリエラスチン,フェノキシエタノール,香料,黄酸化鉄/

テクスチャーと正しい適量

緩めのクリーム状です。
目元だけのピンポイント塗りが難しい程度の緩さだと思います。
で、私はいつもチューブから出し過ぎるので、ほぼ全顔に伸びちゃっています。
成分構成を見て、これは全顔塗りしても良きものであることが判明して以来は(あくまでも私個人的感想によるものです)、伸ばしまくっても気にしなくなりました。

以前調べた時のよく分からないレチノールプロトコルもどきは無視して継続使用2本目、3ヶ月目です。

ただし。
予備の3本目を購入した際に驚きました。
「10日分プレゼント」がくっついて来たのですが、なんと2グラム。(もしかしたら10回分表示だったかも?)
要するにメーカーの適量は10日分が2グラム。
と、と、とぉかで2グラム?
(実際、推奨量は1回0,2グラムみたいです。)
んじゃ、本体22グラムは規定通りなら110回分!?
えーっ
いや、多分、目元だけの場合の適量だと思われます。
2グラムは、仮に全顔でなくても、ほうれい線や首にも塗布する方は110日分にはならないと思います。
にしても、私は1回0,2グラムだけをチューブから出す技術は持ち合わせていません。

追記・後で調べてみると、朝晩使用の場合、「S15g=1ヵ月分」「L22g=1,5ヵ月分」だそうで、「1日約0,5g」。
いずれにせよ、私が特に使い過ぎているわけではないようです。

※ 余談・初めてリニューアル版を購入した際、マツキヨでなんの躊躇もなく棚からパッと取ってレジに向かうと、居合わせた美容部員さん?が走り寄って来られて、「期間中、このハガキに2本分を購入したレシートを貼って送っていただきましたら、もう1本、現品のプレゼントが届きます。」と言いながら専用のハガキを渡されました。
ほぉぉ、現品が?♪
でも、今時、レシートを貼ってハガキで送るて(@_@)
私の石鹸屋さんの梱包並みにアナログなことをしている大企業ってあるんだ?
確かにメールで写真送付じゃ他人のレシートを撮っても分からないかも?
レシートは捨ててしまいそうだから、買ってすぐにハガキに挟んでおきましたが、案の定、途中で忘れてしまって、3本目のレシートで思い出し、幸いにもギリギリ期間内の年末に思い出して送ってみました。
ちょっと嬉しい♪※

化粧品のレチノール濃度 & 使うに当たって

レチノールの効果はレチノイン酸の1/10~1/20といわれています。
そしてレチノールは
「A反応が出ないギリギリで長期間使う」

が正しいそうです。
A反応の片鱗も発現しない私は、どこがギリギリなのか?まぁいいや。
そもそも、この新しいレチノパワーリンクルクリームは、レチノールカプセル化などなどにより、旧商品より処方がマイルドになっているそうです。

市販化粧品のレチノール濃度についてずっと分からずに居たのですが、ノロノロと見つけました。
上限「250,000Iuまで」(IU=活性の単位=生体に対する効力の量を表す単位)みたいです。
(トゥヴェールやキールズなど0,1%濃度も存在するので「みたい」なだけではあります。)
250,000IUは換算すると「0,04%」。
これは...ほぼ効果もリスクもない
濃度ではあります( ;∀;)
あらら。
(資生堂のみが認可されている医薬部外品については違うかも。)

それでも、敏感肌の方は注意して使いましょう。
乾燥肌の方も場合によってはバリア機能が弱っているので少しずつ試しましょう。
A反応が発生した場合は、決して好転反応ではないので、すぐにも使用は止めましょう

再開理由

そればっかり考えているわけでも人生をかけて悩んでいるわけもないけれど、フとした拍子にやっぱりまだ左目の下が気になります(輪郭の地盤沈下も同じくらいイヤだ)。
笑うと左目下の目頭側の涙袋に複雑な小さな線が。
目の下全体で見れば、やはりタルミが襲って来ているので、日によってはまだ「影」が気になります。
来年は四捨五入で70にもなるのにこんなこと考えているなんて頭空っぽなんじゃない?なんても思ってはいるのですが。

肌自体は乾燥とは全く無縁で常にシットリしています。
ファンデーションやパウダーはなんでもノリノリで、昔の「乾燥ガビガビ崩れ」を鼻先で笑えます。
でも、「乾燥ジワ」ではないということは、改善が非常に難しいということになります。

この年齢になってようやく強く実感しました。
目の上下は実にうらめしい構造であることを。
目の下の皮膚が非常に薄く繊細なことは知ってはいたし、瞬きで酷使するし、骨でいうと目玉のくり抜き部分のせいでフラットになってくれません。
顔って、なんやかんやの機能性パーツがある上に表情のせいで動きまくるから...
のっぺらぼうだと楽なんだろうな、と思いま...怖いわ(-_-;)

また、我が人生マックスほどに太って喜んでいたところ(昔から太りたかった)、秋からやたらと多忙が重なったため動きが激しかったのか、努力なく勝手に痩せてきたので、これもマズい。
年を重ねたら太った方が顔もフックラして幸せそうだし老け込みません(問題はアゴのシャープさが無くなり、タルタルする点ですが)。
けど、痩せるときっと頬骨が突起して頬がコケ、目周りが凹んだお疲れ顔になりやすいのです。
自身の骨格から推測するには、私曰くは「痩せたらドクロ顔になるからイヤだ」。
で、余計に目周りの状態に神経質になっています。

目周りで助かっているのは目尻だけ。
目尻のシワはバカ笑いの時にニョワッと寄るけど、残留はありません。
でも、目尻なら骨という硬いところに皮膚があるし、攻撃的なケアでピンと張りそうだから希望があります
目の下の目玉のところはヤワヤワで皮膚が伸縮するからケアがなかなかにやりにくいんだよね。
最悪。

40%の精油濃度にした自作ブレンドオイルで影はかなり軽減したけど、なんといえば良いのか
目の下以外にもついでに伸ばすものだから、肌全体がどんどん冴えて丈夫になったという不本意?いや、嬉しいオマケが
いやいやいや、そこじゃない、そこはずっと保ってる、私は目の下が気になるっちゅうのよ。

40才の時、「ケアは10年先のためのもの」と考えていたのだけど、もはや10年先は74才。
清潔でさえあればもうどーでもエエわ
とは思っているのよ、ほんと。
でも、もしかして神隠しの湯婆婆とかスターウォーズのヨーダとか、あるいは銀魂のお登勢みたいになるかも知れんと思ったら、世の中の子供たちが怖がるじゃん。
それはそれで面白そうだけど、むぅ。
元の顔の造作ではなくて「内面を表す顔つき」に於いて「40才過ぎたら自分の顔に責任を持て」って言うのは実感するからして、「63才過ぎる自分の顔に責任を持って妖怪婆ちゃんは回避したく」はあり。
で、とりあえずレチノール再開なのでした。
(しょっちゅう止めるから厳密には再再再再再再開くらいだけど、ここ数年でなら再開。)

再開以降も途中途中、他に夢中になって顔のことなんか忘れかけたりもするけど、せめてもと、レチノールだけは塗っておけ、みたいな感じです。
まぁ、努力とか頑張りをした分の見返りは多少あるかもだけど、究極、「なるようになる、なるようにしかならん」とは思っています。

効果

多分にレチノパワーリンクルクリームの私が求める効果実感はドラスティックではありません
効いてる?
はて?
どう?
みたいな。

レチノールね効果実感は1週間0,47だそうですが?
そりゃそうか
配合上限だとしても、ノーリスクノーリターンの0,04%みたいだもん(確かではない)。

ただ、湯婆婆にならぬような予防になっている気はします。
「予防効果」って、全然目に見えないし退屈だし、実際は曖昧でよく分からないのだけど、例えば「生活習慣病の予防」は確実に効果があるわけで、とても大事なことなのでしょう。

それより、自作ブレンドオイルと同じく顔全体に伸ばしてしまうから、他の美容成分と共に手応えに繋がり、これはタカビーでもなんでもなく、どんどん素肌が綺麗、つまりは丈夫で健全になってしまいました。
違う、全体はもういい、目の下!
と思いながら過ごしています。

でも一ついいことがあります。
現在、いわゆる美白剤は使っていないのですが、ちょっと肌色が綺麗になった気がします

余談・ニールワン

ついで話しになりますが。
ここ数年、目元に特に効果が高い成分としては「レチノール」と共に「ポーラのリンクルショットメディカルセラムN」で有名な「ニールワン」が上げられます。
ニールワンは、
肌の中で(見えない)炎症が起こると、それを「傷と勘違いして集まって真皮の大部分を占めるI型コラーゲンを分解する」好中球エラスターゼを阻害してくれます。

でも、私の場合には撃沈しました。
なんとなくな効果は見られた気はしたけど、他を使っても似たような効果はあるから、これでなきゃダメという指標にはならず。
長期使用必須のニールワン。
2本しか使っていないので絶対ではなく、なんとも言えないけど、ピンと来ないのに硬いテクスチャーが好きになれず、次第に使わなくなって止めました。

で、ニールワンは、長い継続使用前提で、口元や頬にまで及んじゃった深いシワにこそ効果を発揮する様子。
目元ならコメカミに至る目尻の残留シワに効く様子。

つまり目尻シワやホウレイ線が無い私には不要と判断して、2本の途中で使い忘れ出し、結果的に放り出した格好です(基本、4ヶ月間で1本を使うようですが、ホンマかな?1ヶ月半くらいで1本だった私はこれまた無駄に出し過ぎ。
批判ではなく、ニールワンは今の私には必要じゃなかったというだけです。

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